2021-01-01から1年間の記事一覧
ハングル能力検定5級を取った話(勉強の記録)最終回です。時間をかければある程度は解けるようになってきましたが、いかんせん試験本番では時間をかけられません。そんなわけで、試験1週間前くらいに過去問『2020年版 ハングル能力検定試験 過去問題集 5級…
「白頭山(ペクトゥ-サン)」とは北朝鮮と中国の国境付近に位置する火山の名前。この映画何がすごいって、開始早々に大地震で朝鮮半島が壊滅します。エンタメのためなら自国をも躊躇なく破壊する、これぞ韓国映画の強みよ……。しかもハリウッド映画級のクライ…
『横道世之介』『おらおらでひとりいぐも』などの沖田修一監督作品ということで、この2作がとても気に入ったわたしとしては期待値をかなり上げていたのですが、ツボとか好みってなかなかシビアだなあと思ったりした次第。つまり、ちょっと合わなかったな〜寄…
(多分ネタバレなし)『鳩の撃退法』を観てきました。佐藤正午さんによる同名小説が原作とのことですが、文学に疎すぎるわたしは本作の予告編で初めてそのタイトルと対面。なんだ鳩の撃退法って、えらくかっこいいタイトルだな! KIRINJIのこれまたかっこい…
『戦場のメリークリスマス 4K修復版』を観てきました。坂本龍一さんによる同名のテーマ曲はあまりにも有名ですが、それ以外のことをあまりにも知らなすぎたこの映画。そもそも日本人監督の作品であることすら知りませんでした(っていうレベルの感想を書きま…
新作洋画渋滞中の8月、ようやく『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』を観ました。最低&最高でした。ネズミNGな人以外には全力でお勧めしたい、この夏のNo.1です。 ただし念のため補足しておきますと、言うてもこの映画スプラッターコメディなので…
棒読み、無表情、曲がり角は直角に。「かなり変な映画」だという評判は聞いていたので楽しみにしていたのですが、これが想像以上に曲者でした。 シュールにシニカルに「戦争」を想起させるような内容の作品なのかなと思っていたのですけど、蓋を開けてみれば…
現在公開中の映画『フリー・ガイ』を観てきました。昨年、最初の緊急事態宣言で映画館が営業休止になる直前あたりに友人と「あれ面白そうだよね」なんて話をした記憶があります。丸一年の延期を経て、やっと会えたねブルー・シャツ・ガイ。 まず最初に書いち…
1961年から1965年にかけて「1年1作」で作られた、内田吐夢監督の映画『宮本武蔵』シリーズ全5作を一気見しました。最初の3作は短めでサクサクいけるのと、毎回あからさまな「続く!」で終わるため、ドラマ感覚であっという間に完走。 ちなみに「わりと夢中で…
先に総括しておきます。まず単純に青春群像劇としてめちゃめちゃ楽しい! 97分という短い尺でありながら登場人物全員が輝いてます。そして前述の説明だと誤解されそうですが本作はキラキラ恋愛映画もチャンバラ時代劇も等しく称える映画讃歌です! ぜひスク…
盆明け、免許更新の足で『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』を観てきました。「もしも道路交通法がなくなったら……」をテーマにした優良者用講習ビデオです。ちょっと長かったです。 そんな(?)本作は『ワイルド・スピード』シリーズ9作目。じつはわ…
いやはや……めっちゃ良かった……。素晴らしかった。尺は143分、結構長いんです。しかし一瞬の隙もない。ひたすら完璧。え、ちょっと、「この密度の完璧」でどこまでいくつもり??と心配にすらなる完璧。そしてそれが最後まで続く。一切の妥協なく作り込まれた…
以前から一番興味があったタイトルは本作かもしれません。なんか面白そうじゃないですか、「裏窓」って響き。そんな予感は的中し、かなり好きなタイプの作品でした。2021年の今観ると「ステイホーム映画の最高峰」などと言いたくなってしまう内容でもあり。…
かなり異色のタイムトラベル恋愛映画『ある日どこかで』を観ました。すごく……すごく良かったけど強烈なトラウマ映画にもなった感。寝る直前に観るもんじゃなかったな。 観たきっかけは、大林宣彦監督の『時をかける少女(1983)』。こちらの劇伴は松任谷正隆…
じつは観たことがないだなんて口が裂けても言えないのでこっそりヒッチコックを初見していこう週間、2本目は『めまい』です。はい、こちら前回の『サイコ(1960)』以上に100%初見です。逆にすごいと思うんです。 例によってネタバレ気にせず書いていきます…
大きな声では言えないのですが、ヒッチコックの『サイコ』を初めて観ました。どういうわけか縁がなく、これまでヒッチコックは『北北西に進路を取れ(1959)』しか観たことがなかったのです(それすらも観た理由が思い出せぬ)。 スリラー好きなのにこれは流…
山田洋次監督の最新作『キネマの神様』を観てきました。ちなみにわたし、山田洋次監督の作品はずばり『幸福の黄色いハンカチ(1977)』しか観たことがないという、「寅さん」すら全く観たことがないという、そんな超門外漢でございます。それがなぜ今回は観…
アニメーション映画『サイダーのように言葉が湧き上がる』を観てきました。本来は2020年5月公開予定だったとのことで、だいぶ延期になりましたね。 ちなみにこれアニメ音楽レーベル「フライングドッグ」の10周年記念作品だということを、所属アーティスト坂…
この映画を、初見から「すごくいい映画だった!感動した!」と絶賛できる強者はなかなかいないのではないかと思います。それよりもまずは圧倒されたとか、よく分からんけどすごかったとか、そのあたりが大多数でしょう。 わたしもガイド制作作業を始めるまで…
新旧織り交ぜて16本、いい感じです。長らく未使用の固定費と化していたDisney+も『ファルコン〜』『ロキ』で一気に取り戻しました。噂に違わず『ロキ』おもしろかったなあ。「自分と向き合う」ことをこんなふうに描けるなんて、MCU恐るべし。 さて、新作粒揃…
お知らせです。大林宣彦監督の遺作『海辺の映画館─キネマの玉手箱』が、8/1(日)から2週間限定でユニバーサルシアター「シネマ・チュプキ・タバタ」にてバリアフリー上映されます。目や耳が不自由な方でも、車椅子の方でも、小さなお子様連れの方でも映画を楽…
『サマーウォーズ』で舞台となっていた「インターネット上の仮想空間」がどうやら再び登場するらしいことにとても驚きました。それも「二番煎じ」と揶揄できないくらい大胆なセルフオマージュもしくは連作、言ってしまえば『サマーウォーズ2』くらいの開き直…
前回は韓国語勉強を始めたきっかけと、最初の一歩「ハングルの読み方を知る」までを書きました。今回は、検定試験に向けた勉強のことを書いていきたいと思います。 韓国語の文法は日本語と同じ順番です。つまり「韓国語」「の」「文法」「は」「日本語」「と…
ハングル能力検定5級を取りました。どんな経緯で受けることにしたのか、どんな勉強をしたのか、といったことを順番に書いていきます。 <きっかけは『愛の不時着』のアレ> 『パラサイト 半地下の家族』『愛の不時着』『梨泰院クラス』などにより何度目かの…
MCU最新作『ブラック・ウィドウ』を観ました。感想は「面白かったけど、忘れていることが多すぎた」。 てなことで、関連作をいろいろ観ていたここ一週間でした。まずはDisney +で配信中のドラマシリーズ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』全6話。『ブラ…
先日『トラスト・ミー(1990)』で初ハートリーしたばかりのハル・ハートリー監督作品、続けて『愛・アマチュア』を観てみました。なんやねんって感じの邦題ではありますが、30年近く経てばまあこれくらいキャッチーなほうが残りやすいのかもしれません。『…
韓国映画『SEOBOK/ソボク』を観ました。主演はコン・ユとパク・ボゴム。大好きなんですわたし、コン・ユ。『トガニ』『新感染』『82年生まれ、キム・ジヨン』どれも絶品のコン・ユでしたが今回も最高にコン・ユしてました。 本作、「永遠の命を持つ生命体」…
これまず、変な邦題をつけずにそのまま公開してくれたのが嬉しい! 配給会社様、ありがとうございます。 さてこの作品、そのポップなキービジュアルから『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』みたいな映画を想像する方も多いことでしょう。マーゴット・ロビー…
田端のユニバーサル・シアター「シネマ・チュプキ・タバタ」7月前半のプログラムで鑑賞した沖縄関連の映画を2本、まとめて書きます。書いてたら長くなったのでまとめなくてもよかったかもしれない(いつものこと)。 『カタブイ 沖縄に生きる(2016)』 『返…
ハル・ハートリー監督、どうやらミニシアターブーム世代の方々には超懐かしい!!って感じみたいなんですが1986年生まれのわたし的には馴染みがなくてですね。せっかくの機会なので初ハートリー、観てみることにしました。 で、確かにこれ、30年前の映画とは…