坂口恭平さん(以後敬称略)の人生活動を追ったドキュメンタリー『TRUE KYOHEI SAKAGUCHI SHOW 坂口恭平生活』。今月のはじめに観た映画なのだけどずっと頭に残っていて、人と感想を話すこともまだあって、ポレポレ東中野でGWにアンコール上映も決まったとの…
坂本真綾さんの30周年記念ライブへ行ってきた。有明アリーナで2日間(2026年4月18日、19日)、バンドメンバーもセットリストも変えて歌手活動30年間を祝す公演。2日間とも参加した。これは細かい感想ではなく、最低限の感情の記録と、あらためて自分と坂本真…
ライムスター宇多丸さんがTBSラジオでずっと続けている映画時評コーナー、現在は「アフター6ジャンクション2」内の「ムービーウォッチメン」。ガチャガチャで作品を決めて翌週の放送で評論するというランダム性が特徴だが、去年からはわたしも「ガチャで当た…
ろう者の世界を描いた作品は近年とても増えており、それらを観ることで自分の認識を改めたり、新しい世界を知ったりするきっかけとなっている。新宿武蔵野館で先日観た香港の劇映画『私たちの話し方』は、またひとつ解像度を上げてくれる作品だった。 香港で…
新宿を舞台にした映画が好き。この場合の新宿は、主に歌舞伎町を指している。「新宿映画」は「ニューヨーク映画」とも近いと思う。ニューヨーク映画をニューヨークで観ることはなかなか叶わないけれど、さいわい東京あたりに産み落とされたわたしは新宿映画…
『ハムネット』というタイトルを聞いた印象は「ハムレット」のパロディかな、くらいの、かと言ってシェイクスピアのことなど何も知らないのだけど、実際のところはそのシェイクスピアの息子がハムネットという名前らしい。そしてそのハムネット君がかの「ハ…
またちょっと書けないターンに入っているも、そのなかで『片思い世界』についてはさすがに書きたいぜと思い、どういうわけか文体も変えたくなったので今回は評論コラム風です(この文体はそんなに長続きしないので短めです)。 決定的なネタバレこそ書いては…
『Flow』 TOHOシネマズ池袋にて。ロズからオスカーを掻っ攫っていった猫(人聞きが悪い)。『Away』の監督最新作、ラトビア産CGアニメーション映画です。なお前職のせいで「ラトビア産」と聞くと「クランベリー」が続いてしまうわたしです。 『野生の島のロ…
『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』 今回評判いいらしいな〜と、グラシネ池袋にて鑑賞。『宇宙小戦争(と書いてリトルスターウォーズね)2021』ぶりの映画ドラえもんです。 いや今回も確かにめちゃめちゃ良かったです。監督はあの『鉄人兵団』リメイクと…
書いてないものがだいぶ溜まってしまった。全てじゃないですが、ざくざくっと書きます。 『綺麗な、悪』 先月末、テアトル新宿にて。名プロデューサーの奥山和由さん(『ぼくのお日さま』『アット・ザ・ベンチ』等の奥山兄弟のお父さん。大林作品なども手が…
『ウィキッド ふたりの魔女』を観ました。この映画、アトロクの年末シネマランキングぐらいの時期から(試写で観た人から)とにかく評判が良くて、普段わりと辛口な人にも「完璧だった」と言わせるくらいで、正直そんなに上げちゃって大丈夫かいなと思ってま…
ちょうど今日(書いたのは昨日)、アカデミー賞で作品賞ほか多数を獲得した『ANORA アノーラ』。仕事が休みだったので授賞式の生中継も観れて、ホットな気持ちで池袋グランドシネマサンシャイン、行ってきました。小雪もパラつく、かつ全くサービスデイでは…
ヒューマントラストシネマ渋谷にて。アカデミー賞にもノミネートされているイランの作品。四人家族のお父さんが「裁判所調査官」という出世コースのポジションに昇進したことから一家に巻き起こる渦のお話です。 政府への反抗議デモ(ヒジャブを正しく着用し…
『室町無頼』 入江悠監督、念願の時代劇。なんでも2017年ごろから企画していて、コロナを挟んで延びに延びたそうです。2017年ってわたしがようやく「映画好き」になった頃だなあと思ったりして、こういう企画ってすごいですね。と同時に、完成して公開となっ…
『野生の島のロズ』 ドリームワークス最新作。野生の島で起動したアシストロボットが雁の子育てを通じて「プログラム以上の」何かを芽生えさせる物語。『ベイマックス』的感動がお約束されているやつです。一週間ほど前、グランドシネマサンシャイン池袋にて…
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginning』 『水星の魔女』以外のガンダムにハマったことのないガンダム不向きなわたくしですが、何気に公開週には観ていた、話題沸騰のジークアクス。 かろうじてファーストガンダムの履修は遥か昔にしているので「おや???…
試写にて、3月7日公開予定の韓国映画『ケナは韓国が嫌いで』を観てきました。2015年に本国で刊行されたチャン・ガンミョンさんの小説「韓国が嫌いで」の映画化作品です。 韓国が嫌いで作者:チャン ガンミョンころからAmazon 『82年生まれ、キム・ジヨン』と…
あまりに突然ですが、Spotifyでポッドキャストを始めました。タイトルは「1.25倍速で喋りたい」にしました。「#にごしゃべ」と呼んでもらうプランニングです。 ベッドの上でiPhoneのボイスメモ回して録った鼻詰まり番組、よろしければお聴きください。初回は…
2025年1月16日、尾道映画祭へ行ってきました。2020年に大林監督のファンになってからずっと行きたかった映画祭。昨年は監督とのご縁をかなり繋いでいただいたこともあり、今年こそはと夜行バスで駆けつけました。WILLERの運転手さんが弊社最長コースとアナウ…
池袋シネマ・ロサにて『敵』を観ました。原作は筒井康隆、吉田大八監督の最新作になります。ものすごい好きでした。今のところ2025年暫定トップです(1月の暫定トップほど当てにならないものはない、が、しかし)。 妻亡き後、残りの日々を丁寧に暮らす老境…
職場こと、東京・田端のユニバーサルシアター「シネマ・チュプキ・タバタ」にて一昨日18日(土)から1月31日(金)まで、映画『とりつくしま』を上映しています。バリアフリー日本語字幕と音声ガイドを新規に制作し、今回わたくしは音声ガイドを書いております。…
『ビーキーパー』 グランドシネマサンシャイン池袋にて。ジェイソン・ステイサム主演の、養蜂家がただただ強い映画。善良な恩人を死に追いやった悪徳組織への報復として、引退したはずの「養蜂家(コードネーム)」が真顔でひたすら勝ち上がっていき大ボスを…
東銀座の「東劇」にて『パピヨン』のリバイバル先行上映が、宇多丸さんのアフタートーク付きであるというので行ってきました。本日1月12日(日曜日)の開催だったわけですが、わたしは今めったに土日休みじゃないため、このイベントはノーマークで。しかし、チ…
『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』 順番は前後しますが、2024年映画納めとなったのはこの作品でした。池袋HUMAXシネマズにて。「ムービーウォッチメン(説明省略)」の2024年ラスト課題映画でもありました。 びっくりするほど映画を観れていない時期…
「今年こそは」の気持ち、だいじ。 ご無沙汰しております。180日ぶりしております。 『どうすればよかったか?』 2025年1本目、池袋シネマロサにて。これを年明けまで観ていないというのは、まがりなりにも映画業界に携わる者としてかなり出遅れてしまってい…
2020年、大林宣彦監督の訃報をきっかけにわたしが大林映画および大林監督にまさしく心酔してしまったことは、本ブログを読んでくださっていた方であれば嫌というほどご存知かと思います。 一気見した関連作品は50本超、本も読み漁り、得られる情報は得られる…
2024年6月28日、雨。梅雨生まれの誕生日にふさわしい雲模様の中、溝の口のおしゃれなライブハウスで、とある映画の上映会に参加しました。その映画とは、大林千茱萸監督の『100年ごはん』。 大林千茱萸(ちぐみ)さんは大林宣彦監督のご息女。2013年に一本だけ…
ああこれ絶対書かないやつだ!と思ったので、超・取り急ぎにて書いておきます。今年のはじめに試写で観てツボど真ん中!だった韓国映画『ビニールハウス』。このたび、東京都北区田端のユニバーサルシアター「シネマ・チュプキ・タバタ」にて、音声ガイド付…
こんにちは。ちょっとお気持ちダウナー気味、春のせいですね。映画は最近あんまり観たい新作がないかも。タイカ・ワイティティの『ネクスト・ゴール・ウィンズ』はいい映画だったけどさほど残らず。オスカー獲った『アメリカン・フィクション』、一応獲る前…
ちょっと溜め気味。でもこの2本、観た方であれば「あ、狙ってまとめたな」と思われるかも。要素としてわかりやすく共通点のある2本ではあります。 ▼新宿武蔵野館にて『梟-フクロウ-』鑑賞。盲目の鍼灸師がドロドロの政治劇に巻き込まれてしまう韓国時代劇…