353log

主に映画の感想文を書いています

2023年の鑑賞記録

「窓ぎわのトットちゃん」「市子」などのはなし。

どうもこんにちは、1月3日にアップしようとしていた投稿を寝かせすぎて11日になった353です。ゆるくやっていきます。画像すら使わない硬派なブログになるよ、わたしは。 ▼新年一発目、本当は元日に『窓ぎわのトットちゃん』を観に行こうと予約していたのだけ…

「北極百貨店のコンシェルジュさん」「火の鳥 エデンの花(音声ガイドがすげえぞ)」「キリエのうた」のはなし。

さあて前回までのさんごさんは、雑多なウン本をまとめて書くつもりが結局前後編に分けたところでしたね。最近観た新作映画、後編にまいりましょう。といっても今回の3本は「昨日観た3本」。新宿バルト9、サービスデーで朝から晩まで観てまいりました。 ちな…

「彼方のうた」「パトリシア・ハイスミスに恋して」「ゴジラ-1.0」のはなし。

まとめて書くにはジャンルが違いすぎて、適度に振り分けて書こうかな、なんて思っているとどんどん書かずに過ぎてゆき。てなわけで、やっぱり全部ごちゃ混ぜに書いてゆきます。ここ2週間くらいで観た新作映画たち。(の、結局前編。未来のわたしより) ▼東京…

「コカイン・ベア」から山形国際ドキュメンタリー映画祭まで、最近観た映画あれこれのはなし。

この一週間くらいの、雑多な鑑賞記録をどうぞ。 ▼グランドシネマサンシャイン池袋にて、今泉力哉監督の最新作『アンダーカレント』を鑑賞。あ、こんな寡黙な映画も撮るんだと驚きつつ、今泉作品に求めているテイストではなかったなという気持ちが強く、とい…

「ジョン・ウィック:コンセクエンス」「ダンサー イン Paris」のはなし。

映画観るスイッチと書きたいスイッチが同時に入っているので逃さずいってみよう。まずは、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』観ました。4作目ですね。すっかり忘れてるけど大丈夫かなーと思いつつ、親切すぎる「前回までのあらすじ」のおかげでばっちりで…

「映画プリキュアオールスターズF」「アリスとテレスのまぼろし工場」のはなし。

10月に入ったし涼しいし気分上がるし、ってことでちょっと書きたくなってきたので書いてみるよ! さすが文化の秋! と前置きして書く最初のタイトルが『映画プリキュアオールスターズF』なんですけど、いやこれ、よかった。わたしプリキュアは全く観たことな…

映画「リバー、流れないでよ(2023)」感想|貴船で2分のタイムループbyヨーロッパ企画

クーラーのリモコンを取り戻すために「昨日」へタイムスリップする『サマータイムマシン・ブルース(2005)』からの魔改造メディアミックス『四畳半タイムマシンブルース(2022)』、そして「2分後」の自分と話せてしまう不思議なテレビが巻き起こす『ドロス…

映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023)」感想|これはすごいわ。

仕事帰り、ちょっとクサクサした気持ちだったので、時間的にちょうどよさげな『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』をセレクト。つい先日「アトロク映画祭」で1作目『スパイダーマン:スパイダーバース(2018)』を新鮮に観たばかりの新宿バル…

「最後まで行く」「M3GAN ミーガン」、2回目の「ウーマン・トーキング」のはなし。

TOHOシネマズ日比谷の宝塚劇場下、本館、シャンテをはしごした或る一日の記録。『最後まで行く』『M3GAN ミーガン』、2回目の『ウーマン・トーキング 私たちの選択』を観ました。 『最後まで行く(2023)』 誤って人を轢き殺してしまった主人公の刑事が、な…

是枝監督の新作「怪物」を2回観たらだいぶ印象が変わったはなし。

こないだもちょっと書きましたが、是枝裕和監督の最新作『怪物』を観ました。初見の感想は「なんてエグい羅生門」「好きじゃないわー」「あ、でも後味は案外いいかも」。どちらかといえば絶賛はできないほうだったのですが、これほどのビッグタイトルを、し…

「ウーマン・トーキング」「渇水」「ライオン少年」、プレ「怪物」のはなし。

ここ数日で観た新作映画のはなし。サクッとね、記録として書いていきましょうね。 『ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022)』 6月2日(金)公開。——とても閉鎖的なキリスト教の村で日常的に繰り返され、かつ黙殺されてきた強姦行為。しかし女たちは遂に立…

「第2回 アトロク映画祭2023」で「スパイダーバース」「ガメラ2」を観た

よっしゃ! これが書けなかったらもう二度と書けないだろ!ってことで久々に書きますよ映画のことを。「第2回 アトロク映画祭2023」へ行ってきました。「第1回」の開催は2月。このときも「7分で完売」だったので今回はヤバかろうと思ったら、なんと「2分で完…

「別れる決心」「モリコーネ 映画が恋した音楽家」ほか、2月に劇場鑑賞した新作の感想

いつの間にか3月。「映画館の人」になったら映画が観れなくなった353です。覚悟はしていた、していたが! そんなわけで今年は「観た映画は必ず感想を書…けたらいいな」くらいのゆるモードで運用していくことになるのではないかな、と思っております。 さてさ…

「アトロク映画祭2023」にて「THE BATMAN」「ガメラ 大怪獣空中決戦」を観た

すぐにでも書きたかったのに書きそびれてしまった感想その2「アトロク映画祭2023(2/5@新宿バルト9)」をお送りします。その1は、アトロクでもお馴染み『骨噛み』を含む、「『幾多の北』と三つの短編」の話。あわせてどうぞ。 さて「アトロク映画祭2023」。…

映画「『幾多の北』と三つの短編」感想|アニメーション作家・山村浩二の監督/プロデュース作を同時上映

すぐにでも書きたかったのに書きそびれてしまった感想その1「『幾多の北』と三つの短編(1/29@新文芸坐)」をお送りします。「一晩寝かせる」をしない心の強さ(および睡魔への負けなさ)が欲しい。寝かせたら終わりです。 映画「『幾多の北』と三つの短編…

「韓国恋愛映画のおすすめ20選」の記事が公開されました/初見18作品の雑感

更新滞りまくっておりますが、久しぶりに映画のことを。「まっぷるトラベルガイド」さんで書かせていただいている映画紹介記事、今月は「韓国恋愛映画のおすすめ20選!王道から“こじらせ系”ラブコメまで」というものが公開されました。 韓国恋愛映画のおすす…

サンライズ瀬戸で行くノープラン旅行記【③松山の夜を味わい尽くす】

サンライズ瀬戸の話は初回で終わったタイトル詐欺な旅行記「サンライズ瀬戸に乗りたい(ただしその先は決めてない)」その3。前回、高松から松山、さらに愛媛の端っこ八幡浜港までやってきて、おもむろに『すずめの戸締まり』聖地巡礼を始めた353。九州まで…

映画「SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022)」感想|ワインスタイン報道に尽力したジャーナリストたちの手記を映画化

ご無沙汰しております。ようやくあれこれ落ち着いてきて、元日ぶりに映画館へ行きました。何にしようか迷ったのですが、どっぷり入り込みたい気持ちだったので『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』をセレクト。 映画「SHE SAID/シー・セッド その名を暴…

映画「窓辺にて」「そばかす」感想|年始におすすめ、息がしやすくなる映画たち。

元日、映画初めとして『かがみの孤城』を鑑賞し、完全に満ち足りてからハシゴで(予約しちゃってたんで)観た2本の話をします(でもどちらもすごくよかったです)。1本目はテアトル新宿で、今泉力哉監督の最新作『窓辺にて』。噂に違わず、よかったです。「…

映画「かがみの孤城(2022)」感想|静かで優しく温かく、包み込まれるような作品。

2023年1本目、原恵一監督の劇場用アニメーション作品『かがみの孤城』を最寄りシネコンにて観てきました。先に言う。これ数日前に観てたら番狂わせだったし、年を跨いだところで今年のベストに残っている可能性が大。めちゃめちゃ、良かったです。 映画「か…