2019-01-01から1年間の記事一覧
今年観た映画は154本と、昨年の243本からだいぶ減りましたが、その一因は海外ドラマをよく観るようになったからかもしれません。ということで今年観た作品(旧作含む)を、記憶の新しいほうから順番にご紹介。年始休みの暇つぶし候補にでもいかがでしょうか…
年間ランキング記事も書いた後ですが駆け込みで観てきました。2019年155本目、劇場鑑賞は57本目、新作では44本目。これで映画納めの予定です。 概要 30人以上の女性を惨殺したと言われる殺人鬼テッド・バンディ(ザック・エフロン)の末路を、長年の恋人であ…
一年を振り返る季節がやってまいりました。今年鑑賞できた新作は43本。順位をつけるのは非常に苦しいので、いろんな賞を進呈していくスタイルでいこうと思います。 直感トップ5 まずは、直感で決めたトップ5。今年最も印象的だった新作映画、ということにし…
ここのところ一気に増えてきたNetflix映画。『アースクエイクバード』を観ました。アリシア・ヴィキャンデルと小林直己(三代目JSB)主演、リドリー・スコットが製作総指揮とのこと。 あらすじ 1980年代の東京。日本に長く住む外国人女性ルーシー(アリシア…
今年は本当にいろんなシリーズが完結する年でした。『ゲーム・オブ・スローンズ』に始まり『アベンジャーズ』『X-MEN』、そして泣く子も黙る『スター・ウォーズ』。なんなら平成も終わったし2010年代もおしまい、はてなダイアリーもジオシティーズもサービス…
『アナ雪』旋風が巻き起こった2013年、わたしは結局観ませんでした。しばらく経ってから一度さらっと観た程度で、足しげく映画館へ通う習慣がついた今でも『アナ雪2』はスルーしそうだなと思っていました。 が、そういうの良くない! エンタテインメント全般…
予告を観るまで『ゾンビランド』シリーズのことを知らなかったのですが、『女王陛下のお気に入り(2018)』以来【エマ・ストーン×銃器】を愛するようになってしまったのでこれは必見だろうと。…と思いつつうっかり観そびれそうだったところ、滑り込みで行っ…
名作『ジュマンジ(1995)』の続編『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017)』のさらに続編です。前作ラストでしっかり破壊されたはずの「ジュマンジ」がまた帰ってきてしまった…! あらすじ 前作から数年後。地元で集まることになった“ジュマン…
今村昌弘による同名小説の映画化。これはですね、内容がどうであろうと浜辺美波さんを見るために行こうと決めていたので、『ジュマンジ』差し置いて初日に観てきました。 犯人名を書いたりはしていませんが、予告に出てこない設定等ある程度のネタバレは含み…
スコセッシ週間、こちらは『グッドフェローズ』に引き続きの『アイリッシュマン』繋がりです。 あらすじ ざっくり言って「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ラスベガス」だと思いました。かつてベガスがあった。 男だけのほうが楽しい これ、同じくベガス…
スコセッシ週間入っております。今回は『アイリッシュマン』からと言うよりも『ジョーカー』からと言ったほうが良さそうです。 あらすじ コメディアンとして大成することを夢見るルパート・パプキン(ロバート・デ・ニーロ)は、憧れのテレビ司会者ジェリー…
『アイリッシュマン』を観たならこちらも観ねばいかんべ、と遅ればせながらスコセッシ祭り開幕の予感です。 概要 マフィアの世界で生きたヘンリー・ヒルという男の半生を自叙伝的に描いた、実話ベースの作品。ギャングに憧れた少年時代から壮年期までをテン…
『ゲーム・オブ・スローンズ(以下GOT)』シリーズのデナーリスとして一躍有名になった女優エミリア・クラーク。彼女を初めて見たのは『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018)』で*1、ずばり一目惚れしてしまい、それをきっかけに「あのエミリア…
ようやく観ました、マーティン・スコセッシ監督による話題のNetflix映画『アイリッシュマン』。3時間半という長尺をしっかり乗り切るため、原作本上下巻を読んでからの鑑賞です。 概要 1975年アメリカ、当時「大統領に次ぐ権力を持った男」とまで言われた大…
「ドクター・スリープ」観てきました。本当に「あの」シャイニングの続編なの?と半信半疑でしたが、いきなり「あの」音楽が流れて、「あの」模様が出てきて、うわ続編なんだ…と背筋の伸びる感覚に…。 とりあえず、前作となるのは1980年公開のスタンリー・キ…
この記事の続きです。 祇園「TSUKIMI HOTEL」レビュー ホテルは「TSUKIMI HOTEL」さんに宿泊。かねてから一度利用してみたかったナインアワーズの京都店(次世代型カプセルホテルの走り、というイメージがある)に泊まろうと思っていたものの、こちらのほう…
11/22(金)〜23(土)の2日間で京都へ行ってきました。例によって一週間くらい前に決め、交通手段と宿以外は完全ノープラン、行き当たりばったりで。まあ京都ですからどうとでもなります。 今回は奇しくも紅葉のベストなシーズンに重なってくれたので、結果的に…
順番に是枝裕和監督作品を観ていく企画、今回は3作目「DISTANCE」。監督の著書「映画を撮りながら考えたこと」に書かれたエピソードも参照しています。 映画を撮りながら考えたこと作者:是枝裕和出版社/メーカー: ミシマ社発売日: 2016/06/08メディア: 単行…
是枝裕和監督の著書「映画を撮りながら考えたこと」に書かれたエピソードを参照しつつ、順番に是枝作品を観ていく企画?です。今回は2作目「ワンダフルライフ」。犬の話ではありません。 あらすじ 人は死ぬと、天国へ行く前にある施設を訪れるという。故人は…
日曜日のぶらり散歩ばなし。 是枝監督のデビュー作「幻の光」に出てきて無性に惹かれたロケ地、鶴見線の「国道駅」へ行ってみました。乗り継ぎが良ければ横浜駅から10分程度の場所にあります。今回は国道駅ではなく鶴見駅で降り、鶴見川沿いをぶらり歩いて向…
是枝裕和監督の映画監督デビュー作。著書「映画を撮りながら考えたこと」を読み終えたので、本に書かれたエピソードを参照しつつ、順番に観ていこうと思っています(一気に観ると疲れそうだけど…)。 あらすじ 幼馴染の夫と生後間もない息子、家族三人でつつ…
是枝裕和監督の新著「こんな雨の日に 映画『真実』をめぐるいくつかのこと」を読みました。 先日公開された映画「真実」の構想から制作までを記録したもの、ということで、①映画を観ていて ②是枝監督に興味のある人 にしかあまり関わりのない本、のようにも…
チャップリンを初めて観ました。なぜか全くこれまで機会がなかったのです。きっかけは、所属楽団で「スマイル」を演奏することになり、「チャップリンの『スマイル』」と言われたところから。 チャップリンの曲じゃないでしょ(笑)と思ったんです。そしたら、…
「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995)」「ビフォア・サンセット(2004)」ときて、一気にシリーズ最新作「ビフォア・ミッドナイト(2013)」まで観ました。 9年スパンで製作されている本シリーズ。1作目から変わらず、キャストはイーサン・ホーク…
「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995)」の、9年ぶりに作られた続編です。前作の9年後というリアルタイムな設定になっています。主演は変わらずイーサン・ホーク&ジュリー・デルピー。 あんな甘酸っぱいロマンスの続編、野暮になってしまわないの…
是枝監督の「真実」とその手記によってイーサン・ホークへの興味が高まった(というかそれまでは無だった)こと、先日観た「トリコロール/白の愛」でジュリー・デルピーさんに撃ち抜かれてしまったこと、そんな二つの欲求を同時に満たしてくれる作品があり…
ポーランドの映画監督クシシュトフ・キェシロフスキさん(言えない…覚えられない…)による「トリコロール」三部作を観ました。 トリコロールとはフランス国旗の【青・白・赤】を指しますが、その並びに沿って「トリコロール/青の愛」「トリコロール/白の愛…
午前十時の映画祭で「レオン 完全版」を観てきました。「完全版」の差分はどこなんだろうと調べてみたら、レオンと聞いて真っ先に思い浮かぶようなシーンがことごとく完全版だったという。通常版(劇場公開版)は観たことがないようです。 あらすじ ニューヨ…
東京国際映画祭(以下TIFF)に行ってきました。存在は知っていましたが行くのは初めて。日本未公開の作品をいち早く観れるのはわくわくしますね! 今回観ることができたのはスペイン、フランス合作の「列車旅行のすすめ(Advantages of Travelling by Train…
細野晴臣さんの音楽活動50周年を記念したドキュメンタリー映画「NO SMOKING」、鑑賞してまいりました。とてもとても良かったので全ての音楽好きな方におすすめしたいのですが、一応そもそものところから。 細野晴臣(ほその はるおみ)さんとは 伝説的なバン…