映画
Amazon Studios製作、PrimeVideoで配信中の映画『サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜』を観ました。難聴になってしまったミュージシャンが「聞こえないということ」と向き合う過程を描いた作品です。 本作を知ったきっかけは例によって『アトロ…
『新感染 ファイナル・エクスプレス(2016)』『新感染半島 ファイナル・ステージ(2020)』などのヨン・サンホ監督によるNetflix映画『サイコキネシス -念力-』を観ました。 主演はシム・ウンギョンさんとリュ・スンリョンさん。シム・ウンギョンさんは最…
いきなり罵倒してすみません。去年観そびれた『ザ・ハント』を立川シネマシティさんが上映してくれていたので観てきました。 やれトランプが批判してきて公開延期になっただとか、とにかくなんか過激な社会風刺映画なのだろうというイメージがあった本作。ア…
今週末から公開になった韓国映画『KCIA 南山の部長たち』を観てきました。韓国では昨年の興行収入第一位を記録している映画だということですが扱っている題材は重く、1979年の朴正煕(パク・チョンヒ)大統領暗殺事件についての作品です。 自ら築いた独裁的…
1/1から劇場公開されている映画『Swallow/スワロウ』。わたしの推しラジオ番組「アフター6ジャンクション」でこの作品が2週連続で特集されるという異例の事態が起きまして、気になってしょうがないよ!と観てきました。 「アトロク」こと「アフター6ジャン…
イ・チャンドン監督の作品『ポエトリー アグネスの詩(うた)』を観ました。タイトルにでかでかと出た「시」に「……し??」と思わず首を傾げ、続けて出た「詩」で「し!!」と膝を打ったハングル覚えたてのわたしです。なんの話かというと原題は「시(詩)」…
キム・ギドク監督の『サマリア』を観ました。タイトルからしてヤバいやつを覚悟していたんですが、これまで観てきた同監督作『魚と寝る女(2000)』『悪い男(2001)』『嘆きのピエタ(2012)』に比べればだいぶクセのない映画だったかなあという印象です(…
『子猫をお願い(2001)』に引き続き、ぺ・ドゥナさん主演の韓国映画『私の少女』を観ました。ユリイカ「韓国映画の最前線」特集号で監督のインタビューが組まれていたことから知った作品です。 ユリイカ 2020年5月号 特集=韓国映画の最前線 ―イ・チャンドン…
「車に撥ねられる練習は、実際に撥ねられるしかない」「火だるまは得意」──予告編で見たパワーワードの数々に、これは絶対観なきゃと思っていたドキュメンタリー映画『スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち』を観てきました。 映画やドラマ…
韓国映画『子猫をお願い』を観ました。ぺ・ドゥナさんの初期主演作品としてタイトルは以前から知っていましたが、観るのがだいぶ遅くなりました。 ぺ・ドゥナさんは山下敦弘監督の『リンダ リンダ リンダ(2005)』や是枝裕和監督の『空気人形(2009)』など…
『シークレット・サンシャイン(2007)』からのチョン・ドヨンさんつながりで、韓国映画『ハッピーエンド』を観ました。ざっくり言えば不倫もののメロドラマで、公開当時はチョン・ドヨンさんの大胆なベッドシーンが話題になったそうです。 確かにもう、始ま…
イ・チャンドン監督の『シークレット・サンシャイン』を観ました。主演はチョン・ドヨン、そしてソン・ガンホ。かつてライムスター宇多丸さんも年間ベストに選んでいた本作、同監督の作品は昨年末に観た『バーニング 劇場版(2018)』がすごく良かったので楽…
公開されたばかりの韓国映画『チャンシルさんには福が多いね』を劇場鑑賞しました。ポスターからなんとなく『おらおらでひとりいぐも(2020)』みたいな、おばあちゃんが主役の話なのかなと思い込んでいたんですけども、これがじつはアラフォー独身女性のお…
渋谷シアター・イメージフォーラムにて『分断の歴史 朝鮮半島100年の記憶』を観てきました。先日『バクラウ 地図から消された村(2019)』を観に行った際に予告を観て、これは!と思っていた作品です。 内容はタイトルそのままのドキュメンタリーで、監督は…
先日『パラサイト 半地下の家族(2019)』に大きな影響を与えた映画として『下女(1960)』の感想を書いた際にコメントで教えていただいた川島雄三監督の作品『しとやかな獣(けだもの)』を鑑賞しました。 調べてみると『パラサイト』の公開当時から話題に…
このブログ内に度々登場する〈アトロクことTBSラジオ「アフター6ジャンクション」で〜〉もしくは〈ライムスター宇多丸さんが〜〉という言い回し。散々お世話になっておきながらこの『アトロク』なるラジオ番組についてちゃんと紹介したことがなかったので、…
1月9日は大林宣彦監督の誕生日でした。そういえばDVD買ったきりまだ観てないんだったと思い出し、1983年の作品『麗猫伝説(れいびょうでんせつ)』を鑑賞しました。 再生するまで知らなかったのですが、この作品は「火曜サスペンス劇場」用で、しかも100回記…
こんなに古い韓国映画を観るのは初めてです。キム・ギヨン監督1960年の作品『下女』を、Blu-rayを購入して観ました。もともと韓国映画クラシックの代表的な作品だったようですが、ポン・ジュノ監督が『パラサイト 半地下の家族(2019)』の製作において大い…
キム・ギドク監督の作品『嘆きのピエタ』を観ました。前の日には『トガニ 幼き瞳の告発(2011)』で心を痛めていたというのに、翌日観るのがよりによってこれかよ、と後悔しました(時間がなくて、短尺の作品しか選べなかったんや……)。 新型コロナウイルス…
韓国映画『トガニ 幼き瞳の告発』を観ました。ずっと観たかったこの作品、なんといっても『新感染 ファイナル・エクスプレス(2016)』『82年生まれ、キム・ジヨン(2019)』へと続いていくコン・ユ×チョン・ユミの初共演作なのです。が、そのわりには流通し…
渋谷シアター・イメージフォーラムにて映画『バクラウ 地図から消された村』を観てきました。1本前の『ブルータル・ジャスティス(2018)』と同じくこちらも「アトロク」ことTBSラジオ「アフター6ジャンクション」内で特に最近話題の作品。アトロクがなかっ…
S・クレイグ・ザラー監督の『ブルータル・ジャスティス』を観ました。「アトロク」ことTBSラジオ「アフター6ジャンクション」リスナーの方ならすっかりお馴染み、ライムスター宇多丸さん山本匠晃アナウンサーはじめ番組関係者さんたちが2020年ハマりまくった…
2021年一発目は元日公開の韓国映画『新感染半島 ファイナル・ステージ』を劇場にて。『新感染 ファイナル・エクスプレス(2016)』の続編ですが、同じ世界線を舞台にした全く違う話なので前作未見でも問題はありません。 あらすじ 人間をゾンビ化させてしま…
ギリギリまで観たい性分なもので、いろいろ駆け足で総括しております。というわけで2020年も今日でおしまい。映画界が大ピンチだった今年ですが、そんな状況でも映画ファンとしては揺るがぬ気持ちで全212本、新作に関しては47本観ることができました。 今年…
2020年に観た映画とその感想記事を一覧にしています(全記事へのリンクあり)。リスト上は217本としていますが、重複カウントがあるため実質のタイトル数は全212本です。
12月の鑑賞映画を振り返ります。11月分はこちら。 新作 羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来 おらおらでひとりいぐも ワンダーウーマン1984 燃ゆる女の肖像 旧作 CLIMAX クライマックス(2018) あなた、そこにいてくれますか(2016) メランコリア(2011) 哭声/コ…
年内滑り込みで『燃ゆる女の肖像』を劇場鑑賞してきました。正直そんなに興味ないかな〜と思っていたのですが、ライムスター宇多丸さんがあまりにも絶賛しているものでチョロい宇多丸チルドレンあっさり折れました。 結論は、とても良かったです。これこそ映…
韓国映画といえばこれ!と言われることも多い作品『シュリ』を、ここにきてようやく観ました。有名なわりに配信が全然ないんですよね。年末年始用にTSUTAYA DISCASでまとめ借りした中の一枚です。 なんとなく、あくまでなんとなーく、本作を『アメリ』みたい…
韓国映画『チスル』を観ました。「済州島四・三事件」という負の歴史を描いた作品で、この事件は第二次世界大戦終結後の分断された朝鮮半島において1948年4月から長期にわたり続いた「アカ狩り(と称した無差別な大量虐殺)」のことを指します。 済州島は南…
そこは元日に観ろよ、って感じの『ファースト・マン』を観ました。デイミアン・チャゼル監督の最新作です。 デイミアン・チャゼル監督といえばレンタルで観た『セッション(2014)』がまず面白くて、その監督の次作だというので今度は劇場公開時に『ラ・ラ・…