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主に映画の感想文を書いています

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

映画「終わりの見えない闘い 新型コロナウイルス感染症と保健所(2021)」感想|コロナ禍における保健所の働きに密着したドキュメンタリー

未知の感染症に医療が逼迫していく状況下で「保健所」がどんな役割を果たしていたか、知っている人はどれほどいるでしょうか。わたしは恥ずかしながら全く何も知りませんでした。それどころか「保健所」というワードにネガティブなイメージを持っていたほど…

映画「君はひとりじゃない(2015)」感想|ホラー映画からホラー演出を抜くとこうなる、のかも。

予備知識ゼロで観たこの映画、序盤からなかなかシュールで、ヨルゴス・ランティモス作品であるとか、はたまたアリ・アスター作品であるとか、ちょっとワケありなアート映画の雰囲気が漂います。加えてささやかなポルターガイスト的現象なども発生し、これは…

はてなブログ10周年特別お題「はてなブロガーに10の質問」

世代に刺さる【はてなブログ10周年特別お題「はてなブロガーに10の質問」】をやりました。楽しい。 ブログ名もしくはハンドルネームの由来は? 353(さんごーさん)というハンドルネームは、元々は2002年頃に「2ちゃんねる」で使っていたコテハン=固定ハン…

Netflixの韓国ドラマ「イカゲーム」に出てくる「モヒートでモルディブ」とは(ネタバレあり)

『愛の不時着』『梨泰院クラス』をも上回る世界的大ヒットを記録しているというNetflixの韓国ドラマ『イカゲーム』を観ました。デスゲームあんま興味ないしと見て見ぬ振りしてたんですけど、試しに観てみたら思いのほかしっかり「韓国エンタメ」していて、あ…

映画「ある用務員(2021)」感想|「ベイビーわるきゅーれ」の女子高生殺し屋コンビに会える作品

『ベイビーわるきゅーれ(2021)』で一躍名を馳せた阪元裕吾監督の前作『ある用務員』を観ました。伊澤彩織さんと髙石あかりさん扮する『ベイビーわるきゅーれ』主役の女子高生殺し屋コンビが(役名こそ違えどほぼそのままのキャラクターで)出ている作品で…

「死霊館」シリーズのスピンオフ作品5本を一気に観た

ジェームズ・ワン監督率いる『死霊館』シリーズにどハマりしてしまったので、スピンオフ含む「死霊館ユニバース」の全8作品を一気見しました。本編3作品を除いた5作品について簡単に感想を書きます。 なお、いきなりハマった理由と本編3作品のほうの感想(主…

映画「マリグナント 狂暴な悪夢(2021)」感想|全部盛りでめちゃくちゃ楽しい、ジェームズ・ワンの最新ホラー

『死霊館』シリーズのおかげですっかりホラーがクセになってしまったわたし。摂取したくてたまんないんですけど、ってことでちょうど現在公開中のジェームズ・ワン監督最新作『マリグナント 狂暴な悪夢』を観てきました。タイミングがいい!!(※ネタバレが…

映画「ひらいて(2021)」感想|綿矢りさ文学の新世代実写化作品。分かりみは少ないが、いいものである。

綿矢りささんの同名小説を原作とした映画『ひらいて』を観てきました。綿矢作品の実写化といえば大九​明子監督とのタッグで作られた『勝手にふるえてろ』『私をくいとめて』の印象が非常に強いですが、今作は若手監督の首藤凜(しゅとう・りん)さんが手掛け…

「映画:フィッシュマンズ(2021)」感想|知らなかったバンドを好きになったり、自分に重ねたり。

わたしフィッシュマンズというバンドに関しては全く何も知らなくて、せいぜいうっすらと「欣ちゃんことスカパラの茂木欣一さんが昔やってたバンド」みたいな認識があるかないか。ボーカルの方が亡くなっていたことすら存じ上げませんでした。おまけに172分と…

津軽三味線映画「いとみち」「津軽のカマリ」感想|物語も演奏も、思っていたのと違った

気になりつつも観るタイミングを逃していた映画『いとみち』、ようやく観てきました。越谷オサムさんによる同名小説を原作としています。まずはポスターをご覧いただきましょうか。印象に残っていたのは一枚目(左)のポスター。多分『スウィングガールズ(2…

映画「死霊館 悪魔のせいなら、無罪。」とシリーズ過去作にハマる|よもやホラーで目頭を熱くするとは

滑り込みで『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』を劇場鑑賞してきました。いや〜、ド直球ラブストーリーで最後は泣いた。めちゃくちゃよかった。え? タイトル間違えてないかって? いいえ、まごうことなき『死霊館』シリーズ最新作『死霊館 悪魔のせいなら、…

2021年10月に観た映画を振り返る〈感想記事の一覧〉

10月に観た映画などを振り返ります。公開から3ヶ月くらいまでのタイミングで劇場鑑賞したものを新作、それ以外を旧作としています。リンク先は感想記事、並びは鑑賞順です。先月分はこちら。 新作 護られなかった者たちへ 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ ジ…

コロナ禍映画3本立て「東京自転車節」「茜色に焼かれる」「狂猿」感想|ウーバー、地獄、デスマッチ。

それぞれ全く毛色の違う、しかしいずれも【コロナ禍映画】という共通点を持つ3本の作品をハシゴしてきました。ウーバー配達員のセルフドキュメンタリー『東京自転車節』。コロナ禍の地獄、そうでなくとも地獄、尾野真千子主演『茜色に焼かれる』。プロレスラ…

MCU26作目「エターナルズ(2021)」日記的感想|弱った心に存外効きます

ちょっとね、ですます調で書く元気ないんで日記風に書きますけど、MCU26作目『エターナルズ』を観てきました。ここんとこメンタル超ダメで、今日も一応起きて生活はしていたものの昼過ぎに心折れて夕方まで寝てた。んで何かひとつくらいは有意義なことをしな…

映画「燃えよ剣(2021)」感想|新作の時代劇映画、これまで観てこなかったことを猛省。

現在公開中の映画『燃えよ剣』を観てきました。司馬遼太郎の同名小説を原作とした新選組の物語ですが、こういう新作時代劇映画をわたしが観るのは劇場でもそれ以外でも初めてかもしれません。というのも単純に興味がなかったんですよね、幕末なんてのは特に…