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ハングル能力検定5級を取った話②|なんやかんや、単語暗記はイラストと語呂合わせが強い…。

テキストと単語帳

ハングル能力検定5級を取りました、という話。前回は韓国語勉強を始めたきっかけと、最初の一歩「ハングルの読み方を知る」までを書きました。今回は、検定試験に向けた勉強のことを書いていきたいと思います。


興味本位でハングルの読み方を勉強してみたのが昨年11月。だいぶ間があいて今年の3月、今度は6月の検定試験を見据えて(ただし出願はぎりぎりまで待って)勉強再開しました。

ちなみに、振り返ってみると検定試験のことを知ったのはもっと前だったんですよね。昨年5月のTBSラジオアフター6ジャンクション』通称アトロクにて、当時韓国ドラマに大ハマりしていた熊崎アナが「ハン検受けます!」と宣言していて、それで知ったのです。

なお熊崎アナ、この際は6月の試験を受ける予定だったもののスケジュールの都合がつかず次回に見送り、おそらくその後も受けられていないと思われます。スポーツ実況アナウンサーなので日曜日の試験はなかなかきついのでしょうね(今も五輪に駆り出されてアトロクお休み中)。

動画で勉強してみる

前回の記事で紹介した本によってハングルの読み方はざっくり分かったので、今度は文法を勉強してみることにします。韓国語の文法は日本語と同じ順番です。つまり「韓国語」「の」「文法」「は」「日本語」「と」「同じ」「順番」「です」という並びになります。これは嬉しいですよね。

以前ニューヨークひとり旅をした際の事前勉強にYouTubeの英会話動画がかなり役立ったので、まずはテキストではなく動画に頼ってみることにしました。特にお世話になったのはこちら。

この先生がなんか好きでして、先生目当てに通っていたような感じです(笑) わたしは途中でテキストに移行してしまいましたが、発音の再確認や文法の超初歩段階などはこちらの先生に教えていただくの、おすすめです。ヨロブン、トマンナヨ〜〜(みなさん、また会いましょう)(と必ず最後に言ってくれます)(言いたかっただけで、まだ終わりません)。

ハングル検定用のテキストを買ってみる

毎日少しずつ動画で勉強していたものの、だんだん難しくなってきたのと、上記の講座は「ハン検5級」対策に限ったものではないため範囲外の勉強までしちゃってたら効率悪いなと思い、試験対策用のテキストを買ってみることにします。

買ったのはこちら『改訂版 はじめてのハングル能力検定試験5級』。対策テキストは結構いろいろ出てるので、クチコミよりも本屋で実際に中身を見てみて、なんとなく自分に合いそうな雰囲気のものを選ぶのがいいと思います。わたし的にはこのテキスト、解説が丁寧で好きでした。勉強始めたての頃から試験当日まで、書き込みまくってボロボロになるまで使わせてもらいました。

しかし、このへんでようやく気付きます。文法も大事だが、「単語が分からないとどうにもならん」と。

このテキストには別冊の単語帳が付いていて、出題範囲の単語(頻出260語くらい)を赤シートで覚えることができます。ただ、いかんせん韓国語はそもそも知らないワードだらけです。いきなり単語のリストを渡されたところで、わたしの場合は絶望的な気分になるだけでした。そこで──

語呂合わせの単語帳を買ってみる

単語暗記に特化した本を買ってみることにします。以前から本屋でよく見かけてはいた『イラストで覚える hime式 たのしい韓国語単語帳』というベストセラー。ポップなイラストとわりかし強引な語呂合わせがたっぷり500語以上載っている本です。

ただこれ、ぶっちゃけ絵が好きじゃない&語呂合わせのセンス(?)も好きじゃない、って印象で、わたし絶対こういうのは買わないだろうなと思ってたんですよね。でも思い返してみると、最初に買った1時間でハングルが読めるようになる本もなかなか強引な内容だったんです。そのおかげで覚えられた自覚はあったんです。なので、ええい!試してやる!という気持ちで買ってみました。

結論から言いますと、わたしの場合この本がなければ合格には程遠かったと思います。やっぱりイラストとか語呂合わせって、強いです。驚くほど記憶に残ります。しかもどうやら「好きじゃない」からこそインパクトが強烈で残りやすいんですよ。つまり勉強中の皆様、こういった本を買う際はあんま好きじゃないテイストのものを選んだほうが効果的かもしれません。

他にもこの本、さすがベストセラーと言うべき優れた点が多数あります。特におすすめなのが音声アプリです。掲載単語全てに対し「単語の意味」「実際の発音」「例文」が順番に収録されているので、記憶を定着させるのにかなり役立ちます。通勤時間など、暇さえあればこればっかり聴いてました。索引に意味が併記されていないのも、記憶度チェックに役立ちました。

また初めのうちは強引に思えた語呂合わせも理解が深まっていくにつれじつは熟考されたものであることが分かってきて、著者様ごめんなさい!!って感じでした。「パンかぶったさん、お会いできてうれしい」とか、もはやそれ以外の語呂合わせは考えられないもんな……。試験会場でどれだけの人の頭に「パンかぶったさん」が浮かんでたんだろうな……笑

というわけで、膨大な単語を手っ取り早くインプットしていきたい方はこちら、試してみる価値大アリです。伊達にベストセラーではありませんでした。続編もあるようなので、4級に挑戦することがあればまたお世話になってみようと思います。


さて、5級受験までにはまだいくつか過程が残っていますので、続きは次の記事にて。


ちなみに先程「韓国語は知らないワードだらけ」と言いましたが、漢字をベースにした言葉もたくさんあるのでそこは日本人の有利なところだと思います。全く同じ読み・意味の単語もありますし、「写真」が「サジン」、「医者」が「ウィサ」といったようにふんわり連想できるくらいの近さの単語も多いです。これから勉強される方はお楽しみ(?)に!