2019年の作品
不運なことに散々な前評判が一人歩きしてしまった映画版『キャッツ』、観てきました。タイトルから早速アピールしてみましたが、楽しめたよ!っていうほうの感想です。観ようか迷っててもうひと押しが欲しい方、お読みいただけたら!(もうひと押しにしては…
衰え知らずのクリント・イーストウッド監督最新作『リチャード・ジュエル』、観ました。出演はポール・ウォルター・ハウザー、サム・ロックウェルなど。安定の良作です。 あらすじ 1996年アトランタ。オリンピック期間中のコンサートイベントに何者かが爆弾…
『マイティー・ソー バトルロイヤル(2017)』のタイカ・ワイティティ監督最新作『ジョジョ・ラビット』鑑賞しました。出演はスカーレット・ヨハンソン、サム・ロックウェル、主人公のジョジョ少年には映画初出演のローマン・グリフィン・デイヴィス、ほか。…
エドワード・ノートン監督&脚本&主演の新作『マザーレス・ブルックリン』を観てきました。これは…今年の年間ベスト作品に残るかもしれない…。 あらすじ 1950年代、ニューヨーク。私立探偵のライオネル(エドワード・ノートン)はいつものように張り込みを…
え、そんなシンプルなタイトル、と予告で拍子抜けしてしまった『フォードvsフェラーリ』観ました。慣れると硬派で格式高くすら思えてきました(チョロい)。なお原題も『Ford v Ferrari』です。 あらすじ フォード社がまだセダンのイメージを持っていた1960…
年末年始で『アイリッシュマン』を映画館へ観に行こう、なんて思っていて気付いたら連休最終日。これはいかんと行ってきました立川シネマシティ。今年もお世話になります。 補足しておくと『アイリッシュマン』はNetflix映画なので基本的には劇場公開なし。…
ポン・ジュノ監督の最新作、そしてすっかり話題作。全国公開はもう今週末からですが、ここにきて待ちきれずTOHOシネマズ日比谷での先行公開を観てきました。ちょうどゴールデングローブ賞の外国語映画賞も獲った日で、連休明けの平日日中でありながらなかな…
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。さて、新年早々ですが離婚の映画です。 あらすじ 舞台演出家と女優、表現者同士の夫婦がすれ違いから離婚の準備をしていた。円満にことを進めるつもりだったが、いつしか状況は泥沼化。望…
年間ランキング記事も書いた後ですが駆け込みで観てきました。2019年155本目、劇場鑑賞は57本目、新作では44本目。これで映画納めの予定です。 概要 30人以上の女性を惨殺したと言われる殺人鬼テッド・バンディ(ザック・エフロン)の末路を、長年の恋人であ…
一年を振り返る季節がやってまいりました。今年鑑賞できた新作は43本。順位をつけるのは非常に苦しいので、いろんな賞を進呈していくスタイルでいこうと思います。 直感トップ5 まずは、直感で決めたトップ5。今年最も印象的だった新作映画、ということにし…
ここのところ一気に増えてきたNetflix映画。『アースクエイクバード』を観ました。アリシア・ヴィキャンデルと小林直己(三代目JSB)主演、リドリー・スコットが製作総指揮とのこと。 あらすじ 1980年代の東京。日本に長く住む外国人女性ルーシー(アリシア…
今年は本当にいろんなシリーズが完結する年でした。『ゲーム・オブ・スローンズ』に始まり『アベンジャーズ』『X-MEN』、そして泣く子も黙る『スター・ウォーズ』。なんなら平成も終わったし2010年代もおしまい、はてなダイアリーもジオシティーズもサービス…
『アナ雪』旋風が巻き起こった2013年、わたしは結局観ませんでした。しばらく経ってから一度さらっと観た程度で、足しげく映画館へ通う習慣がついた今でも『アナ雪2』はスルーしそうだなと思っていました。 が、そういうの良くない! エンタテインメント全般…
予告を観るまで『ゾンビランド』シリーズのことを知らなかったのですが、『女王陛下のお気に入り(2018)』以来【エマ・ストーン×銃器】を愛するようになってしまったのでこれは必見だろうと。…と思いつつうっかり観そびれそうだったところ、滑り込みで行っ…
名作『ジュマンジ(1995)』の続編『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017)』のさらに続編です。前作ラストでしっかり破壊されたはずの「ジュマンジ」がまた帰ってきてしまった…! あらすじ 前作から数年後。地元で集まることになった“ジュマン…
今村昌弘による同名小説の映画化。これはですね、内容がどうであろうと浜辺美波さんを見るために行こうと決めていたので、『ジュマンジ』差し置いて初日に観てきました。 犯人名を書いたりはしていませんが、予告に出てこない設定等ある程度のネタバレは含み…
『ゲーム・オブ・スローンズ(以下GOT)』シリーズのデナーリスとして一躍有名になった女優エミリア・クラーク。彼女を初めて見たのは『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018)』で*1、ずばり一目惚れしてしまい、それをきっかけに「あのエミリア…
ようやく観ました、マーティン・スコセッシ監督による話題のNetflix映画『アイリッシュマン』。3時間半という長尺をしっかり乗り切るため、原作本上下巻を読んでからの鑑賞です。 概要 1975年アメリカ、当時「大統領に次ぐ権力を持った男」とまで言われた大…
「ドクター・スリープ」観てきました。本当に「あの」シャイニングの続編なの?と半信半疑でしたが、いきなり「あの」音楽が流れて、「あの」模様が出てきて、うわ続編なんだ…と背筋の伸びる感覚に…。 とりあえず、前作となるのは1980年公開のスタンリー・キ…
東京国際映画祭(以下TIFF)に行ってきました。存在は知っていましたが行くのは初めて。日本未公開の作品をいち早く観れるのはわくわくしますね! 今回観ることができたのはスペイン、フランス合作の「列車旅行のすすめ(Advantages of Travelling by Train…
細野晴臣さんの音楽活動50周年を記念したドキュメンタリー映画「NO SMOKING」、鑑賞してまいりました。とてもとても良かったので全ての音楽好きな方におすすめしたいのですが、一応そもそものところから。 細野晴臣(ほその はるおみ)さんとは 伝説的なバン…
映画「イエスタデイ」を観てきました。おーっと、これは。 キツくならないよう気をつけたつもりが結局けちょんけちょんにしてますので「よかった!」という方はあまりお読みにならないほうがよろしいかと…。きわめて個人の感想です。 あらすじ 売れないミュ…
松竹ブロードウェイシネマで「42ndストリート」を観てきました。松竹ブロードウェイシネマとは、特別に撮影・編集された本場ブロードウェイなどのミュージカル公演を映画館で(字幕付きで!)観れる企画。だいたいライブビューイングのようなものです。 「42…
意識的に日本映画を観よう週間、石川慶監督作品「蜜蜂と遠雷」を鑑賞しました。原作は恩田陸さんの同名小説です。あらすじ 国際的なピアノコンクールで顔を合わせた、4人の若手ピアニストたち。7年間のブランクがあるかつての“神童”、海外でピアノを学ぶ超実…
是枝裕和監督の最新作、なんとなく気になっていたので観てきました。 日仏合作ということですが、なんたってカトリーヌ・ドヌーヴとジュリエット・ビノシュのダブル主演です。凄すぎませんか。 正直なところ、「日本映画もちゃんと観ないとな…」「手始めに、…
「ジョン・ウィック」シリーズ3作目「ジョン・ウィック:パラベラム」。この一週間で前2作を履修し、満を持して劇場で最新作観てまいりました。冒頭のとても親切な「これまでのジョン・ウィック」、今のわたしには不要だった(笑) あらすじ 前回までにいろい…
話題作「ジョーカー」観ました。 ちょっと凄すぎる映画だったなと、とてもじゃないけれど感想を言語化できない映画だったなと思いました。 それでも一応の雑感 ホアキン・フェニックスの演技は、もはや「演技」を超越して主人公アーサー/ジョーカーそのもの…
日本では「ウエスタン」のタイトルで1969年に公開されたセルジオ・レオーネ監督作品。公開から50年が経った今年、当時カットされていた20分を復活させた2時間45分のオリジナル版が、タイトルを「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト」と原題に戻…
「ゲット・アウト(2017)」のジョーダン・ピール監督最新作。「ゲット・アウト」がとても面白かったので、今回初めてホラー映画を映画館で観てきました。なお前日の時点で空席率100%、当日はどうにか9人という心細い環境でした。最後列に4人もいたよ。みん…
もともと予告編の時点では「うわなんかつまんなそう」と思っていて。 ただ、試写の感想で「思ってたのと全然違う」「例えるなら『2001年宇宙の旅』的な」みたいなのを見かけたことで、そんなら観てみようかなと。ちょうど「ワンス・アポン・ア・タイム・イン…