予告を観るまで『ゾンビランド』シリーズのことを知らなかったのですが、『女王陛下のお気に入り(2018)』以来【エマ・ストーン×銃器】を愛するようになってしまったのでこれは必見だろうと。…と思いつつうっかり観そびれそうだったところ、滑り込みで行ってきました。
『ゾンビランド』シリーズの概要とあらすじ
シリーズといっても前作は10年前、2009年公開の『ゾンビランド』のみ。ウディ・ハレルソン、ジェシー・アイゼンバーグ、エマ・ストーン、アビゲイル・ブレスリンの男女4名デコボコチームが、ゾンビ合衆国と化したアメリカでサバイヴするコメディ映画。
語り部をつとめるのはジェシー・アイゼンバーグ演じるヒョロ男子コロンバス。彼はこのゾンビな世界で生き延びるため、何十項目ものマイルールを持っている。シートベルトをしろ、とかそういうやつ。意外と役に立つ。
前作から10年、アメリカは依然ゾンビ大国のままだけれど彼らもまだ生き延びていた。今ではすっかりセレブになったエマ・ストーンが、あの頃と変わらず笑顔満点でマシンガンをぶっ放す。なお『ダブルタップ』とは例のルール第二条「二度撃ちしてトドメを刺せ」のこと。今回は二度撃ちでも死なない奴が出てきているようだが……。
全ストレスを吹っ飛ばせ
も〜〜とにかく楽しい! この作品を10年間も知らずに生きてきたことが悔やまれるくらい楽しい! 超〜〜軽いゾンビコメディ映画です。
前作88分、今作99分と、しょーもないことにお時間取らせないところも最高なんです。じつは今回「朝に前作をPrimeVideoで観て、そのまま映画館へ続きを観に行く」というスピーディーなスタイルを取ってみたんですが、そんなことをしても全く疲れない軽さ。これはいいですよ〜。おすすめですよ〜。これといって何も語る気になりませんよ〜。
ウェルカム・トゥ・ゾンビランド!
の前に「ウェルカム・トゥ・ジュマンジ!」を観ていたこの日。さらに奇しくも、あちらはガンズ、こちらはメタリカだ〜〜〜!!!ということでOPにガツンとお見舞いされる「Master of Puppets」が超アガります。立川極音ありがとう!
『ソンビランド』シリーズ、概してこういう↑↑映画です。爆音でメタリカを聴くためだけにでも映画館へ行く価値あり。
しいて言えば
アメリカ人によるアメリカ人のための映画、って感じなので、日本人には肌で感じ取れない部分が多いんだろうなあという少々のもどかしさも。本場ブロードウェイのミュージカルで時事ネタアドリブかまされた時(そして自分以外のお客さんが大爆笑してる時)のようなチキショー感があります。
きっとビル・マーレイのくだり(特に前作)とか、アメリカの映画館だとみんな肩震わせてるんだろうなと思うわけですよ。音声聞こえないくらい笑ってるかもしれない。日本でもそれなりに笑ってるけどきっともっと可笑しいんだと思う、あれは。そんな気がする。
まあ、もともと破壊的に面白いから多少わかんなくても何らマイナスにはなりませんけどね。でも悔しいよね。前作も、トゥインキーって何かの隠語だと思ってたもの。マリファナとか。お菓子かよ。
お好きなほうへ
ファミリーならジュマンジへ、ちょいグロR指定ものが大丈夫ならゾンビランドへ。ゾンビランドのほうはそろそろ閉園なので急いでください。どちらも思いっきり笑えて、一応ちょっと心温まりもします。この冬、ハートフルコメディアクションがアツいぜ。
(2019年151本目/劇場鑑賞) さて、この日は朝に家で『ゾンビランド』一作目を観てからの、映画館に移動して『ジュマンジ/ネクスト・レベル』、そして本作、んでもって『アナ雪2』を観たわけですが、いい組み合わせだったなあ。全く疲れなかったし、どれもすごく良かった。意外と『アナ雪2』もまた、他二作に引けを取らないくらい大爆笑ムービーだったんですよね。次回へ続く。