鶴見線「国道駅」と、石川町の純喫茶「モデル」
日曜日のぶらり散歩ばなし。
鶴見線の「国道駅」
是枝監督のデビュー作「幻の光」に出てきて無性に惹かれたロケ地、鶴見線の「国道駅」へ行ってみました。乗り継ぎが良ければ横浜駅から10分程度の場所にあります。今回は国道駅ではなく鶴見駅で降り、鶴見川沿いをぶらり歩いて向かいました。
それらしきガード下が見えてきて期待を高めつつ覗き込むと、これです。
こう見えて、と言ってはなんですが現役の駅。左手に券売機がひとつ、その横に改札があって階段をのぼるとホーム。まるで地下トンネルのような雰囲気ですが、ここは道路に面した地上階です。このガード下を一歩出れば全く一般的な住宅街。不思議。
「幻の光」劇中(1995年公開)ではこんなふうに登場します。
向こう側から改札側を撮ったアングルでしょうかね。これが一応そっち向きの写真です。
明らかに物珍しい目で見たり撮ったりせざるを得ない圧倒的なスポットなのですが、決して廃駅ではないし普通に利用されてるのでそこらへん配慮は必要だなと思いました。でもこれは…廃駅のオーラがすごすぎる…。“昭和83年”まで有効の権利証とか貼ってあったし…。
鶴見線はこのまま工場地帯だとか、社員証でしか出れない駅だとか、いろいろくすぐられるところへも行くことができる路線ですけども、これ以上こういう不思議な環境に置かれるのはあまり心がもたなそうなのでまたいつか別の機会に!
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映画では冒頭にしか出てきませんが、コンクリートのアーチが印象的で、是枝監督が言うところの「建物が地面から生えたような存在感」です。すごいです。映画と併せて、お近くの方ぜひ。
石川町の純喫茶「モデル」
横浜駅のほうへ戻ってきたのち、時間があったので趣味(なんです)の老舗喫茶店巡りを。調べてみると、国道駅に通じるアーチ状の入口がビビッときたのでこちらのお店にしてみました。
石川町駅下車すぐ、昭和49年創業の純喫茶「モデル」。素晴らしい外観。店内はこの上なくレトロでありながら清潔に保たれており、とにかく素敵。入店した瞬間、あまりに理想的で感動しちゃいました。
分煙ではなさそうなのでその点のみ人を選びますが(あとパソコンは使用禁止)、かなりおすすめです。また行きたい。
こういう散歩はしょっちゅうしてるので散歩カテゴリでも作りましょうか。とりあえず旅行カテゴリに混ぜておく。