職場こと、東京・田端のユニバーサルシアター「シネマ・チュプキ・タバタ」にて一昨日18日(土)から1月31日(金)まで、映画『とりつくしま』を上映しています。バリアフリー日本語字幕と音声ガイドを新規に制作し、今回わたくしは音声ガイドを書いております。

映画『とりつくしま』は、歌人・東直子さんの同名ベストセラー小説を、娘さんである東かほり監督(『ほとぼりメルトサウンズ』など)が実写映像化した作品。原作には11のエピソードが収録されていますが、映画化にあたっては「トリケラトプス」「あおいの」「レンズ」「ロージン」の4篇が選ばれています。
コピーをそのまま載せますならば「死んでしまったあと、モノになって大切な人の近くにいられるとしたら……。あなたは何になりますか?」というお話。トリケラトプスの絵柄がついたマグカップに、あおいジャングルジムに、カメラのレンズに、野球のピッチャーが使う滑り止めの粉ロージンに、それぞれ「とりついた」ひとたちの物語です。
昨年9月に新宿武蔵野館で鑑賞し、あまりにも独特な空気感に引き込まれて、これはうちでもやりたいと思っていたのですが、このたび上映が叶いました。そして前述のとおり音声ガイド制作も担当しています。監修には東かほり監督、ご出演の安宅陽子さん、宇乃うめのさんに入っていただき、総勢7名で言葉を探して完成させました。
1月31日まで連日14時25分から(今週末25、26日のみ14時00分から)の上映となっております。水曜日は定休です。まだご覧になっていない方、お近くの方、ぜひお運びいただけたらうれしいです。
ご予約はこちらから。20席の小さな劇場なので、ご予約推奨です。
『#とりつくしま』初日
— Cinema Chupki(シネマ・チュプキ・タバタ) (@cinemachupki) January 18, 2025
東かほり監督、東直子さんにお越しいただきました。前作『ほとぼりメルトサウンズ』、直子さん原作の『春原さんのうた』などを経てまたチュプキでお会いできたこと、うれしいです。
観るほどにさまざまなものが見えてくる本作。字幕や音声ガイドで、何度でもお楽しみください! https://t.co/V0OYOXGFh9 pic.twitter.com/ortK2XC9mf