2022年4月に観た映画を振り返る〈感想記事の一覧〉
2022年4月に観た映画やいろんなこと(今月はかなり、いろんなこと)を振り返ります。リンク先は感想記事、並びは鑑賞順です。公開から3ヶ月くらいまでのタイミングで鑑賞したものを新作、それ以外を準新作/旧作としています。先月分の振り返りはこちら。
- 新作映画
- やがて海へと届く(2022)
- ぼけますから、よろしくお願いします。〜おかえり お母さん〜(2022)
- 夢みる小学校(2021)
- ピアノ-ウクライナの尊厳を保つ闘い-(2015)
- ZAPPA(2020)
- 準新作/旧作映画
- ひとつの歌(2011)
- 屋根の上に吹く風は(2021)
- ひかりの歌(2019)
- トイ・ストーリー3(2012)
- つみきのいえ(2008)
- 殺さない彼女と死なない彼女(2019)
- 漂流ポスト(2018)
- ディープ・インパクト(1998)
- クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001)
- ぼけますから、よろしくお願いします。(2018)
- 建築学概論(2012)
- 普通に死ぬ 〜いのちの自立〜(2020)
- 梅切らぬバカ(2021)
- 人生フルーツ(2016)
- 映画「聲の形」(2016)
- ワン・デイ 23年のラブストーリー(2011)
- ストーリー・オブ・ラブ(1999)
- ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011)
- THE END(2011)
- ペトルーニャに祝福を(2019)
一応、25本。実際には多分30本くらい。もっとかも。今月は本当になんというか、雑多、ごった? 散らかってんな!という感じになってしまいました。そして意外と新作が少ないんですね。『ピアノ-ウクライナの尊厳を保つ闘い-』は劇場公開されたばかりなので新作に入れてしまいましたが、新作を観るぞ!な意識で観たのは『やがて海へと届く』くらいかもですね。
あと、先月からどっぷりはまっていた『春原さんのうた』。こちらポレポレ東中野さんの最終上映日、満員御礼の超豪華舞台挨拶にも行ってきました。劇中に登場する聖蹟桜ヶ丘のカフェ「キノコヤ」さんにも通い始めたり、まだまだ余韻は続いています。
「泣ける映画」を書く
で、今月大きかったのは、まっぷるトラベルガイドさんで(なぜか)映画記事を書かせていただくというお仕事でした。
内容はよくある「泣ける映画50選」的なやつなのですが、まじめに50本書いてやるぞ!!の気合いで頑張りました。書くにあたって初見した作品を、今回のリストには馬鹿正直に載せております。これ以外にも例えば『ニュー・シネマ・パラダイス』や『フォレスト・ガンプ』をスマホ画面で数日に分けて観直す(寝ながら)、みたいな映画への冒涜っぽいことをたくさんしました(笑)
というのも、最初のうちはまあ記憶でなんとかなるかなと思っていたんですけども、いざ書き始めてみると「簡単なあらすじ+泣けるポイント」的な内容を150字ほどにまとめる作業っていうのは「記憶が鮮明」じゃないと案外さっぱり書けなくて。泣けた記憶はあるけど何に泣いたのか覚えてないや、じゃ書けなかったんですよね。なので途中から「観るのが手っ取り早い!」となり、結局かなりの本数を観ました。
そんなわけで忙しさにかまけて別個の感想記事にしそびれたものが数本あり、とても気持ちが悪いので、今ここでざっと書いておきます。『トイ・ストーリー3』は、いつか観たであろう1・2の記憶は曖昧なまま、いきなり3だけでもいけるよね?を確認すべく初見した感じでしたが、さすが全く問題なく普通に見入っちゃいました。トトロいたもん。
『つみきのいえ』は短編アニメ。『愛してるって言っておくね』と近い系統の、たった10分でこんな胸締め付けられるのかよ、な作品でした。『漂流ポスト』は以前スクリプトドクター三宅隆太さんが年間ランキングに入れていた短編作品で、気になっていたのでこの機会に観れてよかったです。
『ディープ・インパクト』は、友人に「泣ける映画って言ったら何?」とアンケートを取ったら即答されたんですよね。なので採用です。『アルマゲドン』はさようならです(ブルース・ウィリスさんには別作品で登場していただきました)。人類を滅亡させる彗星に発見者の名前つけて呼ぶのやめたげなよ、がいちばんの感想です。
それから『クレしん』ですね。わたし野原家とは距離を置いて生きてきて、一切観たことがなかったんですが、ついに壁を乗り越えてやりました。名作と名高い『オトナ帝国』、想像以上にすごかった。攻殻機動隊における笑い男事件的な薄気味悪さの序盤はトラウマが過ぎるのでは。完全にホラーでしょ。カムカム脳だったところに「証城寺の狸囃子」が流れてくんのもやばい。
チュプキとのこと
4月は個人的大ニュースが大渋滞しておりまして、アトロクの生放送現場へお邪魔してしまった、宇多丸さん日比さんとお会いしてしまった、という「夢?」案件もございました。非現実すぎて脳が記憶を消そうとしているので、書き残しておいてよかったです。
アトロクへはシネマ・チュプキ代表・平塚さんの付き添いで行かせていただいたのですが、じつは今、チュプキの一応スタッフというかたちで、主に文章や写真まわりで微力ながらお仕事させてもらっています。自分でもいつの間にかぬるっと入り込んでしまった感覚。どういう立ち位置でいればいいんだ、と少し困っています(笑)
まあ、片足突っ込んだスタッフくらいの気持ちで、ここではあくまで個人353を保ちつつ、今後もチュプキ関連のあれこれ挟み込んでいくつもりです。まずは5月中、アトロクでもお知らせしました「ウクライナ難民支援上映」を行っておりますのでよろしくお願いいたします。
前半ラインナップからは『ピアノ-ウクライナの尊厳を守る闘い-(2015)』『黒い雨(1989)』『ひまわり(1970)』を観ましたが、どれも必見の作品です。わたし的には特に『黒い雨』を推したい。ぜひ映画館の、没入できる環境でご覧ください。