353log

主に映画の感想文を書いています

ノンフィクション映画6選の記事を書きましたっていうのと、9/28(水)のアトロクは必聴!ばなし。

まとめすぎたタイトルです。さて、毎月書かせていただいている「まっぷるトラベルガイド」さんでの映画紹介。9月はまず「ノンフィクション映画のおすすめ6選」という記事が公開されました。


おすすめのノンフィクション映画6選!必見の実話にもとづくおすすめ映画 - ライフスタイル|まっぷるトラベルガイド


映画の場合は大なり小なり脚色されていることが多いので、どちらかといえば「実話にもとづく映画」ですね。

今回のセレクトはこちら。


『ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出』、こちらは言わずもがなの「書いている途中に何かあった」やつですね。何かというか、明記しておりますが、エリザベス女王が亡くなって、『ザ・クラウン』で親しみまくっていたわたしはかなり寂しかったので絶対何か1本入れるぞ!と選びました。

じつは初見だったのですけど(マイリストの底の方に埋もれていた)、期待以上にいい映画でございました。なんと言っても主演のサラ・ガドンさんがすごく魅力的で。「秘密の外出」の真相はリリベットのみぞ知る!ですが、エリザベス女王にとってこの一夜が素敵な思い出になっていたらいいなあと、そんなことを思っていたらやたら涙が出てきてしまいました。

英国王のスピーチ(2010)』を観ていると解像度が上がるジョージ6世のくだりだったり、『ラストナイト・イン・ソーホー(2021)』ばりにソーホーへ迷い込んで行くくだりも面白い! なるほどソーホーってあのレンガの、狭い路地から入っていくものなんですねー。

スポットライト 世紀のスクープも、じつは恥ずかしながら未見だった1本です。この記事を書くにあたって、最初に観たのがこれだったかな。ジャーナリズム映画の魅力が詰まった素晴らしい作品でした。ラスト、電話が「誰から」かかってくるかという、そこで目頭がぎゅっと熱くなり、思わず連想した『その名を暴け』のことも書いてしまった次第。


残りの作品については過去に感想を書いていますのでご興味ありましたら掘ってみてくださいませ。ノンフィクションというとどうしても重くなりがちで、おすすめしたいけどそういうのばかりになってしまってもなあと結構悩まされました。

ちなみに候補だった作品としましては、まずチョン・ドヨンとファン・ジョンミン主演の韓国映画『ユア・マイ・サンシャイン(2005)。あ、これ実話だったんだー、と。で、めちゃくちゃいいんですよ、チョン・ドヨン様が。突き抜けてんの、魅力。ただまあ、テイストだいぶ違うのでやめました。作品自体はおすすめです。


あと、本当は『Fukushima 50(2020)入れたかったんです。原作本も読んだし、これはもっと広まって欲しい作品だから。ですが、しかし。最後まで観たところで、エンドクレジットで、「あ」って声出ましたよ。あまりにタイムリーな角川某だったんですよ。一度そう思ったら、あのラストの唐突な「五輪ネタ」が、もうそうとしか思えなくなりました。遺憾ながら不採用です。

映画も原作も、内容はとても大切な記録でございます。ぜひ。


というわけで以上、「ノンフィクション映画のおすすめ6選」な記事、お読みいただければ嬉しいです。

9/28(水)のアトロクは必聴!

なぜこの続きに書くんだと、わたしもそう思うのですが、なんか、個別に書く体力がなくて…!

はい、ええと、手短に予告だけさせてください。わたくし353は「アトロク」ことTBSラジオアフター6ジャンクション」をきっかけにシネマ・チュプキ・タバタおよび音声ガイドの世界などにずぶずぶと入っていった人でございますという話は過去に何度も書いてまいりました。

そして今回ですね、なんとアトロクとチュプキがコラボした「音声ガイド制作プロジェクト」なる353的スーパードリームプロジェクト(なお353の人は全く関与していない)が番組内で進行しているのですけども、その「完結編」がいよいよ9/28(水)20時台の特集コーナーにて放送されます。

この日の目玉企画は「ラジオで映画を上映」すること! 矢野ほなみ監督による短編アニメーション『骨噛み』に、アトロク水曜パートナーであるTBS日比麻音子アナウンサーが渾身の音声ガイドを付けまして、その完成品を音声のみで「フル上映」するのでございます。前代未聞の試み!

つまるところですね、聴取できるエリアの皆さま、ぜひ9/28(水)TBSラジオ「アフター6ジャンクション」をお聴きください! わたしも自宅で正座して聴きます!



『骨噛み』についてなど、まだまだ書きたいことはありますがそれはまたあらためて。よし、では『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』最新話を観てこようかな(闇鍋のような投稿)。