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主に映画の感想文を書いています

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

チュプキで観た「プロメア」と「劇場版SAO オーディナル・スケール」と、ダメ押しでクラファンの話。

シネマ・チュプキにて、滑り込みで『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』と『プロメア』を観てきました。ひとつひとつじっくり書けるくらい両方とも良かったのですけど、スピード感重視の(しかし文字は無駄に多い)2本立て感想で今…

映画「距ててて(2021)」感想|着地しなさが好き

へだててて。今はすっかり読み慣れたこのタイトルと出会ったのは、『春原さんのうた』ほか杉田協士監督の特集上映でポレポレ東中野へ通っていた頃。いつも予告編で流れてて、気になりつつも観れてなくて。ああよかった、やっぱりチュプキに来るわ、ってこと…

「ウ・ヨンウ」が終わり「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」が始まるという両極端な話。

Netflix独占配信の韓国ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』が終わってしまいました。犯罪者以外誰も悪者にしない、やさしい物語でした。そんな「やさしい物語」が幕を閉じたところでなんですが、あの「エグい物語」が帰ってきました。『ゲーム・オブ・スロー…

まっぷるさんで「泣ける映画〜邦画編〜」の深掘り記事を書きました

僭越ながらわたしなぞが毎月書かせていただいている「まっぷるトラベルガイド」さんの、(なぜか)映画の記事。今月は、引き続き「【2022年】おすすめの泣ける映画50選! 心のデトックス、しませんか?」と連動するかたちでの「泣ける映画〜邦画編〜」深掘り記…

ウォン・カーウァイ4Kレストア上映で「恋する惑星」「ブエノスアイレス」を観た

8/19(金)から劇場公開されているウォン・カーウァイ監督作品の4Kレストア企画で、『恋する惑星(1994)』と『ブエノスアイレス(1997)』を観てきました。と、さも知ったような口で書きましたが、ウォン・カーウァイ作品ってじつは観たことがなくて。よく聞…

映画「無垢なる証人(2019)」感想|「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」の脚本家が描く、ひとつ前の世界。

韓国映画『無垢なる証人』を観ました。こちら、現在大ヒット中の韓国ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の脚本家ムン・ジウォンさんが脚本を手掛けた法廷ものヒューマンドラマです。あらためて超ざっくり書いておくと『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』というド…

2022年7月に観た映画を振り返る〈感想記事の一覧〉

2022年7月に観た映画やいろんなことを振り返ります……ってうっかり8月も14日! 合併号でいいのでは?? まいっか、はい、リンク先は感想記事、並びは鑑賞順です。公開から3ヶ月くらいまでのタイミングで鑑賞したものを新作、それ以外を準新作/旧作としていま…

映画「あの日のオルガン(2019)」感想|生き生きとしたキャスト、自ずと生まれる厭戦の思い。

久保つぎこさんによるノンフィクション『あの日のオルガン 疎開保育園物語』を原作とした、太平洋戦争末期「疎開保育園」の物語です。監督・脚本の平松恵美子さんは、山田洋次監督のもとで共同脚本や助監督を長年つとめてこられた方なのだそう。驚くべきは、…

ソードアート・オンラインはじめました&「劇場版SAO プログレッシブ 星なき夜のアリア」感想

時は2022年。高性能VRによる完全没入型オンラインゲームの中、「現実世界の生死」をかけたデスゲームが発動してしまう——というお話。最近『イカゲーム』でも思いましたが、デスゲームってフィクション性が高いのにひどく入り込めてしまう不思議なコンテンツ…

長岡花火へ行ってきました|大林宣彦監督作品「この空の花 長岡花火物語」にまつわる小旅行記

念願の! 「長岡花火」こと「長岡まつり大花火大会」へ行ってきました。大前提として、そもそもなぜわたしが長岡花火に惹かれているかというと、大林宣彦監督の映画『この空の花 長岡花火物語』のせいです。2020年4月、大林監督の訃報をきっかけにわたしは初…

韓国ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」5〜10話までの鑑賞メモ

Netflixで配信中の韓国ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』。あっという間に8/1現在の最新話10話まで観てしまったので鑑賞メモをしたためておきます。以下、1〜10話までのネタバレを含みます。ざっくり言うと「自閉スペクトラム症の弁護士」の話である本作、…