88分の傑作ホラー映画シリーズその②。その①はこちら「ドント・ブリーズ」。
ほんの偶然だったんですけど、なんとなく続けて観た2本がどちらもホラーで、かつ88分だったんです。そしてどちらも傑作!という。88分のホラー映画には何かいいものが憑いてるんじゃないでしょうか。
あ、しかもこれ88年だ…。ちょっと怖い…。
あらすじ
息子の誕生日に買ってあげたお人形がじつは凶悪犯の生まれ変わりだったんだぜぇ。っていう誰も信じないようなお話。
「レディプレ」で履修しなかったアイツ
去年「レディ・プレイヤー1」でひとしきり興奮してからだいぶいろいろ関連作品を漁ったものですが、こいつは完全にスルーしてました。そう、チャッキーです。
なんでも今年リメイクされるそうです。観たことないんだよな〜と思っていたらじゃあ観なさいと言われたので素直に観ました。素直に、めっちゃ楽しかったです。これは名作だわ!
意外とかわいいアイツ
「グッドガイ人形」っていうネーミングがまずもう大勝利。グッドガイの皮を被ってる序盤は結構かわいいんですよね。あと意外にデカい。6歳児サイズだったのか。
怖さ的には、こちらもグッドガイの皮を被ってる頃のほうが怖いかも。気付いたら居間でテレビ観てたり、靴底に粉がついてたり、っていうあのあたり。一番鳥肌立ったのは「電池のシーン」です。世界一怖い電池じゃなかろうか。
逆に、目ひん剝いて「このアバズレ女」とか言い始めてからは楽しさの方が勝ちます。「ドント・ブリーズ」の老人と同じパターン。
一番好きなのは、ママが人形相手にリボルバーぶっ放すシーン。この映画の本気度が伺えます。「ああ信じるとも。でもこんな話、誰が信じる?」。
もっとチープなのかと思ったら全然、しっかり作り込まれてて。おもしろいホラー映画ってのはきっと仕掛けの多さなんでしょうね。最後の最後までお楽しみが続く、コーンの先端にまでアイスが詰まってるような、クオリティと満足度の極めて高いエンタメホラー作品でした。
もしかしてだけど、ホラー、結構好きなのかもしれない。
(2019年39本目)
今回はHuluで鑑賞。この作品ページがギョッとします。