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主に映画のあらすじと(まとまりのない)感想文

荒野の用心棒(1964)

クリント・イーストウッドを観ていくぞ月間。

あらすじ

クリント・イーストウッド演じる流れ者が、通りかかった町のボスたちを全滅させて、ついでにちょっとだけ人助けをして、「あばよ」と去っていく話。

予想よりもはるかに面白くて、あくびする暇もなく最後まで楽しく観ちゃったのですが、よーく考えたらかなり内容のない話(笑) ①災難な家庭事情が目に入り、②この町はヤバいぜえ…と酒場の主人にボヤかれたというだけで、ほんだらばと町中引っ掻き回してドッカーン、あばよ、ですからね。酒場の主人もボヤく相手ちょっと間違えた感がありますね。とはいえ、面白かったのでなんでもいいです。

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3

本作は「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(以下BTTF3)」で壮大にオマージュされています。そもそもBTTF3はマーティが「クリント・イーストウッド」と名乗ってる回ですからね、そりゃそういう回なんですよね。

冒頭で背中に〝出ていけ〟という紙を貼られた人が出ていくあたりから「ああ、早くも」って感じで、町の人たちが向けてくる視線もまさにそれ、ならず者たちの手厚い歓迎、棺桶屋は親切丁寧、タネンのような薄汚れた男、そしてお待ちかねのラストシーン、ポンチョの中からゴソッと取り出したるは鋼鉄の防弾チョッキ。最後のはほんとにそのまんまなんだな!というなかなかの衝撃でした。しかも「何度でも蘇る」のが、アイツやべえ。

これはBTTF関係ないですが、ラストシーンの始まりを告げるダイナマイト、使い方がかっこいい。YOUこれで悪党たち吹っ飛ばしちゃいなよともらった必殺アイテムなのに、ただの演出として利用しちゃうのめちゃくちゃかっこいい。土埃のなかから登場するイーストウッドは、うむ、今回もキマってます。

東宝にはご用心

本作てっきり「荒野の七人」みたいにクロサワ作品「用心棒」の公認リメイクなのかと思っていたら、無許可で作ってバレて東宝に訴えられて負けた、っていうのを知って「うける」と思いました。

というのも、本作は「マカロニ・ウエスタン」と呼ばれるイタリア製の西部劇なんですが(キャリア初期は西部劇を多く手がけていたらしいエンニオ・モリコーネが音楽を担当!)、当時はまだ細々とやっていたジャンルだったそうで、それがうっかり「クロサワのリメイクらしいぞ」って話題になっちゃったせいで本家にバレて、つまり二次創作のつもりがやりすぎちゃって公式に怒られる的な、同人的なそういうことですよね(笑)

怒られちゃったとはいえ結果的には名作になり、のちにあの「BTTF3」を生み出すことになるんですから、世界のクロサワはすごい…! そしてわたしまだ「用心棒」は未見なので早く観なければならない…!! さっきTSUTAYA行ってきたら黒澤明コーナーの用心棒だけ貸出中だったんですよそんなことってありますか。

用心棒 [Blu-ray]

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イーストウッド三船敏郎になって銃が刀になった程度の違いしかないらしいです。楽しみです。

あんまり本筋の感想書けませんでしたが、「BTTF」ファンの方ならその目線で間違いなく楽しめます、イーストウッドかっこいいです、少なくとも「用心棒」未見の身としてはストーリー普通に面白かったです、おすすめできます。ぜひどうぞ。

(2018年97本目)