「ジュマンジ(1995)」の続編。楽しみにしてました。公開初日に鑑賞! 前作の感想はこちら。
あらすじ(以下すべてネタバレ)
またしても若者たちは迂闊に「ジュマンジ」をプレイしてしまう。クリアするまで帰れません! 以上!
いやあ、楽しかったです。とっても楽しかった。よかった。じつはうっかりミスで吹き替え版を鑑賞したのですが、序盤の違和感はやむなしとして、「ジュマンジ」に入ってからは「キャラクターのギャップ」をウリにした作りなのでむしろ吹き替えでよかったかもと思うほどでした(「死語」がキーになるあたりは字幕だとどうなっているのか気になる。メタル好きな少年がチョベリグとか言わないのでは…笑)。
続編として
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「ゲームに飲み込まれたまま帰ってこなかった少年」「時は経ち、ひょんなことから現代の少年少女がゲームに入り込み、彼を見つける」「ゲームは全員でないとクリアできない」「ジュマンジと叫べばゲームクリアで元の世界に戻れる」「ゲームクリアに伴うタイムパラドックス」等々、継承している点は多数。前作の主人公アラン・パリッシュや悪役の名前も出てきました。
とはいえ、基本的には前作知らなくてもなんら問題ない作りですので初ジュマンジの方もお気軽にどうぞ。
今回のゲーム
前作がボードゲームだったのに対し(出てこないと思ってたので、ちょっとだけ出てきた「旧型ジュマンジ」に感動するチョロいファン)、今作はテレビゲーム。んー、日常が非日常になるあの感じがよかったんじゃないのー?なんて心配してましたが、杞憂でした。作りがうまい!
今回の「新型ジュマンジ」は「ゲーム(非日常)の中に入る」スタイル。それにひとひねり加えて(というかテレビゲームなら確かにそれが普通)、「容姿も名前も、場合によっちゃ性別も、キャラクターごと全部変わる」という設定で何倍も面白くしてます。特に、完全に女子高生なジャック・ブラックが最高。
腕に残機(デフォルト3)が表示されるシステム、1機失うと独特の音とともに上空から降ってくる=生き返るギミック(上から降ってくることを利用した作戦の数々おもしろい)、それぞれのキャラに特性があることのゲーム的説明(ケーキ食べると爆発して死ぬアイツが一番ばかばかしくて好き)、非現実的な強さ(ちょっとしたバーフバリ感)、「フェロモン」とかいうスキルのおかげでクサくならない感動のシーン、きりがないほど「うまいなあ〜楽しいなあ〜」っていう感じでした。
大長編ドラえもんだ!
バウワンコ像じゃん、「のび太の大魔境」っぽいじゃん、っていうのもあるんですけど(5人の勇者が国を救う、ってとこまで一緒!)、いつもいじめられっ子なのに大長編になるとヒーローと化すのび太は今作のスペンサーだし、大長編だと優しくなるジャイアンはフリッジだし、なんならついでにドラえもん役もこなしてるし(ポケット)、ひとしきり異世界で冒険してきたあとの現実世界の空気感とかも通じるものがあるし、うん、すごく大長編ドラえもんだと思います。超高速な「空から女の子が!」も好き。
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太鼓が嬉しい
今作、思った以上にあの「太鼓」を前面に押し出してくれてます。映画館の大音響で、空気を震わす「あの音」が体感できるのはかなり嬉しい! 極爆上映で死ぬほど興奮したい。よかったところいろいろ挙げましたが、個人的にはこの「太鼓」を全身で味わえたというだけで感無量です。小さいころ好きでよく観てた映画の続編を、大人になってからリアルタイムに映画館で観れる幸せ。昔は金曜ロードショーとかの吹替版で観てたんでしょうから、間違えて吹き替え版の券を買ってしまったのも何かの縁だったのかもしれません。
なお今度こそ「ジュマンジ」はしっかり破壊されたはずなので(なんかドンドコ聞こえたけど…)、続編がないことを祈るばかりです(笑)
ガンズのジャンゴーも最高! 吹替版も据え置きジャンゴーでした! ていうかそこでお前メタリカのTシャツかよ!
(2018年66本目 劇場鑑賞)