ソウ(2004)
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2014/06/27
- メディア: Blu-ray
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一応あらすじ
目が覚めたら汚いお風呂場。チクショウ足に鎖が繋がってやがる。誰かいるみたいだ、おいアンタは誰だ。電気をつけるって? ついた。まぶしい。なんだアンタ知らない奴だな。ここはどこだ。アンタも知らないのか。ってウワァなんだ、チクショウ死体だ! 部屋の真ん中に死体が倒れてやがる! ウッ、死体なんて俺初めて見るよ…。ちょっと待て、なんかカセットがあるぞ。聴けってさ。なに? お前はここで死ぬことになる? そうかい意外ではないぜチクショウ。アンタのテープも聴かせろよ。…ほう、アンタ6時までに俺を殺さなきゃいけないらしいぜ? ふむ。とりあえずここにノコギリが2本あるわけだが…(以下略)
的な。
というわけで、職場の人に「1だけでいいから観て」と勧められたので、一生縁がないと思っていた「ソウ」シリーズに手をつけてしまいました。こわいな〜やだな〜と思いながら観始めたのですが、意外と怖くないんですね! なんだ! レンタルDVDのジャンル表記がミステリーになってたのは間違いじゃなかった! 完全にホラーだと思ってました。
いちばん予想外だったのは、しょっちゅうカメラが外に出ることですね。てっきり閉塞感が売りの密室劇かと。あんだけ外部のエピソードを盛り込んでくれてたら怖くないです。あと、グロな要素を全然見せてこないですね。優しいです。デヴィッド・フィンチャー監督よりも優しい気がします。聞くところによるとシリーズが進むにつれてグロさも増していくらしいですが、まあもう終わりなんで…(言われた通り1しか観ません!笑)。
演出として好きだったのは、アダムが捕まる直前のシーン。カメラマンなのをいいことにカメラのストロボ焚きながら部屋を歩き回るの、あれいいですね。閃光でホワイトアウトしてしまいイマイチよく見えない感じとか、リアルでよいです。わたしの好きな密室スリラー「暗くなるまで待って(1967)」もカメラマンと暗室が出てきました。あのテのスリラーでは使い古された設定なのかな。
んでオチ。切るんかーい! そっちかーい! 確かに最前列だな!!! はい、しっかり騙されました。でもぽかーんとしちゃってあんまり衝撃を味わえなかった気もする(笑) 頭の処理が追いつかないまま、ゲームオーバー。
そんな過激ってほどじゃない映画だったので、わたしのように勝手なイメージで避けて通ってたような方でも意外といけると思います。
(2018年56本目)