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主に映画のあらすじと(まとまりのない)感想文/期間限定でNY旅ブログ連載中

セブン(1995)

セブン [Blu-ray]

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デヴィッド・フィンチャー監督の代表作。「ドラゴン・タトゥーの女(2011)」でフィンチャーさん好きかも!と思って以来まだ何も観ていなかったので、手始めに鑑賞。ちなみに「ソーシャル・ネットワーク(2010)」と「ゴーン・ガール(2014)」は観てるんですけどそこまで印象には残っていません。

ネタバレしないあらすじ

ブラッド・ピット演じる感情丸出しの若手刑事ミルズと、モーガン・フリーマン演じる引退間際の寡黙なベテラン刑事サマセット、このふたりが「相棒」となって進行するバディもの。サマセット退職の日まであと7日間、というところにミルズが赴任。日を同じくして、『七つの大罪』をモチーフに計画されたであろう連続猟奇殺人事件が幕を開ける。

以降、ネタバレします。










ここからネタバレ

いや〜〜〜〜、後味!! 後味!!!! わたしのグウィネス・パルトローが〜〜〜〜なんか予想はついていたけど〜〜〜〜覆してほしかった〜〜〜〜!!!! なんか、去年観てた大河ドラマ「直虎」を思い出しちゃいました。家康の奥さん瀬名の首ね…。虎松の首と偽って見知らぬ子供の首を差し出した話もありましたが、そっちであってほしかった…。やっぱね、箱に入った生首っていうのは言い表せないキツさがありますよ。本作の場合は頭頂部たりとも見せていないのだけど、想像力って残酷よね…。

そしてまさかのケヴィン・スペイシー。奇しくも昨日観てた「ベイビー・ドライバー」から2作連続ですよ。今回まったく何も調べずに観たので、オープニングのクレジットに出さないという仕掛けも相まって完全に想定外の犯人でした(ケヴィン・スペイシー……よね……???と確証が持てなかったほど)。登場するタイミングも想定外だし。それにしてもこの方、「ユージュアル・サスペクツ(1995、って同じ年だ)」のカイザー・ソゼしかり本当にこういう役が似合いますね。

猟奇殺人ものということで覚悟していたんですが、思ったほどにエグくはなく。「ドラゴン・タトゥーの女」も同じくで、フィンチャー監督って視聴者への配慮が優しいと思うんですよね。本作もスプラッタなシーンそのものは見せないし、「事後」の奇抜な死体たちも特殊メイクだと思えば耐えられる。エンターテインメントを保てるギリギリのラインで過激表現を止めてくれてるんですよ、フィンチャーさん。だから「おもしろかった」という印象のほうが強く残るのでしょうね。個人的にはどちらかというと死体よりも虫のほうがムリです(デブ死のシーンで這い回ってるGみたいなやつが……むり……)(数日前に観た「パンズ・ラビリンス」がエグく感じたのも主に虫のせいでしょう)。

てなわけで、後味は悪いながらも、思い起こせばやはり非常に「おもしろかった」と思える作品でした。「予想外」が襲ってくるのではなくてむしろ概ね予想通りに事が運ぶのが逆に嫌という作りでもありました。抗えないつらさ。けどおもしろい。けどつらい。けど(

バッドエンドだと思っていたけれど

映画評論家 小野寺系さんの記事でこんなのがありました。なるほど…。おもしろかったので是非。

何故『セブン』はハッピー・エンドなのか | k.onodera 小野寺系の映画批評

(2018年51本目)