映画を聴きましょう（細野晴臣 著／2017）

映画を聴きましょう

言うまでもないスーパーミュージシャン細野晴臣さんによる、「キネマ旬報」での連載をまとめた映画本。決して“映画通”ぶることのない晴臣さんの親しみやすい文体で、クラシック映画から最新作まで分け隔てなくいろいろな作品を知ることができます。

なかでも印象的だったのは、ホラー映画の話。晴臣さんはホラー映画がお好きらしいのですが、同時に「極度の怖がり」でもあるらしく、なんと「早送りで怖いシーンを確認してから巻き戻して観る」なんていう荒技を常套的に使われるそうです(笑) ものすごく親近感が湧くとともに、そういう楽しみ方でもいいんだ〜と目から鱗でした。

一章が4ページほどと非常に読みやすい一冊になっていますので、寝る前や移動中のプチ読書にいかがでしょう。おすすめです！