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主に映画のあらすじと(まとまりのない)感想文

スノーピアサー(2013)

韓国のポン・ジュノ監督作品。わたしこの監督存じ上げなかったのですがとても人気の監督だそうです。知らないキャストばかりだろうと思っていたらまさかの主演クリス・エヴァンスキャプテン・アメリカ!)。エンドロールまで気付きませんでした。凍ることに縁がある…。

あらすじ

2014年。深刻な地球温暖化を食い止めるため、全地球上に特殊な化学薬品が散布された。結果として地球は凍りつき、生命体も絶滅した。唯一、「スノーピアサー」という「方舟」の中を除いて。

スノーピアサー、それは永久機関を持って走り続ける一編成の列車である。列車は丸一年かけて地球を一周する。列車内では植物から動物まであらゆる種の保存がされており、人間もまた貧困層から富裕層まで幅広く乗り込んでいた。

2031年、列車最後尾で奴隷のような扱いを受けていた貧困層の人々は、何度目かのクーデターを企てて前方車両への突撃を開始する。

設定が大勝利なので細かいことは気にしない

職場の人とディストピアものの話をしていて、だったらこれがおもしろいよと教えてもらった本作。簡単に設定を聞いただけで「絶対おもしろいじゃないですか!」と興奮してしまうくらい、まず設定がおもしろい作品です! オープニングでいきなり地球が凍結しちゃうんですが、超シンプルなのに超ゾッとする見せ方に痺れます。最初のニュース音声が効いてるなあ。

映画開始まもなく、舞台は「スノーピアサー」車内へ。最初しばらくはひたすら暗く、汚く、なんとなく羊羹が食べたくなります(そして食べたくなくなります)。ずっとこんな映画なのかなと思っていたら、車両を前に進むごとに少しずつ様子がおかしくなってきて、きわめつけは「学校」かな! 学校んとこが、わたしは好きです。こんなに世界観の振り幅あるんだ?!っていう驚きと、その先への期待感。

ほかの描写もじつにいい感じでして、「まさか……マルボロライト……?!」とか「まさか……これは窓か……?!」とか、ベタなんだけどふふっ(笑)ていう。突然のスシとか、突然のハッピーニューイヤーとか、風呂とか。突っ込みどころも含めてまさに映画体験!と言うほかない世界観は、それだけで満足度高いです。

ダークファンタジー風味に「縮図」を描いている作品ということで、真っ先に連想したのは「マザー!(2017)」。

列車版「マザー!」かな、なんて思ったりしました。「マザー!」ほど不快じゃないですけどね。「マザー!」は、すごいぞ…。

(2018年208本目)