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あらすじ
2014年。深刻な地球温暖化を食い止めるため、全地球上に特殊な化学薬品が散布された。結果として地球は凍りつき、生命体も絶滅した。唯一、「スノーピアサー」という「方舟」の中を除いて。
スノーピアサー、それは永久機関を持って走り続ける一編成の列車である。列車は丸一年かけて地球を一周する。列車内では植物から動物まであらゆる種の保存がされており、人間もまた貧困層から富裕層まで幅広く乗り込んでいた。
2031年、列車最後尾で奴隷のような扱いを受けていた貧困層の人々は、何度目かのクーデターを企てて前方車両への突撃を開始する。
設定が大勝利なので細かいことは気にしない
職場の人とディストピアものの話をしていて、だったらこれがおもしろいよと教えてもらった本作。簡単に設定を聞いただけで「絶対おもしろいじゃないですか!」と興奮してしまうくらい、まず設定がおもしろい作品です! オープニングでいきなり地球が凍結しちゃうんですが、超シンプルなのに超ゾッとする見せ方に痺れます。最初のニュース音声が効いてるなあ。
映画開始まもなく、舞台は「スノーピアサー」車内へ。最初しばらくはひたすら暗く、汚く、なんとなく羊羹が食べたくなります(そして食べたくなくなります)。ずっとこんな映画なのかなと思っていたら、車両を前に進むごとに少しずつ様子がおかしくなってきて、きわめつけは「学校」かな! 学校んとこが、わたしは好きです。こんなに世界観の振り幅あるんだ?!っていう驚きと、その先への期待感。
ほかの描写もじつにいい感じでして、「まさか……マルボロライト……?!」とか「まさか……これは窓か……?!」とか、ベタなんだけどふふっ(笑)ていう。突然のスシとか、突然のハッピーニューイヤーとか、風呂とか。突っ込みどころも含めてまさに映画体験!と言うほかない世界観は、それだけで満足度高いです。
ダークファンタジー風味に「縮図」を描いている作品ということで、真っ先に連想したのは「マザー!(2017)」。
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(2018年208本目)
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