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主に映画のあらすじと(まとまりのない)感想文

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ(2007)

桐島、部活やめるってよ(2013)」の吉田大八監督による長編映画デビュー作。「桐島」に登場する恥ずかしいタイトルの映画こと「君よ拭け、僕の熱い涙を」は本作のセルフパロディ的なものだとか。何気にキャストが豪華で、佐藤江梨子永作博美永瀬正敏、よく見たら明和電機の土佐社長とかも(笑) おまけに主題歌はチャットモンチー

あらすじ

ケータイは圏外、インターネット使うなら近所の商店で10分300円。そんなド田舎の一軒家に、クセのある人間が4人。東京で女優の卵をしており自分に才能があると信じて疑わない超自己中心的な長女、喘息がちで何かと控えめな次女、血の繋がっていない寡黙な兄、やたらとポジティブな兄の嫁。両親の事故死をうけて長女が帰ってきたことから巻き起こる、ド田舎ホラー物語。

雑感

開始10秒で「は?!」ってなっておおかたテイストが掴めます。これねえ…、最初少なくとも1時間はひたすらムカつきます。主に佐藤江梨子がムカつきます。が、永作博美の底抜けポジティブにもそれはそれでイラッとくるし永瀬正敏の亭主関白なのか何なのかみたいな感じにも腹が立つし妹は声が小さいし。チープな演劇を観ているときのような「何を見せられているんだ…」感がすごい。

このままいったらさすがにこれは駄作認定したいなとか思っちゃってましたが、ラスト10分くらいの巻き返しでフフッてなって許しちゃいました。「やっぱお姉ちゃんは最高に面白いよ」という名台詞。これは、めっちゃホラーだ…。

我慢して最後まで見続けると、それなりに「すごいもん見たわ」という達成感の味わえる映画だと思います。

(2018年185本目)