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主に映画のあらすじと(まとまりのない)感想文/期間限定でNY旅ブログ連載中

ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女(2009)

小説「ミレニアム」の第一部「ドラゴン・タトゥーの女(2005年出版)」を原作としたスウェーデン制作の映画。本作をさらにハリウッドでリメイクしたものが「ドラゴン・タトゥーの女(2011/デヴィッド・フィンチャー監督)」。

ハリウッド版を今年のはじめに鑑賞してえらく気に入った(Blu-rayも購入するほど)のですが、オリジナルはなかなか観るタイミングと動機がなかったのでだいぶ間をあけての鑑賞です。いや、ルーニー・マーラのリスベットが好きだったもので。なおスウェーデン版の三部作はプライムビデオで課金なく観れます。ただし3時間もなかったので多分完全版ではない、はず。

あらすじ

雑誌「ミレニアム」の記者ミカエルは、不正摘発記事の炎上で裁判沙汰を起こしたことから一旦編集部を離れようとしていた。そんなミカエルのもとに、大企業グループの前会長が調査の依頼を持ちかける。それは、40年近く前に消息を絶った少女ハリエットについて自らの一族を洗ってくれというものだった。ミカエルは住み込みで調査を始めるが、行き詰まったところで有益な情報が突如送られてくる。送り主はリスベットという女性ハッカーだった。

雑感

ハリウッド版を観てからネットでスウェーデン版の予告を観てみた時点で「ものすごいそのまんまだな?!」っていう感想だったんですけど、通しで観ても比較的そんな感想でした。ハリウッド版が、かなりそのままの雰囲気で作ってます。

原作は読んでいませんがもしかして原作からMacBookPhotoshopで、みたいな指定になってるんですかね、まずそこからがっつり同じです(真っ先にそこを気にしてしまうApple信者)。とにかく基本的にほとんど同じ。舞台でいうところのキャスト違いだとか再演だとか、そんな感じです。

ただもちろん少しずつ違いはあります。ミカエルが過去にハリエットと関わりがあった設定になっていたり、ハリウッド版では確かもともと「自伝を作る」的な口実で調べさせてたのが本作は「ハリエット殺しの真相解明」とオープンにされてたり、ハリエットの真相がシンプル(身代わりじゃない)だったり、リスベットのお母さんが出てきたり(代わりに前代の後見人は出てこない)。

特に大きな違いは「猫が殺されない」ですかね(笑) 証拠写真の見せ方や、拷問部屋での拷問度合いなど、明らかにハリウッド版=フィンチャー版の方がエグいです。なので、ほとんど話もテイストも違わないぶん、猫好きだったり猟奇的演出に弱かったりする方は本作を観たほうがいいと思います。あ、でも安心してください、みんな大好きリスベットの「レイプ返し」は健在です。

リスベットといえば、ハリウッド版ほど最強じゃないです。ハリウッド版は「攻殻ARISEのやんちゃな草薙素子を見ているようだ」と思ってしまうほどの最強女キャラでしたがスウェーデン版ではまあまあ普通。ミカエルもそんなに遊び人じゃないので、あの切ないラストシーンは発生しません。あれ結構好きだったんですけどね〜。

というわけで、第一部の時点ではスウェーデン版ハリウッド版どっちを観てもそう感想に大差なさそうでした。あとはスウェーデン版の第二部第三部でどう印象変わってくるかなというところです。来年公開予定のハリウッド版の続編「蜘蛛の巣を払う女」ってのは、第四部に当たるんですね。スウェーデン版から繋がるように作ってあるのかどうなのか。まあ、リスベットはキャスト違いでも魅力的なことを確認できたので普通に楽しみです!


(2018年184本目)