- 出版社/メーカー: ファーストトレーディング
- 発売日: 2011/02/15
- メディア: DVD
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あらすじ
ときは西部開拓時代。流れ者のシェーンが偶然通りがかったのは、地主と開拓者たちの争いが絶えない土地。少し休息して立ち去るつもりでいたが、開拓者の一家に食事や寝床を提供してもらった恩義から土地にとどまることにする。かつて名うてのガンマンとして多くの血を見てきたシェーンは、この地では銃を持たないと決め、地主たちから挑発されても受け流していた。しかし抗争による死人が出たことで立ち上がらざるを得なくなり、ひとり街へ乗り込んで地主たちの一味を銃で全滅させる。彼に懐いていた少年ジョーイに引き止められるも、シェーンは振り返らず去っていった。
X-MEN週間、続いてます。
というわけで、昨日観た「LOGAN/ローガン」からの流れでございます。劇中にてチャールズとローラがホテルのテレビで観ていた映画であり、そのことからラストシーンでもローラが台詞を引用しています。
「人は変われない。人を殺したら元には戻れない。たとえ正しくても殺人者としての烙印を押されて生きていく。」
というやつですね。かなり大事な役目を担う映画だったのにタイトルしか知らない作品だったので、これを機に鑑賞しました。ちなみに「LOGAN/ローガン」のなかでチャールズは子どもの頃に本作を観たと言っています。「X-MEN: ファースト・ジェネレーション(2011)」で青年期のチャールズが生きる時代は1962年ですから、10代前半の頃にリアルタイムで観たということで辻褄ばっちりです。
劇中で登場した実在の映画っていうのにわたし弱くてですね、そういうきっかけで観た作品が非常に多いです。最近だと「ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000)」きっかけでの「四十二番街(1933)」とかですね。きっかけさえあればわりとどんな映画でも観るマンです。きっかけをください。
ローガン的なことでいうと、お話としては「ウルヴァリン: X-MEN ZERO(2009)」のローガンに近いんじゃないかなと思います。かつて戦場で多くの血を見てきた主人公がようやく穏やかな暮らしを取り戻そうとしているところに……というのはまさに本作と同じ筋。ローガンと違うのは、シェーンのキャラクターがイーストウッド的アンチヒーローじゃないことですかね。普通にいい人。
彼を優しく迎え入れる一家、特に亭主がまた普通にいい人なんですよ。愛妻家だし前向きだし、って書くと死亡フラグがビンビンなんですけど、死にません。まさにこの一家は「LOGAN/ローガン」で惨劇の舞台となってしまった「あの一家」のモデルなのだと思いますが、死にません。ほんとよかった。あと、庭にあった巨大な切り株ってもしかして、あの切り株の元ネタ…?
はい、X-MEN週間の流れで観ると完全に感想がそっち方面に引っ張られてしまうんですね(笑) 純粋に本作の感想記事を探していた方ごめんなさい。「LOGAN/ローガン」っていう映画に出てくるのでよかったらそちらもどうぞ。逆誘導。
(2018年129本目)