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主に映画の感想文を書いています

デッドプール2(2018)

先日遅ればせながら1作目を鑑賞し想定外にツボってしまったところに都合良く2が公開されたのでホイホイ行ってきました。

あらすじ(ざっくりプロローグ)

俺ちゃんことデッドプールことウェイド・ウィルソンは、前作以降も殺し屋的ヒーローを続けている。恋人のヴァネッサともそろそろ子供を作ろうと話している段階だ。しかしそんな矢先、殺し損ねた悪党から襲撃を受けてヴァネッサは殺されてしまう。不死身であるため死にたくても死ぬことができない失意の俺ちゃんだったが、ひょんなことから特殊能力抑制装置を付けられて「死ねる身体」となった。捨て身の俺ちゃんが世のため人のため大活躍する嗚咽必至のファミリー超大作。ユキオかわいい。

たのしーーー!!!

めっちゃくちゃ楽しかったです。梅雨入り直後でしっとり雨模様のなかなんとなく映画館へ足を向けましたが、「今日来てよかった!」ってなりました。いま公開してる映画のなかでいちばんハッピーになれるやつかもしれない。

前作以上に映画ネタの使い方がフリーダムで、多分これ5%くらいしか理解できてないだろうなっていう感じだったんですけど、その推定5%でもめちゃくちゃ楽しめたし、というかそこが0%でもとにかく楽しめると思いますね。内輪ネタだらけなのに間口はガバガバなので、どなた様でもきっと居心地のよい映画です。あとユキオかわいい。

やっぱりシリアス

設定は、ね。前作が「ようやくまっとうな人生を送り始めていたところで末期ガンになり人体改造される」とかいう何それエグい案件だったわけですが、今作も「いろいろあったけどまた幸せな人生への一歩を踏み出したところで恋人を殺される」っていう負けず劣らずのエグみ。007風のオープニングもしっくり来ちゃうってなもんですよ。

本作のキモは、特殊能力抑制装置によって「不死身」と「死ねる」を使い分けられるデップーちゃん。ていうか「末期ガンが治ってる」のも能力のうちだったんだ、っていう(笑) 完全に不謹慎ですけど首輪付けるだけで死にかけの末期ガン患者に戻っちゃうのが、可笑しくて…。いやほんと不謹慎なんだけど…。そんなこと言ってたらこの映画の感想書けないけど…。

で、命の長さを操れるデップーちゃんと、もうひとつのキモであるタイムトラベル=時間を操れる新キャラのケーブル、その2要素がストーリーのエンタメ度をぐいっと上げてくれてるなあと思いました。加えて前述の通り小ネタの数々がキレまくってるのでもう無敵ですね。もう、とにかく楽しいから!! それだけ!! あと!! ユキオかわいい!!

X-MENか…

観ないとな…。っていうのが今のいちばんの気持ちです。敬遠してたけど、覚悟を決めるか…。MCU制覇してX-MEN未履修ってのはフェアじゃないしな…。ユキオかわいいし…。

(2018年113本目 劇場鑑賞)

※ちなみにこのあとすぐ「X-MEN」第1作を観ましたが、この1作だけでもデップー2的にはかなり(笑いの)補足になるものだったので未見ならば観たほうがいいと思います!