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主に映画のあらすじと(まとまりのない)感想文

恋は雨上がりのように(2018)

観ると思ってなかったタイプのやつですが。ときどき観るんです、「ちはやふる」とか。

あらすじ

17歳の女子高生 橘あきらはバイト先の店長に惚れている。店長こと近藤正己は45歳のバツイチ子持ち。明らかに釣り合わないふたりの、通り雨のような恋物語

鑑賞の動機

原作漫画を知らなかったので、女子高生とオッサンが結局くっついちゃう犯罪ラブコメなのかなと思ってたんですけど、「そんなんじゃねえぞ! いくら可愛い女子高生に言い寄られようとも大人の自覚を保ってしっかり距離を置くオッサンの話だぞ!」というのをTwitterで見かけて気になり、観てきました。ちょうど無料券もあったし。

とりあえず小松菜奈かわいい

細かいことは置いておいてとりあえずこれです。広瀬すずとかも「ヒロインになるため生まれてきたひと」だと信じて疑わないんですけど、小松菜奈もまさにそっちですね。こういう生粋のヒロインは、リアルタイムにスクリーンで拝むべきです、ぜったいに。若い頃の吉永小百合を見れなかった代わりに、見るべきなんです!

本作を撮影しているのはフォトグラファーの市橋織江さん。マイスイート坂本真綾さんの写真を多く撮っていたりすることで個人的に馴染みの深い写真家さんですが、映像も撮ってらしたとは知りませんでした(CMのお仕事が多いようですね)。

「女性独特の視点でアングルを切ってくれるし、画が全くいやらしくならない。何より女の子をかわいく撮ってくれるので、今回市橋さんの力は大きいと思います」

市橋本人は「私は逆にセクシャルな画を撮ることができないのがコンプレックス」と語るが、それこそが今回のキモ。「この2人はすごくちぐはぐだし、しかも一歩間違えると近藤は犯罪者ですが(笑)、その絶妙なニュアンスを市橋さんは美しく優しい視点で撮ってくれるんです」(監督)。

映画『恋は雨上がりのように』公式サイト

以前スクリーンで観た「バクマン。(2015)」の小松菜奈も破壊的に可愛くて、あれは完全に「女の子を(下心たっぷりに)可愛く撮らせたら日本一」な大根仁監督の手腕だと思うんですが、女性目線で女性を撮ることに長けた市橋さんが携わっていることにより、誰が撮っても可愛い! 解散!

おっさんになってきた男が観るべき映画

これは純粋に原作の魅力というところになるんでしょうけども(未読ですけども)、いくら小松菜奈とかいう破壊的ジト目に見つめられようとも「いけません、ぼくは45のおっさんです」ていうのを貫く店長大泉洋の姿、これは全ての30〜40代あたりの男たちが観るべきだと思います。自分が確実におっさん枠なのだという自覚はかなり気をつけていないと(特に若い子の多い環境では)すぐ抜け落ちてしまうものです。自戒を込めて、書いてます。

それにしても大泉洋の生まれ持ったキャラ力はすごいですね。満員の新宿ピカデリー、常にクスクス、時に大笑いされてましたからね。笑えるおっさんとしては間違いなくベストなキャスティングですね。やたら書き言葉な台詞がちょいちょい気になってしまったけれど、夢破れた物書きだし、原作から一字一句変えない方式で製作したようなのでそこはまあそういうものなのかな。

と書いたところで試し読みがあったので1巻まるまる読んでみました。思った以上に忠実! 個人的には冒頭で出てくる「メッセ」が引っかかってしまって、原作はどうなんだろうなと思ってましたがやはり「ライン」でした。あとで「アマゾン」は出してくるのに「ライン」はダメなんだ、っていう。なんかそういう、商標を一般名称に置き換えるやつすごい苦手で(笑) それこそガーデンもガストであってほしい人なんですけど。最初から「メール」じゃダメなのかなと思いつつ、それだと多分最後に「メール」って言い換える台詞が使えなくなっちゃうとか、そういう事情なんでしょうね。

キャスティングいろいろ

ヒルなキッチンの彼、すごく見覚えがあるけど誰だっけ〜〜とモヤモヤしながら観てて、「ひよっこ」のヒデだと気付いたのは1時間くらい経ってからでした。磯村隼人。しかも役どころが「ひよっこ」と同じっていう。見覚えあるなと思ったらキッチンの制服からしてまず同じだったっていう(笑) あっちはホールの有村架純といい仲になる役でしたが今回はホールの小松菜奈といい仲になりそびれる役です。(ざまあ!)(いや、好きですよ彼の顔面)

ひよっこ」つながりで、松本穂香も出てました。ホールの茶髪の子。こちらは全然気付かなかった。こないだ「ちはやふる -結び-(2018)」でも「あまちゃん」繋がりの松岡茉優優希美青が出てましたけど、結構そういう朝ドラ繋がりのキャスティングって多いですね。松岡茉優といえば、本作終盤で登場する京都弁のライバル校の子、どうしても「ちはやふる」のしのぶちゃんとキャラが重なってしまってちょっとアレでした。山本舞香さん。二階堂ふみに似ている。

あと、劇中で2回も「寄生獣(2014)」観るの斬新ですね。わざわざ使うにしても監督違うし、もしかして原作がそうなの?と思ったら、どうやら原作では「アイアムアヒーロー(2016)」らしい? さすがに大泉洋大泉洋を観ちゃダメだったんですかね(笑) でも設定的に満員の映画館で2014年の映画観てるってのはどうな……まあいっか! 映画館で実在の映画を観るシーンって最近なかなかないような気がするので、そういう意味ではいいと思います。あと本気デート武装小松菜奈がえらい可愛いので(その前とのギャップがまた底知れぬものを感じて震える)大泉洋よく耐えてえらい*1

てなわけで以上、期待していたよりはツッコミどころも多いかなあという感じではあったのですが、楽しめました! 亀田誠治プロデュースのエンディング曲は神聖かまってちゃんの曲だったんですね。長めのキメフレーズが好き。ダダダダダダッタダッダッダッ。

(2018年108本目 劇場鑑賞)

*1:あとからふと思い出しましたが「アイアムアヒーロー」では小松菜奈ポジションが有村架純じゃないですか〜〜ちくしょうめ大泉洋め〜〜。