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主に映画のあらすじと(まとまりのない)感想文

いきものまつり2011 どなたサマーも楽しみまSHOW!!! 〜横浜スタジアム〜 / 横浜スタジアム(2011/07/24)

いきものまつり2011 どなたサマーも楽しみまSHOW!!! 〜横浜スタジアム

いきものがかり
吉岡聖恵(ボーカル)
水野良樹(ギター、リーダー←大事)
山下穂尊(ギター、ハーモニカ)

サポートメンバー
本間昭光(キーボード、バンドマスターライブプロデューサー)
林部直樹(ギター)
朝倉真司(パーカッション)
玉田豊夢(ドラムス)
安達貴史(ベース)
足立賢明(マニピュレーター)

まなべサマーストリングス
真部裕(1stヴァイオリン)
藤堂昌彦(2ndヴァイオリン)
室屋光一郎ヴィオラ
結城貴弘(チェロ)

竹上楽しみまホーンズ
竹上良成(サックス)
佐久間勲(トランペット)
池田雅明(トロンボーン

さて、長々しメンバー表から始まりましたが行ってまいりました、いきものがかり! 「なんでもアリーナ」のDVD観て「こりゃ行くしかない!」と思い、DVD購入者先行予約で運良く取れたテケツでございます。

浜スタへ行くのは何気に初めて。関内わかんないなどと言いながらだいぶ早めに到着し、グッズの「イキスポ」なる新聞とマフラータオル購入。開演二時間前から開場してましたが、あんま早く入ったところで炎天下に晒されて溶けるだけなのでしばし待って(でも待ちきれずに)開演一時間前に入場。

どーんと迎えられたのは、スタジアムだけあって巨大なセット。思いっきり両サイドまで延ばした花道と、会場中央のセンターステージへ向かうこれまた長い花道。横の花道沿いには、真っ白な板でかたどられた大樹やバス、普通の自動車、窓の付いた家々、信号機などなど。それに加えて黄金のゾウやなんか獣っぽいもの、上のほうにも家々、さらにはUFO、そして右側でセットに覆いかぶさる「イッキーモンキー」なるキャラの巨大バルーン。スクリーンは全部で5つ。

…まあとにかく、久々に豪華なセットを見たという気分でした。震災以降、簡素なセットのライブが多かったですからねー。こういうの見ると、なんだか安心します。エンターティメントはこうでないと!(まだライブ始まる前から期待十分)


ほとんど時間通り、「間もなく開演致します」のアナウンスからほどなくして、誰もがびっくりするような唐突の花火がパーーーンッ!と打たれ、沸き立つ会場。「始まるから席戻れや!」的アナウンスののち、「公演中にボールが飛んでくることがあります。ファールボール、デッドボールなど様々ですが、どのボールもあたたかく受け止めてあげてください」とかいうユル系アナウンスw

そこからの、「本日のスターティングメンバーを発表致します」でスクリーンにスタメン表が映し出され、順番にメンバー発表(ユニフォーム姿な写真付き!)。バンドメンバーはこのへんで登場しステージ待機。「竹上楽しみまホーンズ」で笑いが起きる(笑) 今回はストリングスに加えてホーン隊も加わり、さらに生!生!なメンバーでした。素晴らしい!

スタメン発表が済むと、「それでは開幕宣言に移ります。厚木出身の大先輩からメッセージが届いております」みたいなアナウンスからーの、スクリーンにTUBEの前田さん! 「楽しんでるー? 僕もそっちで歌いたいなあ。行ってもいいかなー? 」ちょっと反応に困る観客たち(だって来ないでしょ、っていう)。「それではいきものまつり2011、どなたサマーも楽しみまSHOW、開幕です!」。カウントが入り、聞き覚えのないイントロに「なんだろう」と思ったそのとき−


「♪Stop the Season in the Sun〜」


ええええええええ!!!

まさかのTUBE前田さん(本物)登場ww なにがどうしてこうなっているww とりあえずわけもわからず大盛り上がりの会場。いやーびっくりした、ほんとに来るのかよ! ていうかいきものがかり見に来たはずなのになんで1曲目からTUBEの超名曲で飛び跳ねてるんだ自分はw 楽しいからいいけどw いろんな心境が混ざりながらも、とりあえず楽しかったですねー、やるな前田さん…。TUBE見に行きたくなったわ…。

ちなみに最初、前田さんの居る場所がわからなくてどこだどこだと探してたんですが、ステージが二階建てになっていて、バンドの真上に前田さんは居たのでした。そこも立てるのかよ!で二度びっくり。

まさかの大先輩前座シーズン・イン・ザ・サン1曲で嵐のように前田さんが去っていくと再びなにかの前奏らしきものが始まり、今度は(同じく二階部分に)いきものがかり3人登場! 歓声のなか始まった本当の1曲目は−


「♪まっぶしーい〜」


ということで夏空グラフィティで開幕! この曲すごい好きなんですけど、まあ「夏」って付いてるし演るだろうとは思ってた、でもオープニングとは! 個人的にいきなりテンションマックスでありました。ちなみに普段はどんなライブでも最初の数曲ってまだ世界に入り込めなくて比較的冷静に見てたりするんですけど、今回は珍しく一発で魂もってかれました(笑) やんなー! しかも明るいのにね!(※わたくし真っ暗環境でのライブが好きでして、屋外とか客電点きで明るいのはあんまり好きじゃなかったりする)

曲の途中だったか、ステージ一階部分から二階部分へ向けて階段がせり上がり、3人が徐々に下へ(下がるのは自力)。あれ特に男衆は弾きながら降りるのめっちゃ怖いと思うんだけどよくあれで企画通ったなw それ以降、本編では二階部分の使用は無し。

続けて青春ライン』『うるわしきひととアッパーな曲が。いきものがかりのライブ客層はかなり幅広く、普通の若者から家族連れ、中年ご夫婦などなど。僕はスタンドだったのもあり、そこまで盛り上がれないかなーとか油断してたんですけど。思いっきりハードな盛り上がりだったw 手拍子は基本的に4分だし(手いたい)。全体的に観客のノリが統一感あって、こう言っちゃなんだけど意外でした。

ところできよえちゃん、きよえさん、おきよえさま(我輩は呼び方に困っている)、よく走る! よく走るわあの子!(年上ですが) 青春ラインのときだったか、センターステージへと繋がるかなり長い花道を曲中で全力疾走してたんですけど、それはまだいいんだ、曲が終わってなにも演奏してない空白の時間でまた猛烈に全力疾走してメインステージへ戻ってて、なんかそれがすごい残ってる(笑) 走りたかったんでしょうな、うん。青春だね、うん。うん?


「みなさーん!こんにツアー!いきものがかりでーす!(おきよえさま)」「ども、ども(ほっち)」「はーじめての横浜スタジアムでーーーーす!!(よっちゃん)」ってな感じでいきもの名物?「ちょっと長過ぎるMC」はじまり。いろいろ、いろいろ喋ってました。香港・台湾の中継先へ向けてよっちゃんが中国語のあいさつしたりしてたのもこのときだったかしら。渋谷の映画館(この日は全国の映画館にライブが中継されていました)と回線を繋いでタイムラグのあるコール&レスポンスをしたりもしてました(笑)

「今年は大変なことがおこってしまって、僕たちもすごくいろいろなことを考えましたが、今日このステージに特別な意味を持たせることはせず、まっすぐ音楽を届けることにしました」みたいなことをリーダーが言ってたかな。震災以降ライブに行くとどこでも聞くこの類いの話ですが、どのアーティストもみんな今回は本当にいろいろ悩んだんだろうなあ…と。


『YELL』『ふたり』と重めのバラードを挟んで、『風と未来』『夏・コイ』『KIRA★KIRA★TRAIN』と爽やかコーナー。夏コイはいいですなー。「フォー!」ができて満足。KIRA★KIRA〜は、観客の手の振りを上から眺めて「すごいなー」って思ってた。スタンドの特権。なんでもアリーナのときにこの振りを見て本人たちがすごい感慨深くなってたから、今回もつられて涙腺が緩んでしまったでござるよ。

町田ほどのホームじゃないけど、相模大野も海老名も本厚木も駅はよく知ってるし路上やってる人たちもよく見かける。海老名市文化会館で演奏会をしたこともある。いきものさんたちを実際見たことがあるかどうかは残念ながら全く記憶にないんだけども、でもあの3人が見てたであろう景色はすぐ頭に浮かべられる。地元アーティストゆえの余計な感情ではあるが、その景色を思い浮かべながら今度は横浜スタジアムの3万人を見下ろすと、赤の他人でも感慨深い気分になってしまうよ、うん。


さて、ここで確かおきよえさま(この呼び方で通すのか)は衣装替えに捌けたはず。その間、よっちゃんが頑張ってギター弾きたおすインストからのメンバー紹介。よっちゃんってレコーディングでは全く弾かないし確かにリードはそんなに上手とは言えないけど、でもバッキングは安定してるしミストーンも目立たないし、すごい練習してるんだろうなあって気がする。偉そうw

メンバー紹介からの、あ、さっき嘘ついた、また二階使った。ステージ二階部分に衣装替えしたおきよえさま。「新曲やりまーす!笑ってたいんだー!」というわけで『笑ってたいんだ』。演奏中ふと冷静になっちゃったけどこの曲長いよね(笑) ワンコーラス終わるのにすごい時間かかる。アッパーな曲で6分もあるのって珍しいかも。いえ何も悪くはありません。

そういえば確かここでよっちゃん、ギターソロの一番おいしいところで弦切れるなんてっこったなアクシデント。わー!みたいな顔してたから何かと思ったら一瞬でギター交換してて「あ!切れたんだ!」っていう。そのあと「一番目立つとこで弦切れちゃったよ〜…」って泣いてました。ちなみにまたあとでもう一回、同じギターで切れてたはず。きっと整備が必要ですな。でも早業の交換はお見事だった。


そこから『スピリッツ』と続き、センターステージへ移動。去年のアリーナではストリングス付きだったけれど、今回は完全に三人だけのアコースティックコーナー。1曲目は『地球(ほし)』。路上時代にやっていたすごく古い曲らしい(インディーズのアルバムには入ってるそうね)。いい曲だった。続けて、意外な『帰りたくなったよ』。最後じゃないのか! 路上スタイルになってもやはり名曲です。

このコーナーのときはみんな座って見てたんだけど、スタジアムだから風がすごく気持ちよくて、なんか至福だったなあ。まだちょっと明るくて、夕暮れ空のなかのんびり座りながらきよえさまの伸びやかな歌声を聴くのは、かなり至福。欲を言えば帰りたくなったよは最後にバンドで聴きたかったけどね!

あそうそう、このとき、舞台セットの「窓のついた家々」の窓に灯りがともり始めて、すごく綺麗だった。このあたりをきっかけに、照明メインの演出へとシフトしていきます(それまでは明るいのもあり、照明演出は無し)。


2曲を演奏し、今度は3人とも捌け。スクリーンに「世界を変えろ」だったかそんな文字が出て、すごくアートな映像作品がしばらく流れる。これ、綺麗だったなー。そして最後、文字が「世界よ変われ」に。あ、そうか!

こちらも新曲『NEW WORLD MUSIC』で終盤戦畳み掛けスタート。YUKIでお馴染み蔦谷さんアレンジなこの曲、なかなか異色でいいじゃないの!と思ってたんですが、ライブではさらに化けてた。すごいノりやすかったし、なにより格好良かったです。妙なオーラ放ってました。あ、あと、ここから照明演出がフルスロットル!火も出てた!虹色のステージが印象的!

この流れだとそろそろ来るかなと思っててどんぴしゃな『ブルーバード』。すごい歓声! こちらも名曲のオーラがすごい! ノンストップで畳み掛けてHANABI』『気まぐれロマンティック』。気まぐれロマンティック楽しかったー!のだが、あの振り付けを覚えていかなかったことに後悔。いや、なんか、いいかなって…思ったんだけどさー!(やっぱり踊りたかったらしい)

よだん。ブルーバードと気まぐれロマンティックのときの歓声が他の曲と段違いだったので、このへんがいきものさんの一番人気曲と思っていいのかしら。

「横浜ー!まだ元気あるかー!いけるのかー!まだまだいけるのかー!」あおりにあおられ、本編最後『じょいふる』に突入。そうかー思ってた以上にこれはタオルが必須アイテムなのかー買っといてよかったー…!(あんま買う気なかったけど「悪いこと言わないから買っといたほうがいい」という天の声を耳にして買った)(天の声ありがとうございました) とにかくひたすら腕ぶっとぶほどにタオル振りまくりで楽しかった。

途中の一旦休止ゾーンで(この曲、B'zのライブで例えるとギリチョとjuiceの合体版だな)、計画的ウェーブ大会開催。センターステージの3人を中心に、時計回りのウェーブ。なかなか圧巻だった! でもここだけの話、ほんとにここだけの話、迫ってくるウェーブが津波みたいで怖かっ…

ぬ、今になって思い出したんだが巨大風船出てきたのどこだっけ。銀テープ発射されたのは気まぐれロマンティックあたりだっけ。巨大風船は、よくあるあの「大玉転がししてってそのうち割れて中からちっちゃい風船いっぱい出てくる」やつだったんだけど、ひとつ中途半端に割れ損なってすごい気持ち悪いフォルムになってるやつがあって、少々トラウマになったw

燃え尽きじょいふる終了で、これにて本編おしまい。あまり統一感のないアンコールでアンコールを待つ。


そこまで経たずになにか点いた、と思ったら、ここからが白眉。とても言葉では表現できないような、本当に素晴らしいステージアートのはじまりはじまり。

一番最初に書いたように、今回のステージセットは主に真っ白な板で作られていました。終盤ではカラフルに照らされたりして、ああこんなふうになるんだーと思ってたのですが、そんなどころじゃなかった。じつはこのステージ、全体がプロジェクター用のスクリーンみたいな役割になっていたのです。真っ白なセットに鮮明に映し出される緻密な映像たちは、ただの白い板をどんなものにでも自由自在に変幻させていくのでした。

ちょっとファンタジックな音楽に合わせ、めまぐるしく変わっていく巨大なセット。あくまで物理的にではなく、投影映像のマジックでどんどん変化させられていくのが本当にすごかった。真っ白だったバスや自動車が、どう見てもそこにある本物の車みたいになったり、上空のUFOはくるくる回って飛び出したり、街の風景が原始時代から未来までどんどんタイムスリップしてみたり、セット全体がミレナリオみたいになったり。

すごかったんです(真顔


アンコールでこの本気っぷり、一体なんだよ…と末恐ろしい気分になるなか、投影映像はきらびやかな星屑のようなものに。そしてそこからのプラネタリウム。この曲地味に好きだったけれど、今回のこの流れでかなり好きになったかも。独特のオーラがあって、「イケメンな曲」だと勝手に評してますw

よだん。アンコールでおきよえさまがポニテになってらっしゃいまして、すげえ可愛かった。惚れた。以上。


ここで、よっちゃんの紹介からTUBE前田さん再登場! 見えなかったけど「いきものがかり係」と書いたTシャツを着ていたらしいです。「わたくし、『いきものがかり係』でして」「本日暑い中3万人もお集まりいただいた親族のみなさま…」「じょい!でもう出たかったけどスタッフに止められちゃったよ!」「今度TUBEがやるイベントで、『じょいふる』と『ありがとう』を歌います! いきものがかりも来てよ!」などなど、とにかくめっちゃくちゃ喋ってくれました(笑)

よっちゃんは感動と恐縮でしょっちゅうくずおれてて、きよえちゃんもこのときは客席そっちのけで子供な顔してて、普段ポーカーフェイスなほっちも完全に顔のしまりがなくなって、なんかすごく良かったな、このときの雰囲気。憧れの大先輩とこんなふうに同じステージに立つって、そりゃ大興奮だよね童心にかえっちゃうよね。

そしてもちろん歌わずには帰らない! 今度は『あー夏休み』をいきものさんとコラボで! 最初、シーズン〜のときはサポートメンバーだけでの演奏だったけど今回は全員です。「緊張するーっ!!!」と叫んでたよっちゃん、頑張ってた頑張ってた(笑) 歌詞を間違えないことに定評のあるおきよえさまは前田さんよりも間違いなく歌っておりました。これも楽しかったなー、TUBEのライブ絶対楽しいなこりゃ。


そんなわけでまた嵐のように去っていった前田さん。残された3人、呆然(笑) はーーーっ、てな感じで一息おいて、お決まりっぽいポエミーなよっちゃんのお話から『ありがとう』、そして『心の花を咲かせよう』で、三時間以上に及ぶライブ終了。

メンバー全員で前に出てきて一礼してから、3人で花道まわり。そういえば今更ですが花道の両端はB'zでいうところの「Freedam Trainの坂」になってまして、でもいきものさんたちは自力で登り下りしてなかったよw そこは電力に頼ってたよw 初老のおふたりあんなに頑張んなくてよかったんじゃないの!(今明かされるなんとやら)

ひととおり花道まわりが終わると、二階へ上る階段が再びせり上がってきて(これが無駄にかっこええ)3人とも上へ。真ん中に立ってちょっと「しーっ」てやって、最後におきよえさま、肉声で「今日はありがとうございました!またライブで会いましょう!」。最後に肉声で叫ぶやつ、弱いんだよねー。ジュディマリ解散ライブを思い出すねー。

3人がステージから消えると、カラオケverの『帰りたくなったよ』が流れ出し、終了のアナウンスが。前奏とアナウンスがあまりにマッチしててグッときたよ、不覚にも。


と、いうことで、想像以上に満足してほっこりほっこりと帰りましたとさ。そして翌日うっかりファンクラブに入りましたとさ。以上、初のいきものがかりライブ、興奮の様子を7200文字でお送りいたしました。反省はしていない。