PrimeVideoのウォッチリストに入ってるけれどなんで入れたんだったかな〜と思い出せずにいましたが、どうやら「悪い種子(1956)」を観たときに入れたっぽいです。関連性、それはずばり「後味の悪い映画」。
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2004/10/15
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公開当時だいぶ物議を醸したらしい「衝撃の結末」というやつに少し触れていますので、未見の方はご注意を。
とあるハイソな住宅街。主人公のマイケルはひょんなことからお隣さんと交流を持つようになり、家族ぐるみで仲良くなります。しかし、何か変だぞ、あのお隣さん何か隠している過去があるに違いないぞ、と勘付いてしまったマイケル。やめときゃいいものを、深追いしてしまうマイケル。ああ…フラグが…フラグが…。というお話。
これがですね、とりあえずめちゃくちゃ怖かったです。かなりホラーみの強いサスペンスじゃないかと思います。
カメラワークがまず悪趣味! 被写体の周りをぐるぐる回ってみせて、絶対これ一周したら誰かいるやつでしょ!!!みたいな。いちいち車が視界を横切って、絶対これ横切った後に誰かいるやつでしょ!!!みたいな。背筋の凍るような仕掛けの数々に翻弄されまくり、やーめーてーよーって感じです。
外ヅラはいい「理想の家庭」を疑うっていうお話なので、気味の悪さもなかなかのもんです。なんたってマイケルが疑ってかかる相手は「ショーシャンクの空に(1994)」のティム・ロビンスですからね。
彼を疑った末の「衝撃の結末」っていうやつがですね、またなんとも風刺の効いたものでして。ちょっと予想してたのとは違う方向性の「衝撃」だったなと思いましたが。まあでも「悪い種子」と同じタイプか。真実は葬られ、本来滅すべきものだけが生き続ける絶望感。
個人的な好みの話でいうとこういう結末はそんなに後味悪くないので、期待していたほどの「これどうしてくれんのよ」っていう後味は得られず。むしろ後味よりも、全編通したホラー的な演出のほうがバツグンだったと思います。画像検索してたら何度もヒッ!となったので、トラウマを植え付けられた感があります。怖い!旨い!みたいな映画でした。
(2019年32本目)
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