ドイツでベストセラーになった風刺小説を、同じくドイツで映画化した作品。
なぜか2014年のベルリンで目を覚ましたアドルフ・ヒトラーが、現代に順応しつつ再び地位を得ていくという、ものすごいセンシティブな風刺コメディ…です。
正直、ヒトラーのこと全然知らないのです。ホロコーストとかその時代の話をたまに観るくらいで、漠然としたイメージしかなくて。なので教養のなさをひたすら悔やむ2時間でした。楽しんだけど、詰め込まれた情報量からしたらきっと1割も楽しめていないんじゃないかと思ってます。
ですが、知らないなりに引き込まれる映画でもありました。観ているうちにすっかり本物のヒトラーを見ているような気持ちになって、しかも彼はぶっちゃけ魅力的で。結局そういう、現代社会にヒトラーが現れたら我々はまた感化されてしまうのか?みたいな映画らしいのです。
まるで予想のつかない展開といい、かなり不思議な映画体験のできる作品です。すごくおもしろかったけど、すごく…何も書けない…。
(2019年31本目)

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