アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー(2018)
「マーベル・シネマティック・ユニヴァース(MCU)」19作目、「アベンジャーズ」3作目。アメリカと同日公開なんですね。珍しく満席御礼の地元映画館で初日鑑賞してまいりました。
「レディ・プレイヤー1」の翌週ということで正直なところアベンジャーズな気分にはなっていなかったのですが、MCU前作「マイティー・ソー / バトル・ロイヤル」「ブラックパンサー」がいずれも非常に面白かったので少々重い腰を上げての鑑賞。結論としてはものすごく面白かったです。はい。先週レディプレ観たあと「アベンジャーズ霞むんじゃね?」とか言っちゃってごめんなさい。なので、あらすじとしてはこう書かせていただきます。
レディプレしかり、巨大なコンテンツに打ちのめされると人はこういう言葉しか出てこなくなるんでしょうか(笑) まあほんと、MCUというコンテンツの圧倒的強さを思い知らされた作品でした。同時期公開なので敢えて比較しますがレディプレが多様なコンテンツをギュギュギュッと詰め込むことで快楽をもたらす作品だったのに対し、本作はMCUという自前コンテンツだけでそれと同レベルの快楽を実現しているという、いやはやすごいですね。ウェイド・ワッツさながら映画ネタを繰り出すピーター・パーカーに対し「映画ネタはやめろ」とたしなめるトニー・スターク、っていうシーン、偶然でしょうけど最高じゃないですか(両作品観るとものすごい味わいの増す台詞です)。
さて、というわけで本作は「MCU全部盛り」の作品になっております。アントマンが出なかった(見逃してなければ)くらい…? 本当に全部出てきます。「マイティー・ソー / バトル・ロイヤル」のラストシーンから始まるので、うっかり観てなかった方はいきなり意味不明でしょう。ソー短髪で眼帯だし。あまり気乗りのしていなかった「ソー嫌い」のわたしに「観ておかないと多分アベンジャーズで分かんなくなると思うよ」と助言してくれた友人に感謝です(で、観たあとの手のひら返しな感想がこちら)。
「うお、こいつが!こんなところで!」と興奮続きの本作。わたしが一番興奮したのは、見つからずに作業できるラボを探すくだりでキャップが「いいところがある」と言うやポッキョコポッキョコ聞こえてくる「ワカンダの音」!! これ、やばい!! レディプレの「ゼメキスのキューブ」で流れる「BTTFの音」でもエクスタシーだったわたし、やはりこーいう演出に弱いらしいです。ちなみに2作とも音楽はアラン・シルベストリ! 2018年マジすごいっすね(語彙)。(ところで、キャップがワカンダ知ってるのはバッキーがいるから? そもそも盾の素材=ヴィブラニウムの国だから? そのへんはまだまだ認識不足です→「シビル・ウォー」のラストでワカンダ入りしてるそうです! そうか、ティ・チャラとかあのへんに出てるんだった…。全然覚えてない…)
ワカンダといえば、オコエさんとブラック・ウィドウとスカーレット・ウィッチが助け合うシーンも激アツでした。MCU内でありながらもはや別作品のクロスオーバー感が強い「ガーディアンズ〜」メンバーとの共演もうひょーという感じです。ここまで18作MCU観てきてよかった!と5分おきくらいに思わせてくれる、MCUファンへのご褒美的な作品と言えましょう。そのわりには…なラストですが(笑) 映画館で近くにいた外人さんが、エンドロール後の一文を見てボソリ「I know」と呟いてたの、可笑しかった。うん、知ってた。そこじゃねえの、知りたいの!そこじゃねえのよ!
ふう。とりあえずめっちゃ面白かったので、これまでMCU追ってきてるけどなんとなくまだ観てない〜なんて方はいち早く観たほうがいいです。というか、そんな方こそ観たほうがいいです。MCUは裏切らない!
(2018年84本目 劇場鑑賞)