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映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022)」感想|とりあえず楽しかったからヨシ!

MCU28作目ドクター・ストレンジマルチバース・オブ・マッドネス』観ました、観てました。他の感想を優先していたら遅くなってしまいました。お決まり的に書いておくと、ネタバレありです多分。


映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」ポスター
映画「ドクター・ストレンジマルチバース・オブ・マッドネス」ポスター


さて、一応わたしとMCUの仲についてですが、とりあえず映画は全作履修済(ただし観た端から順に忘れる)。ドラマは『ワンダヴィジョン』『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』『ロキ』までは観てて、『ホークアイ』は中断、『ホワット・イフ...?』はちょうど本作に関係の強いあたりだけ偶然観てた感じです。『ムーンナイト』は知らない! 端的に言えば、もう追いきれないよ〜〜のフェーズに入っている状態ですね。

さらに前作『ドクター・ストレンジ(2016)』は全然ハマらなかったので本来であればここいらで見送るとこなんですけど、なにせ本気の予習復習で臨んだ『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021)』が面白かったものでその次作ともなると観ないわけにはいかず。最低限履修しているべきらしい『ワンダヴィジョン』も通過しているしまあいけるだろうと、そのほかの予習復習はせずに行ってまいりました。結論、今作はわりと単純に面白かった!

まず、悪趣味なところがいいですね。しょっぱなから登場するあの目玉のクリーチャー。MCUのデザインじゃないよね?!どちらかというと新生スースクのヒトデ怪獣だよね?! 気持ち悪くて最高でした。(調べたらマーベルのキャラクターではあるらしい)

新生スースクといえば、「最強チーム」が雑に殺されていくのも堪りません。キャプテン・カーターやプロフェッサーXの犬死に、あまりにもひどい(褒めてる)。ていうかプロフェッサーX、びっくりです。『ワンダヴィジョン』にもX-MEN世界のクイックシルバーが出てきて飛び上がったのですけど、いまのところは「さわり」だけにしろ、いずれ本格的に合流する可能性もあるのでしょうね〜。

それからホラー要素。噂には聞いていましたが、本当にホラーだった。チャーン!ってピアノが叩き付けられるたびに心は爆笑していました。わたしサム・ライミってスパイダーマンしか観たことなくて、でもすっかり「作家性」を理解した気になりました。ストレンジが『運命』にボッコボコにされるダーク・ファンタジアみたいなシーンも脈絡なくて好きだったなあ。

肝心の「マルチバース」は、概念はともかく見せ方が単純に楽しかったですね。難しいこと抜きにして、パラレルワールドやタイムトラベルみたいなノリで楽しめました。やたら華やかだけど人間はモノトーンで帽子をかぶってる世界、わくわくした。赤は進め!

とそんなところで、細かいところの理解は追い付かなくてもエンタメ映画として飽きさせないつくりだったのがとても好印象でした。観てよかった。ただ、次作以降は今度こそ追いつけないかもしれない。Disney+解約しちゃったし。いや、でも『ソー:ラブ&サンダー』は超絶くだらなそうで正直かなり期待してる。まだ頑張れるかしら。

(2022年87本目/劇場鑑賞) 予告からしてこんなバリバリにホラーだったんすね。面白そう!(観た後に見て「面白そう!」って思える予告、たまにある)