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主に映画のあらすじと(まとまりのない)感想文

魔法にかけられて(2007)

引き続きニューヨーク縛り中。アラン・メンケンによる音楽と、「アニメと実写の融合」的なコンセプトだけは知っていましたが、内容は全く知らずに鑑賞(今回はPrime Videoの課金にて)。さて、どんなお話なのでしょう。

あらすじ…は知らないほうが楽しめる気がする

「えっそういう」っていう驚きがじわじわ出てくる不思議な作品だったので、安定の信頼のディズニーということで何も知らずに観るのがいいんじゃないかなーと思います。これはどちらかというと大人向きの、少しビターな映画です。あ、虫嫌いな人は気をつけて…。

変則的なハッピーエンドをお楽しみあれ

手描きのセルアニメパートから始まって、ふんふん、ニューヨーク飛んだらアスペクト比変わるやつですよね、わかるわかる、って感じでしばらくは意外なことゼロ。むしろだいぶ大味だな…ぐらいの感想を抱いていましたが、そのうちじわじわと不思議な空気が漂ってきて、「えっそういう」になります。あの変則的ハッピーエンドは、ディズニープリンセスものというイメージで観ているとびっくり。

バリバリのお姫様で登場したジゼルにいつの間にか変化が…みたいなところはなんなら結構ゾッとしました。歌えなくなったジゼル、ヴィダルサスーンみたいなことになっちゃったジゼル。プリンセスが脱いでいったガラスの靴と、おとぎの国で投げ捨てられる携帯電話。言い表せないおもしろさです。

なにかと観たくなる「三十四丁目の奇蹟

つい先日も「ニューイヤーズ・イブ(2011)」の感想で触れた作品ですけど、同じくニューヨーク舞台の名作「三十四丁目の奇蹟(1947)」を連想させるようなところが本作も多くてですね。片親家庭とその娘。「おとぎ話を読ませない」現実主義の親と、そこに現れる「おとぎ話そのもの」な存在。すごくファンタジーなのにすごく現実的な物語。ついでに、弁護士。

本作ではやたら何度も「116丁目」が強調されているのでさしずめ「116丁目の奇蹟」ってとこですかね。

ジゼルがお世話になる弁護士ロバートのおうち。ここだそうです。

あとはベタベタに「オズの魔法使(1939)」あたりも連想しました。ちょうどタイムズスクエアに「ウィキッド」の看板が出てましたし。イディナ・メンゼルは魔女役じゃなかったですけど(笑)

映像的な共通点では、セピアからカラーに飛んだ「オズ」、セルアニメから実写に飛んだ本作。実写とアニメの融合というと「メリー・ポピンズ(1964)」なのでしょうが(そういえばナレーションがジュリー・アンドリュース!)、やろうとしてること的には「オズ」のほうが近いように思います。

まあなんかこの、パロディ的なことについてはWikipediaに引くくらい書いてあったのでそちらをご参照ください。「ウォルト・ディズニーの約束(2013)」しかり、ディズニーがメタなことやると強いですね。わたしディズニーアニメには疎いのですがここまで盛り込まれているとなるとオタクの血が騒ぎますね。片っ端から観たくなってしまいますね。

ニューヨークの動物たちがヤバい

「森の動物たち」に対してジョーク的に登場するこの新しいお友達なんですけども。相当ヤバいです。わたしは数分間まったく画面を見れませんでした。特にあの茶色いアイツはマジでムリです。あれのせいで「2回目はない」です。はい。怖くて見れません。ディズニーさん信頼してたのにこれはなかなかの仕打ちだぜ…。というわけで虫が苦手な方はジゼルがニューヨークで窓開けて歌い出したら急いで逃げてください。ヤバいです。

(2018年223本目)

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