353log

主に映画の感想文を書いています

「ワイルド・スピード MEGA MAX/EURO MISSION/X3 TOKYO DRIFT」雑感

f:id:threefivethree:20190815195407j:plain

スーパーコンボ」から入った超ビギナーによるワイスピマラソン、順調に見進めております。っていうかハマっております。3作目までの雑感はこちら。

なお公開順の3作目に当たる「X3 TOKYO DRIFT」は時系列順に移動させてます。

ワイルド・スピード MEGA MAX(2011)

こーれは面白い! 時系列順の4作目にして、ついに堂々の最高傑作って感じです。シリーズものが「しっくりきた」時の快感はたまらない。

前作「MAX」から冒頭に直結しているので、この2本は続けて観るといいかもしれません。ここまで相容れない立場同士だったドミニクとブライアンが正式な仲間=ファミリーになり、新たな相容れないキャラとしてお待ちかねのホブス(ドウェイン・ジョンソン)参戦です! 非情さがウリでまだ愛嬌はない模様。

雰囲気としては「オーシャンズ」シリーズ、特に13か8の感じが近いですかね。仲間を集めて巨大なヤマに挑むぜ! 入念にシミュレーションするぜ! のワクワク感。模倣コースでひたすら監視カメラから逃げる練習してるとこがめっちゃ好きでした。

クライマックスの走る金庫も最高です。あんな力技な強盗があるかよ!(あそこまでニトロ取っとくのもイイネ!) 力技といえば冒頭の列車強盗も、あの専用トラックかっこよすぎでしょ。サンダーバードの高速エレベーターカーに萌え萌えしてた子供なので、疼きまくりでした。

「スーパコンボ」同様、単品で観ても普通に面白そう。超おすすめの一本です。

ワイルド・スピード EURO MISSION(2013)

これも期待通りの面白さ! ここまでしっくりきちゃったらそうそうつまらなくはならないでござるよ、って感じでござるよ。生死に関わるネタバレあるでござるよ。

今回も愉快なドミニクズ・イレブンたちが再集結して、前作では敵ポジションだったホブスとも協力体制に。というのも前作ラストの時点で彼ら一応「足を洗って」るわけなんですけども、ファミリーに関わる想定外の事態が発生したために動かざるを得なくなってしまったんですね。普通なら奥さんやパートナーから「行かないで」って言われるところ、「私なら行くわ」ってここの人たちは話が早くてとてもよい。

ドミニクズ・イレブン(はあくまでわたしの造語です)の中でも今作は、千原ジュニアをかっこよくしたハン、そしてワンダーウーマンことガル・ガドットことジゼルにスポットが当たってるように思います。ガル・ガドットワンダーウーマン以前にこんなハマり役があったんだなあと。「荒っぽいの、好きよね?」って言われたい。

ジゼルにはショッキングな展開が待っているのですが、そもそも今作自体わりと強引な復活劇が中心になっていること、それにジゼルあんなことじゃくたばらねえ女だよという確信があるので、きっと復活してくれることでしょう。

今回から登場して「来たか!」となるのが、ショウという名前の敵。でもどうやらあのショウではないみたい。はっ、ポストクレジットであのショウが!!!

興奮する気持ちを抑え、ちょっと東京へ飛びます。

ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT(2006)

一気に公開年を7年遡り、公開順での3作目がここで登場。いろんな事情があって、時系列としてはこれがここに入るらしいです。実際、先ほど興奮していたポストクレジットというのは今作のシーンですからね。すっごくいい言い方をすると「ローグ・ワン」のラストから「新たなる希望」の冒頭に繋がる感じ。いい言い方をしすぎましたけど。

で、これはもうタイトルの通りです。ウルヴァリン:SAMURAI」くらいタイトル通りです。お察しジャパン。キャストもハン以外は(そういえばハンの名前はハン・ソロのパロディなんですって)全員ニューフェイスなので、「スーパーコンボ」よりもよっぽどスピンオフ、なんなら別作品と言いたいほど。

まあそのお察しジャパンな部分に目をつぶれば、シリーズ中唯一の原題・邦題共通タイトル「TOKYO DRIFT」が表す通り、ひたすらドリフトの練習してて結構楽しいです。日本人キャストも多く、小学生かよ!ってくらい幼い北川景子とか、完全なるカメオ妻夫木とか、あの人とかあの人とか。楽しめる要素はいろいろあります。

マストとは思いませんが、「ここまできたら全部観ないと気持ち悪い」って人は頑張って観てください。最後の最後に出てくるあの人できっと嬉し泣きしちゃうはず。わたしは抱きつきたくなった。

さて、残るはあと2作! あっちのショウも出てくるはず。楽しみです!

(2019年81・83・84本目)