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主に映画の感想文を書いています

B'z Pleasure in Hawaii/LVレポート

2018年9月30日(現地時間29日)。B'z 30th Yearの締めくくりとして、ファンクラブ「B'z PARTY」の会員を対象としたハワイでのスペシャルライブがおこなわれました。その模様は全国の映画館でライブビューイング…される予定でしたが、生憎の台風により中止となる映画館も多くありました。関東では有り難く鑑賞することができましたので、メモを頼りにレポートっていうかただの雑感乱文を書きます。ただしメモが全く読めない……。

B'z PARTY Presents B'z Pleasure in Hawaii

おそらく定刻、スクリーンには椰子の木と青い空が。そこからググッと下がって、カメラは会場となるNeal S.Blaisdell Concery Hallの外観を映し、左にパンを振って入り口の会場名をクローズアップ。そのままハンドカメラで会場に入って行く…のかなと思いましたがそうではなかったですね(笑) 開演直前、場内の映像に切り替わります。

歓声のなかメンバーが登場。松本さんはクロムハーツのグレーのタンクトップかな? 稲葉さんは後ろになんか変な十字のヒラヒラがついた、前から見るとシンプルな青紫系のTシャツ。衣装のことは分からないので、以上ここまで。松本さんのギターはいきなりピンクMusicMan! バンドで音を出し、のっけからアーミングプレイを炸裂させます。そしてアメリカ国歌「星条旗」をワンフレーズ演奏! からの「ミエナイチカラ! 稲葉さん早速がんがんエアギター。

もう、星条旗〜ミエナイチカラの流れが格好良すぎて…。とにかく、松本さんとピンクMMの相性が良すぎるんですよ、めっちゃかっこいいし、何より今この2018年に「ピンクMMを弾き倒す松本孝弘」を目の当たりにできているという夢のような事実。今は何年なんだ! 2018か! 本当かよ! 今回のPleasureツアーは本当にこれが嬉しかったですねえ…。エキシビジョンがきっかけなわけで、30周年さまさまです。

続けて「BLOWIN'」。ギターはゼブラPUのゴールドトップ(何年モノとかは詳しくないので省きます。今回このギターが多かったですね。途中で一曲ほど、白バインディングが目立つゴールドトップを持ってるときもあったような…)。からの裸足の女神。イントロで「B'zのPleasure in Hawaiiへようこそ!」いただきました。ギターソロ後のお口からピック飛ばしは、最初失敗して、二回目で上手にペッできてました。ドリルはいつもなら手前に落とすところ、今回は「だ・れ・に・し・よ・う・か・な〜〜〜」からの客席にポイッとプレゼント!!

シェーンのドラムはハイタムの横にロートタムがひとつ、その横にチャイナスプラッシュがひとつ。普段あまり近くで見れないので、初めて今回のセッティングを見ました。ドラムソロからの「Wonderful Opportunity」。アウトロではブラスのフレーズを松本さんも弾いてたんですね。

全体的にMC多めでしたがここで最初のMC。「昨日もお会いしましたよね。なんかアットホームな感じがします」「皆さん、最高ですか」「今が最高なら、帰る頃にはサイコーのサイコーのチョーサイコーになってると思いますよ」「今日はのんびりとだらだらと、だらけた感じで、ゆるゆるといきましょうか」。そしてレア曲ゾーン突入のお知らせ。何が……来る……?!?!?!

「STARDUST TRAIN」!!!!! ぎゃーーーーー!!!!! こんなとこで!!!!! もってくるの!!!!! ツアー本編に入れてくれて全然よかったのに!!!!! 長年、本当に長年切望されてきた、B'zにおける「隠れた名曲」ヒエラルキーの頂点に長年君臨していたあの方が!!!!! …という感じですお察しください。めちゃくちゃ格好良かったです。これ全国でライブビューイング開催できてないのがあまりにも悔やまれます。なおギターは黄色MusicManでした。

稲葉さんがアコギを持って、久しぶりの曲をと。「Easy Come〜」かな?と思うも、「Blue Sunshine」。これは、比較的最近やってたかな? そこまでレアみは感じませんが、ハワイで聴いたら最高ですね。シェーンはGREENツアーからなので、この曲とか結構懐かしかったり感慨深かったりするんじゃないかなと思いました。ギターはまたゴールドトップに戻っております。

そして。個人的には星屑列車よりこちらのほうが感激。ご登場いただきましょう、「消えない虹」です。かつてハワイで作られたというこの曲、素晴らしいバラードであるのと裏腹に、その仮詞は「デカパイ〜ペチャパイ〜」とかいう超くだらねえものだったという曰く付きの曲です。擦り切れるほど「BUZZ!! THE MOVIE」を観た後追いファンとしては、この曲がほんとにもう、好きで好きで。これも!!!ツアー本編に入れてくれて!!!よかったのではないでしょうか!!! 稲葉さんの歌唱も素晴らしく、松本さんのトーンはあの頃よりさらに極上になっていて、2018年まだまだあの頃より輝ける曲でした。もっと!!消えない虹を聴かせてくれ!!

このへんの暗転時に、客席からの声に肉声で応える松本さん。何言ってたんだろうと思ったら、「まっちゃん愛してるー!」に対しての「俺も愛してる!」だったそうな。俺のほうがもっと愛してる。

というわけで事前アンケート「ハワイで聴きたい曲」を受けての3曲でした〜と稲葉さん。おもしろいことに「虹」とか「海」とか「空」とか「風」とか同じようなカテゴリの言葉が使われている曲ばかりランクインしてました、似たり寄ったりな歌詞ばっか書いてんなと思いました、とのこと。ただそのなかで、「STARDUST TRAIN」だけは「星」の曲なわりには湿り気を帯びている、と(笑) ぜひまた湿り気スターソング、やってください!

稲葉さん、ツアー中と違ってこの日のMC中は表情筋が油断してる感すごくて、喋るときは手を前に結んでへらへらっという感じの独特なユルさ。へらへらは違うか。なんだろう。もちろん不真面目とかではなくて、ただものすごくリラックスしてる感じの。うまく伝えられないんですけどそれがとてもよかったです。

ここからは「段取り」のコーナー。「全国で皆さんを踊り狂わせたという」あの曲、「恋心(KOI-GOKORO)」のお時間です。もはやビーパ会員限定ライブなので振り付けレクチャーは要らないのではと思いつつ、段取りどおりのMCをしていく稲葉さん。話の途中で「(練習)したーい!」というような声が客席から掛かると、「段取りどおり喋ってるのでちょっと待ってくれますか」と待てをかける稲葉さん(笑) 「練習をしたいと思います。そう、ここで盛り上がってくださいね」。ここの振りはさすがに映画館でもみんなやってました。これは、やりたいよね!

「ハワイでこの曲をやれるなんて嬉しいなァ〜(棒読み)。それではいってみましょう! 恋心! 2018! イン! ハワイ!」。あ〜楽しかった。今回のお楽しみ「何かな?」のブレイクでなんか戸惑い気味な松本さん。「や、今日、ちょっと段取り違うのかな?って(笑)」「(咳払い)…なんだよ!」あ〜〜〜ボス様かわいや付き合いたい……。ギターはピンクMusicManでした(毎度ギターの報告で賢者モードに入るわたし)。

前日のトークイベントで胸アツな夫婦エピソードを聞けたと噂の「OH! GIRL」。イントロに注目してみるもそっぽ向いてる稲葉さん。この〜〜〜。ツアーでは毎回寄り添って歌ってた「二人だけのステージで」は、今回もわざわざ近寄って密着してました。はいはい〜!(だんだん方向性が腐ってきたことをお詫びいたします) 途中でシェーンがスティックを飛ばしたのかスタッフが拾いに来てたんですが、どうやら1本は稲葉さんが拾ってたみたいで、アウトロでドラムのほう上がってずっとゴキゲンにシンバル叩いてました。可愛いかよ!!! 稲葉浩志可愛いかよ!!! ギターはゴールドトップでした!!!(賢者)

突然の「イチブトゼンブ」。曲は好きなんだけどなぜかスッと冷静になってしまうのは、あのデジタリアンなイントロのせいだと気付いた今日この頃。でもほんと、いい曲ですよね。深みが増してるな〜と思います。なお審議ポイントでのお触りは今回なしでした。ちなみにこのへんでマイクスタンドが変わって、「おっ、こんなの作ったんだすごいな!」みたいなリアクションを見せていた稲葉さん。青かったのでてっきりハワイ仕様の新作かと思ってエキシビのパンフ見てみたら、普通に以前からあるやつでしたよ(笑)

「新しい曲も作っています」と、新曲タイム。「もうテレビで流れたりしてるんですけど、聴いてもらえました? ほんとに? ……ポッキーっていうタイトルではないんですけども。ポッキーのほうがよかったかもしれませんね。B'z New Single "ポッキー"。皆さんからいろんなことを気付かされます」この超ド天然イヤミっぷりが激萌えでした。というわけで! ポッキーのCMで流れている新曲マジェスティック初披露! 歌う前に稲葉さんが「ふわぁ〜〜っと、ゆったり、たゆたうように」と言っていたとおり、しっとり素敵な曲でした。

バラード繋がりで、ハワイで聴くと一味違う(であろう)「OCEAN」。今回日替わりでやってたところもあるみたいですがわたしは聴けなかったので嬉しい。久々に聴いたらいい曲ですね。ギターソロの思いっきり伸びやかになるトーンが好きです。

「皆さん、ハワイは楽しまれてますか」ここで何故か「ハワイ」を噛む稲葉さん。「どんなことしてますか? セグウェイ! いいですね! まだ乗ったことがないんですけども。我々もセグウェイ、乗ってみたいと思います」「他に、どんなことしてますか。…え?…なに? ……皆さん、本当に楽しまれているということがですね、我々よくわかって安心しました」すげえテキトーに返した(笑)

ここでバンド紹介。千秋楽同様に全員から一言付き(ここに限らずですが喋ってる内容は超ニュアンスです)。

増田さん「(ハワイ)気持ちいいですよね。連れてきていただいて、ありがとうございます」/稲葉さん「これが終わったら自由ですから! のんびりしてください!」

大賀さん「…気持ちいいです。連れてきていただいて、ありがとうございます」重ねてきた(笑)/稲葉さん「ビーチでもギターを弾くタイプですから。皆さん彼を見かけたら一緒に歌ってあげてくださいね」

バリー(の、稲葉さん訳)「ハワイで終われてよかった! 最高! マジェスティックとは言ってないですけど」言ってないんかい!

シェーン「スゴイ、メッチャ、メッチャ、メッチャ、タノシカッタデス!!」シェーン!!!(泣)

そしてオンギター、ハワイへの熱い想いを昨日から語っていましたオンギター、Tak Matsumoto! 「俺のハワイに対する想いは昨日散々語ったでしょ(笑) あ、でもね、日本で観てくださってる皆さんもいますから改めてお話しないとですね。…心遣いができてるでしょ?? リーダーですから!!」タック・マツモロォ〜〜〜!!! 「ハワイは、帰るときに名残惜しくなりませんか? また戻ってきたいな〜って思いますよね。曲を書くにも素晴らしい環境で、今回も曲を書いてました」マツモロォ!!! 「休まない男、Tak Matsumoto!!!」

おもむろに弾き始めたのは星に願いを……ではなく「Brotherhood」! ここでか! イントロを終えてセンターへ歩み寄るふたり。どうぞどうぞと位置を譲り合うふたり。千秋楽ではもう完全にボロボロだったこの曲ですが、別人のような、完全復活の喉でした。歌い終わってホッと笑みを浮かべた稲葉さん。今回イヤモニからはズタズタに引き裂かれ、しかし歌詞からは助けられたというBrotherhood。30周年を語るには外せない曲となりました。

こちらもここでか!なultra soul。普段ハァイしちゃうので今回は着席なのをいいことに冷静に鑑賞。ボス様ご発声ポイントはノーマルの「Hey!!」。最近「Thank you!!」って言わないのかな。言ってほしいな。

「アロ〜ハ〜!(アロ〜ハ〜!)」なコール&レスポンスからの「愛のバクダン」。ギターはここだけゴールドDC(多分エイジド加工してあるやつ)。やっぱDCは音が軽いな…と思うようになってしまいました。そしてもう、こう言っちゃなんだけど演奏が雑!(笑) 終わりも多分松本さんがコード間違えて笑いながらテキトーに終わらせてた。最終日のゆる〜〜〜い演奏でよござんす。そもそも愛バクは「バンドって楽しいぜ!」的なコンセプトの曲ですもんね。あと、そこに響くのは「やっぱハワイのボイスでしょ〜〜〜!!!」でした。

ガンガンに盛り上がってから、ちょっと冷静になって「日本の皆さんが良い気分であることを願っております」と不安がる稲葉さん。ライブも終盤ということで段取り通りのMCを一通りこなします。「ハワイでギターとラジカセで作った曲をまたこうしてハワイで演奏できるなんて、30年やってると奇跡のようなことが起きるんですね」。ハワイの観客に向けて「時間作って、ハワイまでえっちらおっちらやってきてくれて、皆さんの経験のなかに参加できて光栄です」。なんて素敵な表現なんでしょう。

「日本がいま台風で大変なことも聞いております。予定の狂ってしまった方、来ようとしてくれていた方、厚く御礼を申し上げます」と、日本のことについても少し触れてくれました。

「いろんなことを学ばせてくれた、忘れられない30年目のPleasureでした」。嗚呼、もう終わってしまうのね…。「Pleasure2018 〜人生の快楽〜」。見間違えでなければこのあたりから松本さんが片耳イヤモニ外していたように思います。ソロもこれでもかと弾き倒しバージョン。ギターはコリーナVでした。

本編終了でアンコール待ち。映像は暗転した俯瞰の会場。大歓声が起きたと思ったら急流のウェーブが始まってちょっとびっくり(笑) しばらくしてメンバー再登場。全員、ハワイ仕様?の黒Tシャツを各々アレンジした感じの装い。松本さんが楽器を持っておらず、おまけにみんなステージ前に出てきたのであれ?と思ったらフォトセッションだった様子。客席をバックにしばし記念撮影タイムに入りました。

前のほうの人たちがぐぐぐーっと中央に寄っていってすぐ戻されてるのが客観的に見ておもしろかった(笑) カメラマンさんなんか叫んでると思ったら「クレーンの影が邪魔です!」ってカメラマン同士のバトルしてた(笑) 今回2,000名とのことですが、改めて客席を見せられると多いですね…。あれだけの人数のB'z PARTY会員がハワイに押し寄せてるって、すごいですね。

撮影終了後、観客から「いつもらえるのー!」との声が。「これは出口でもらえるとか、そういうディズニーランド的なやつでは、ありませんよね(確認)」「僕たちの個人的な思い出として」「(えーーー!に対して)いやいや、ツアーの説明に書いてあるはずですよ」「ご不満は、ございませんね?」やたら強気な稲葉さん(笑) 会報には載るはず!とのことでした。

さあ、アンコール1曲目! ブラフはやってしまったので何が来るか。「HEAT」! そう来るか! これがねえ…、まさかの歌詞で潤むという。わたしがですけど。「冷めないで ひと夏のHEAT」ですよ。「二度と戻らぬシーズン」ですよ。きっと多くのファンが自分とお財布に言い聞かせていたであろう「30周年はもう二度とない」っていうやつ。当然ながら30周年はこれで終わってしまったし、わたしたちの「ひと夏」もついに終わってしまったのですよ。まさかこの曲で涙するとは。

そしてアンコール2曲目、これで最後でした。よくぞの「グローリーデイズ」。これも!!! ツアー本編にあってもよかったのでは!!! 不思議なしっとり感の漂う曲ですよね、好きです。ギターはゴールドトップ。ラストということで最後のコーラスをみんなで。奇跡のような瞬間の連続、ありがとうございました。

おつかれー!!!からの、メンバーも引き続き残って、長めのMC。千秋楽では言わなかったスタッフ等々への感謝、ここで言っていました。ご本人たち的には今日でようやくツアー終了っていうことですもんね。「いろんなことがあったツアーでしたけども」と何度も口にしていた稲葉さん、印象的だったのは「前で僕が『アレッ?』ってなっても骨太な演奏で支えてくれた」とバンドに対して感謝を述べたこと。イヤモニから聞こえる思わしくない歌声にダメージを受けつつも、同じく聞こえるいつも通りの演奏からは助けられていたんでしょうね。言い終わってから、隣にいた増田さんとがっしりハグしたのが泣けました。バンドメンバーとしては松本さんの次に長い長い付き合い。大切な心の支えであろうことが伺い知れるハグでした。

最後に「B'zは止まってないですからね!」と念押しをしてくれた稲葉さん。「僕らは止まらないBEAT」ですもんね! それから、松本さんに耳打ち。なんだなんだ。何を言いやがった。苦笑いしながら松本さん、「俺たちにとってみんなは最高のPleasureでありTreasureなんだよ!」。そそのかしといて向こうで大笑いする稲葉さん、「完璧ですッ!」。松本さん、両手でメロイック! 「また会いましょう!バイバイ!」「残りのハワイ、楽しんで!」。大きく手を振りながら捌けて、終演。聞こえてくるアナウンスから察するに、ハワイでもやはり規制退場からは逃れられない様子(笑)

というわけで。超、超乱文、失礼いたしました。映画館で殴り書きしたミミズ文字をなんとか解読してお送りしました。上でも書きましたがMC等はかなり「ニュアンス」ですので汲み取っていただければ幸いです。これにてB'z 30th Yearおしまい! 寂しい!!