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NY旅行記【2日目⑤ メイシーズとホールフーズ】

NY旅行記22本目。この記事の続きです。 前回までのあらすじ: 摩天楼エンパイアからの眺望を堪能した353。でも、もうちょっと街歩きをしたい…! そんな悪あがきの2日目ラストです。末尾には行動範囲マップも付いてます。

メイシーズに入店せよ

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エンパイアを降りるとすぐそこにメイシーズがある。Thanksgiving仕様に飾り付けられた側は初めて見た。手前が紙袋になっているのは通年なのだろうか。シンプルなのにとてもワクワクしてしまう。

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正面には大きく、メイシーズの合言葉「Believe」が。この言葉はメイシーズを舞台にした映画「三十四丁目の奇蹟(1947)」にも登場し、最高のラストへ繋がる。

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「Believe」と七面鳥、そしてエンパイアをひとつのフレームに収めることができる。

せっかくなので憧れのメイシーズへ入ってみよう。憧れといってもただの百貨店、入ればいいだけなのだが、わたしにとってここは映画の舞台。ふわっとした気持ちになる。

蛍の光が流れていることからおそらく閉店時間だったのだと思うが、この日はまさにブラックフライデー当日であり、非常に混んでいた。エンパイアが観光客だらけだったように、ここも多国籍感でごちゃっとしていた。そして店内は荒れ果てていた。

これはアメリカ人の国民性なのか、いやどちらかというとアジア系某国の人たちあたりではないかと思ってしまうのだが真相は不明。とにかく、いくらセールだからってこんな商品をぶん投げていいということではなかろう、と閉口してしまうような散らかり具合。服や靴などが床に散乱しており、疲れた買い物客はマネキンの隣に座っている。そこは座る場所ではない。

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f:id:threefivethree:20181218210059j:plain:right:w200ちなみに、店内ではこんな木製のエスカレーターも使われている。上の写真はステップが新しいものに取り替えられているが、右の写真のようにステップまで木製のものもある。

調べていたらWikipediaの「エスカレーター」の頁にも真っ先にメイシーズの写真が貼ってあった。これのためだけにでも入店の価値あり、である。

憧れのメイシーズ。いつか落ち着いた時期にリベンジしてみよう、と真顔で店を出た。到着初日はあんなに心細かった地下鉄の駅"34 Street Pen Station"から、もうすっかり慣れた手つきで改札を抜けてCラインへ乗った。

ホールフーズ・チャレンジ

時刻は22時を回っている。地下鉄に乗りながらGoogleMapを眺めていて、帰り途中に「ホールフーズ・マーケット」があることに気付き、晩飯(そういえばミートボールショップ以降なにも食べていなかった)を調達すべく寄ってみることにした。ホテルより2つ手前の"96 Street Station"で降りる。

ホールフーズ・マーケットはオーガニック系?の食品スーパーで、全米にかなりの店舗がある。成城石井みたいなポジションの店、だと思う。

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クリスマスシーズンへ突入したのでクリスマスツリーが大量に入荷した模様。なかなか日本では見ない光景。

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あんまり日本のものを見ないニューヨークだけれど、お〜いお茶など馴染みの品もあった。英語表記が気になって拡大してみたら「Oi Ocha」と書いてあり、亭主関白になっていた。むしろ上段の「MATCHABAR」が気になるのだが(Mint Matcha…?)、抹茶志向ニューヨーカーの間で流行っているらしい。

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これこれ、という感じの豆だ。ホールフーズにはデリがある。はじめはパンでも買うつもりで店内を見ていたが、せっかくなのでデリを使ってみることにする。

今日は寒かったのでスープが飲みたい。おいしそうな匂いのミネストローネっぽいやつをカップに入れて蓋をする。あとは惣菜コーナーのほうで適当に数品、これは紙製の箱に詰めていくというなんとなく憧れていたスタイル。ちょうど先客がいたので、箱の使い方など見よう見まね。

それとミネラルウォーター。こっちはやはり乾燥しているのか、冬でも喉が乾く。水は必須。あと、一目惚れした雑誌があったのでカゴに入れた。

品数でレジのレーンが決まっているようだ。それっぽい位置に並ぶ。呼ばれる。おお、怖そうな黒人のお姉さんだ。実際このお姉さん、基本「あァん?」系でなかなかびくびくびっくるしてしまった。旅の中で最もコミュニケーションに苦労したお相手だと思う。愛想が通用しない。常に目つきが怪訝だ。こえ〜〜。大丈夫かわたし〜〜。

とはいえまあ、全身で「え〜〜ちょっとごめん全然わかんないな〜〜」というオーラを出していたら最終的には折れてくれたのかなんなのか「それはそこ」「ちゃう!そこ!」「そこでいいわよ」「カゴはそこに置いといていいっつってんの!」って感じで根は優しく対応してくれた。結論、クレジットカードがあれば何はともあれ買える。

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ちょっと苦労しつつもありついた今晩の食事。夜食に近い。味はかなり薄味。もうちょっと濃い味のものが食べたかった気がしないでもない。

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お店の中にフードコートみたいな場所があって、そこで食べた。普通にiPhoneTwitterしながら食べた。

このときの素直な気持ちを歌にしたものがこれである。なお、未だにそう思っている。

店からホテルまで、2駅ぶんの距離を散歩して帰った。空気がぬるい。気温は初めてマイナスが取れ、0℃になったようだ。0℃ってこんなに暖かいのか。

セントラルパーク沿いのこのあたりはハイソな住宅地なのだろうか。フロントのあるマンション(あちらではアパートなのだろうが日本のイメージ的にはマンション)が立ち並んでいる。入っていく人たちを見ると心底羨ましく感じる。この地に生まれてこのマンションに住む人生でありたかった。彼らにとってはなんでもない日常なんだろうけど。

明日はなるべくこういったところも歩き回って、しっかり肌で感じ取ろうと思った。

UP, UP, AND AWAY!

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今回の旅でいちばんお気に入りのお土産がこれだ。さっきホールフーズで一目惚れした「VOGUE」。映画「メリー・ポピンズ リターンズ」公開にあわせて、エミリー・ブラントのポピンズが表紙を飾っている。めちゃくちゃ可愛い。

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中身も可愛くて、全部見せたいんだけど、いや全部なんて見せたくない!という変な感情になってしまう。ここにきてようやく買うべきお土産を見つけた気がして嬉しかった。こういうのが欲しかったんだ。

映画はアメリカだと明日(2018年12月19日)公開のはず。メリー・ポピンズエミリー・ブラントも好きなのでヒットしてくれるとより嬉しい。

しっかり風呂に入り、入念にボルタレンローションを塗り、明日に備えて就寝。眠って起きたら最終日。つらい。

旅メモ: 2日目の行動範囲まとめ

はい、というわけでフリー2日目が終了しました。この日に行った主な場所を振り返ってみます。

  • 9.11メモリアル
  • 映画「暗くなるまで待って」ロケ地
  • ザ・ミートボールショップ
  • 町田商店 in NY
  • ビビアン・ビューモント劇場(リンカーン・センター内)
  • コロンバス・サークル
  • エンパイア・ステート・ビルディング
  • メイシーズ
  • ホールフーズ・マーケット

9.11メモリアルもこの日か、と思うとかなり長い…。GoogleMapのマイマップでも見てみましょう。

またなんとも、マンハッタンの西側を北〜〜南〜〜北〜〜南〜〜と上下移動しまくった感じがありますね。フリー最終日である3日目は、マンハッタンを文字通り縦横無尽に走り回ります。行きたかったところの9割をこの一日で行き尽くす勢いです。

多数のスター、引用スターなどいただき感謝しております。この先まだまだ長くなると思いますがよろしくお付き合いくださいませ。続きはこちらから。