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主に映画のあらすじと(まとまりのない)感想文

ジュラシック・ワールド/炎の王国(2018)

ジュラシック・ワールド(2015)」の続編。監督はJ・A・バヨナ、製作総指揮にスティーヴン・スピルバーグなど。公開初日に鑑賞してきました。ネタバレあります。

あらすじ

前作から3年後、かつて「ジュラシック・ワールド」のあった島は廃墟となり恐竜たちが悠々と暮らしていたが、島の活火山が活動的になったことでこのままだと恐竜たちは再び絶滅の運命を辿ってしまう。前作のあと恐竜保護団体を立ち上げていたクレア(ブライス・ダラス・ハワード)は3年ぶりにオーウェンクリス・プラット)を訪ね、支援を取り付けた財団関係者らと共に島へ上陸する。しかし財団の狙いは恐竜の保護ではなく武器としての売買だった。策略にはめられるも財団の施設がある邸宅に潜り込んだクレアらは売買を阻止し、同時に恐竜たちの今後について最大の選択を迫られることになる。

夏休み気分が高まります

前作に引き続き、劇場で楽しんできました。じつに夏休み映画!って感じでした。全体的に「んなバカな!」的展開が多いんですけど、夏休み映画なので許します。

それにしてもアバンタイトルの掴みが良すぎましたね今作。パックンチョからの志村うしろうしろ案件がお見事で、すごいもう、ほんとめちゃくちゃ王道の夏休み映画! 以前「ジュラシック・パーク(1993)」を見返したときも記憶以上に怖くて驚いたものですが、やっぱりこのシリーズってホラー要素、スリラー要素が強いのですね。今作は全編通してだいぶそっち寄りなので、映画館でヒィッ!となるのがたのしいやつです。うしろの席の人も始まる前からポップコーンひっくり返してました。

観ていくうちに「これジャンル変わってない?」と笑っちゃったんですが、調べたら監督自身がそう言ってました。

ーー確かに前半と後半では全く異なる作品を観ているようにも感じました。

バヨナ:全くその通りだね。前半と後半ではジャンルが違うと言っていいと思う。前半はアドベンチャーで、後半はサスペンスなんだ。

ちょうど帰宅したら金曜ロードショーで前作が放送されていて、「やっぱりこれとは全く別の路線だったよな」と再確認。満月をバックに屋根の上で咆哮するインドラプトルとか、今なに観てたんだっけ?って気分になりましたもん(笑) 後半から舞台が完全屋内になるのは、サスペンスが得意だという監督の腕をいかんなく発揮できるよう脚本の方が組み込んでくれたアイデアのようです。

出てきた人物だいたい死ぬ

夏休み映画とは言いましたが、冷静に考えてめっちゃ人の死ぬ映画です。勧善懲悪、これでもかという因果応報。今時こんなにわかりやすい悪役いるかい、ってくらいわかりやすい悪役が何人も出てきて、見事〜〜〜にパクッと、ズポッと、ムッチャムッチャと、やられます。すごい! 楽しい!

テッド・レヴィン演じるクソ隊長へは何の感情も抱けないのに対し、トビー・ジョーンズ演じる武器商人は「裏切りのサーカス(2011)」のティンカーと思いっきり被って「ああまたこんな役…」と哀れな気持ちに。それこそちょっとゲイリー・オールドマンサイコパスなミルズ(レイフ・スポール)は悪役として大変好演していたのでその最期も痛快でございました。だいぶエグいぜ、あれ(笑)

きょうりゅうかわいい

本作、基本的にとても恐竜たちがかわいい! ピウピウ鳴くちっこいのもかわいいし、仔トリケラもかわいいし、柱にぶつかってクラクラしちゃうあの子もかわいいし、でっかいやつですら親しみが持てます。そしてなにより前作からお馴染みのオーウェン専用ラプトル「ブルー」ちゃん。この子が前作にも増してかわいい。そしてホロリとさせる。「あ、こいつ絶対泣かしに来るでしょー」って思っちゃう、恐竜に対して。すごいですね。

危機一髪を助けにくるシーンは「いや、君じゃ無理だよ」ってなっちゃうんだけどそこもかわいいし、期せずしてインドラプトルやっつけちゃった時の「あれ? もしかして死んだ? ラッキー? とりあえず吼えとくね〜〜〜〜」っていうとこがちょうかわいい。ラストシーンの威厳に欠ける咆哮もかわいい。全部かわいいなブルーお前。

今回は多くのシーンでアニマトロニクス(要はCGじゃないホンモノ)が使われているようで、前作よりも恐竜たちに親しみが持てたのはそういうことかなと思いました。恐竜保護の話だから、敵じゃなくて「護りたい」と思えないといけないですもんね。スペシャルサンクスに名前のあったギレルモ・デル・トロ監督(怪獣を愛させたら世界一)もそのへんには大きく関与してるかも。

観客たちはまず、キャラクターたちとの繋がりを感じたがっている。そしてそれからCGに驚かされたいんだ。

アニマトロニクスについてのこちらの記事、おもしろかったです。そういえば、これはCGかもですが島を脱出するときに港で悲しそうに立ちすくむブラキオサウルス(かな?)が印象的でした。シルエットの使い方がうまい。ブルーも去り際にはシルエットで自分を大きく見せてましたね。

続投メンバーや良し

クリス・プラットブライス・ダラス・ハワード、ふたりが揃って続投だったのは嬉しいです。特にブライス・ダラス・ハワードは前作で一目惚れだったのでなおのこと嬉しい。ただ、前作のお高く止まったボブが好きだった派としては今作のアクティブなポニーテールはちょっとだけ、ちょっとだけ残念です(笑) ところで彼女、ロン・ハワード監督の娘さんだったんですね! 父の監督作品(ハン・ソロ)と娘の主演作が同時公開、すごいな〜。

ちなみにクレアの立ち上げた団体「Dinosaur Protection Group」は架空のウェブサイトも存在していたりしてさりげなくリアル。 「CLOSED」になったパークのサイトから飛べます。

印象的な子役をつとめたイザベラ・サーモン嬢もよかったですね。ここがキャリアスタートということで、今後の活躍に期待。クローン人間っていう設定はいきなり感情移入できなくなってくる感否めなかったけれど、まあ、まあいいんだ、夏休み映画だから。

ラストシーンで「わーお」な選択をする彼女ですが、そこからの「ジュラシック・ワールドへようこそ」はちょっとゾクッとしました。なるほどそういう方向。パークというオープンエアーからお屋敷という密室へ、そして一気にワールドへ。次作はかなりスケールが大きくなるんでしょうか、大味になりそうだけど、まあいいか、夏休みにやってくれれば(全解決)。

というわけで以上、思い出しながら書いてたら意外と長くなってしまった「ジュラシック・ワールド/炎の王国」感想文でした。

(2018年150本目 劇場鑑賞)

余談も余談ですが

B'zの最新ライブ映像「B'z LIVE-GYM 2017-2018 “LIVE DINOSAUR"」が絶賛発売中です(笑) 劇中であまりにダイナソーダイナソー言うもんでどうしても宣伝しなければいけない気になりました。結成30周年を迎えるB'zの咆哮をぜひご覧ください。