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主に映画のあらすじと(まとまりのない)感想文/期間限定でNY旅ブログ連載中

ウルヴァリン: SAMURAI(2013)

X-MEN」シリーズのスピンオフ作品「ウルヴァリン: X-MEN ZERO(2009)」の続編。ええとですね、7割がた書き上がってたところで全部飛ぶという切ないことが発生し、もう気力がないのでサクッと書きます。ちくしょう。

あらすじ

1945年、不死身ゆえに各国の戦地へ赴く生活をしていたローガンは、偶然居合わせた長崎でヤシダという男を原爆の炎から護る。時は経ち、「X-MEN: ファイナル ディシジョン(2006)」での犠牲多き戦いを終えて隠居していたローガンのもとにユキオと名乗る女が現れ、かつて助けたヤシダに会ってほしいと告げる。気乗りしないまま日本へやってきたローガンだったが、再会からほどなくヤシダは老衰で死亡してしまう。そんななか、遺言によりヤシダの全てを相続することになっていた孫のマリコが何者かに命を狙われ、ローガンは彼女の警護につく。しかしローガンもまた何者かによって身体の回復能力を奪われていた。

想像の上をいくハラキリムービー

再生。「敵機襲来だァー!逃げろォー!広島と同じだァー!」。あれ? 音声英語にしてなかったっけ? あ、なるほど。

ということで、タイトルの時点である程度の予想と覚悟はしていたものの、想像以上にSAMURAIでNINJAでYAKUZAな仕上がりでした。本筋と関係ないところで、むしろシリアスになればなるほど笑えてきちゃうのがつらい。ちなみに原題はSAMURAIのサの字もない「The Wolverine」。なんでやねん!と思いつつ、これは「ゲイシャでスシなやつだからハードル下げてきてね」っていう日本なりの配慮なのかもしれません。

史実に乗っかったストーリー展開ということではシリーズ前作「X-MEN: ファースト・ジェネレーション(2011)」でのキューバ危機と同じ、という捉え方もできるんですけど、うん、やはり日本人目線では、なかなかどうして。

あとこれ、菊地凛子の出てる「パシフィック・リム(2013)」とかでも思ったことですが、なんでハリウッド大作に出ると日本人みんなカタコトになってしまうん…? 素人以下の棒読み演技になってしまうの、なんでなん…? じつに不思議な現象です。せめてこの棒読み感さえなくて普通の演技であれば多少のチグハグ感は気にしないでいられるのに…!

ローガン、東京へ行く!

嫌がりながらもわりとあっさり日本行きの飛行機へ乗り込むローガン(飛行機嫌い設定よく出てくるけど、どこかで理由描かれてましたっけ)。機内で飲んでるウイスキーが「響」だったりして無駄に細かい。連れ出しに来たユキオ(雪緒って書くんですね)は、「デッドプール2(2018)」で客席をざわつかせた可憐なユキオちゃんとは別人な模様。演じている福島リラさん、鑑賞中は全然思い出せず悶々としていましたが、昨年放送のテレビドラマ「100万円の女たち」に出ていた方でした。あの個性的な顔は忘れられない。

本作でボンドガールならぬローガンガール的ポジションにつくのは、やはり日本人キャストのTAO(岡本多緒)さん演じるヤシダの孫マリコ様。たいへん上品なべっぴんさんでございまして。雨など適時降らせつつ、このマリコ様を最大限美しく撮影してくれていることに感謝しかございません。マリコ様が超絶お美しい、それだけで本作100点満点です。全力で! お護りしたい!

まさかの新幹線スーパーアクションなど挟みながらどこかの地方都市(やはり惜しみなく雨を降らせたブレードランナー的世界観で描かれております)に着いたローガンとマリコ様はジャパニーズ愛の巣「ラブホ」へお泊まりになるのですが、その建物がこれは銀座の中銀カプセルタワービルですね! ますますブレラン感あってとても良いのではないでしょうか。獣医見習いに外科治療されるローガンはさすがにディストピアが過ぎるかと思いましたが。

そのあとも、高速で走ったらバラけそうな「高速バス」で長崎の辺鄙なとこまでやってきて日本文化や人の優しさに触れたりする〝クズリ〟ことウルヴァリンことローガン。特にこのあたりのマリコ様が超絶お美しいです。そんなマリコ様といいことしながらもジーンの夢とか見ちゃうローガンなんですけども、あとで「やべえ、死にそう」って状況のときに「あなたが愛した者は死ぬ」って〝あっちの世界〟のジーンに言われるところ、「デッドプール2」はこのへんもしっかりオマージュ?してる気がしますね〜。

帰ってきた

「ファイナル ディシジョン」で「マグニートーは帰ってくる」「プロフェッサーXは帰ってくる」だったのが、なにやら帰ってきました。死んでおけばよかったねローガン…。

以上、よし、全部飛んだわりにはそこそこ書き直せた気がする。なんせ舞台が舞台なもんでいくらでも書きたくなるネタはありますが終わりにしておきましょう。次はこの「帰ってきた」から繋がるらしいお話ですね。おもしろいかつまらないか、シリアスか笑えるか、なんかもうテイストが揺れまくりで予想つかなくなってきました。

(2018年125本目)