村田陽一セッション / 高円寺JIROKICHI(2011/11/01)
久しぶりのJIROKICHIに行ってきました。Live Music JIROKICHIは、高円寺ほぼ駅前にある小さなライブハウス。最初に行ったのは6〜7年前かな…、確か「バカボン鈴木セッション」だったと思いますが、お馴染みバカボン鈴木さん、DIMENSIONの増崎さん、サックスはじめマルチプレイヤーな本田雅人さん、ドラムの鶴谷智生さんなど、超豪華面子をとんでもない間近で、しかも3,000円ほどで観れてしまう、その衝撃たるや。それ以来、気になる面子のバンドがあると時々行っています。
固定バンドというよりは「〜セッション」というようなミュージシャンたちのお遊びバンドっぽいものが多く、基本的に当日券のみなのでかなり気軽に行けます(大体19:30STARTなので、個人的には仕事終わってからギリギリ行けるちょうどいい時間設定。長くなりがちなため帰りは少々しんどいですが)。面子的にも、菅野よう子ファミリーなあたりのミュージシャン(鉄壁なバカボンさん佐野さん今堀さんなどなど)が多く出演しているのでかなりオイシいのです。
さて、そんなわけでこの日観てきたのは、日本を代表するトロンボーン奏者、村田陽一さんのセッションバンド。メンバーとセットリストは以下の通り。村田さんのブログより転載させて頂きました。
1st:
1.M96(2007)
2.M52(2007)
3.M86(2007)
4.Sweet Henry
5.Put It Where You Want2nd:
1.Double Clutch
2.Janeriro
3.Cross the Rubicon
4.Sentimental Friends
5.M64(2007)En
The Chicken
村田さんは、僕が中学生ぐらいの時かな、父親に買ってもらったこのアルバムがすごく好きで聴いてました(ゲストアーティストが書いてありますが、ものすごい面子です。山根麻衣さんがいたことに今気付く)。
- アーティスト: 村田陽一ソリッド・ブラス,近藤房之助,桑田佳祐,山根麻衣,渡辺貞夫,ボブ・ミンツァー,デヴィッド・サンボーン,マーカス・ミラー,マイケル・ブレッカー,Char
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
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まあそんなすごい方、村田さんを目の前で拝見できるのは初めてだったので嬉しかったです(遠くでだったら多分何回か観てるはずなんですよね。確かタナソニには来てなかったから林檎博のオケピくらいかなあ)。
そして、お馴染み佐野さん! まあすみません、ミーハー佐野ファンなもので一番のお目当ては佐野さんだったりするわけですが(笑) 実際JIROKICHIへは最初以外は佐野さん目当てで来てます。よく出演されてるのです。心底憧れの佐野さんをあんな目の前で観れるのは至福以外のなにものでもないです。
鍵盤の新澤さんは全く初めてでしたが、すごく情熱的なプレイをされる方で、とても好みでした。僕がこの日、グランドピアノに背持たれるように座っていたため(そんな小さなお店なのです)、生ピアノの振動をモロに感じながら聴けるというこれまた至福な。それからベース納さん。こちらも生で拝見するのは初めて。お名前は常々、ですが。一番オーラがありました。
演奏していた曲は最後の「The Chicken」以外は知らない曲でしたが、なんせ演奏が素晴らしいのでとても楽しめました。前半の曲は未レコーディング未命名の曲ばかりだったので「スカっぽい曲をやります」「AORみたいな、歌モノみたいな、そんな感じのをやります」といった具合で面白かったです(笑) 途中途中の喋りではミュージシャン界隈のイロイロが聴けてこちらも面白かったです。
再び佐野さんの話に戻りますが。いやー、やっぱり佐野さんのドラムはたまらん…! ハコ備え付けのシンプルな三点セットから鳴らされるバリエーションの広い音は、流石と言わざるを得ません。佐野さんの特徴である大きめのシンバルたちが、またいいんですよね。激しい曲では普通のサウンドなのに、スロー〜ミディアムな曲では一気に暗い音色を出してくるんです。特にシズル付きのクラッシュがいいなあ。自分でも大きめのシンバルを積極的に使ってみようかなと思いました(ギター弾きなイメージが強いわたしですが一応ドラム叩きです)。かなり長尺のドラムソロもあったし、大満足です!
このJIROKICHI、本当にたまらんライブが沢山観れますので、お近くの方は是非スケジュールをチェックして足を運んでみてください! Twitterの公式アカウントでもスケジュールを流してくれてます。なんだか偏ったレポでしたが、まあ記録として。