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主に映画の感想文を書いています

オーシャンズ8(2018)

オーシャンズ11(2001)」から続く世界観のなか、女性のオールスターキャストで制作された新機軸の作品。ここのところ過去作を一気見していたのは、この予告を観て「オーシャンズ」シリーズに興味を持ったから。予習ばっちりで公開初日劇場鑑賞してきました。そんなに大したネタバレもない映画ですがネタバレありますので一応ご注意を。

あらすじ

服役を終えた女が刑務所を出るところから物語は始まる。彼女の名はデビー・オーシャン。あのダニー・オーシャンの妹である。どうやら血は争えないようで、5年以上にわたる刑務所生活の間デビーは超特大スケールの強盗プランを練りに練っていた。狙う獲物は「メットガラ」でスター女優が身につけているスペシャルな宝石、それと少しの「仕返し」。デビーは出所後すぐ旧友や新たな仲間を集め、女だけの「オーシャンズ」を結成。意気揚々と作戦を実行する。

雑感

楽しかった! 以上!

女人禁制の「オーシャンズ13(2007)」がすごく風通しの良い快作だったので今回の「男子禁制」にも期待してたのですが、期待通り、期待以上、でした。女だけの大強盗ミッション! 邪魔する奴はブッ潰す! 最高にスカッと楽しい泥棒映画でした。ほんとね、邪魔が入らないのが気持ちいい。覚えてらっしゃい、いつだって女のほうが何枚も上手なのよ! まあわたし男ですけど。

時系列的には「オーシャンズ13」より後、というか2018年の設定になってます。ダニー・オーシャンはいつのまにか墓石に…。一応「死んだみたいよ、多分ね」的なニュアンスにはされつつも、とりあえず本作では写真立ての中にしか登場しません。その代わり、かつての「オーシャンズ」は意外にちょいちょいと登場。まずルーベン(長生きで何より!)、そしてイエン。イエンがレーザーセキュリティを掻い潜るシーンは「オーシャンズ12(2004)」のオマージュ! ただの強盗プランかと思ったら私情が挟まっててお前それどうなの、みたいな展開も踏襲。

f:id:threefivethree:20180810225724j:plain:w200:rightサンドラ・ブロック演じるデビーが息をするように無銭ショッピングと無銭ホテル泊をやりのけていく冒頭のシーンは掴みバッチリ。しかし今回の目玉は、次に登場するケイト・ブランシェット! あのねーーーーー、ケイト様がひたすらイケメンです! ありがとうございます! みんなシーンごとに髪型も服装もどんどん変わっていって目が幸せなんですけど、なかでもケイト様の七変化はもう、芸術の域です。思わずケイト様の画像収集マンになってしまったくらい、今回はケイト様がやばい!!! パーフェクト!!! ジーザス!!! 好きなやつ貼っとくね!!!

それから、話がわかりすぎる「8人目」アン・ハサウェイ。僭越ながらわたし全然タイプではなくて、これまで彼女のことを可愛いとか好きとか思った記憶がなかったんですが、今回のアン・ハサウェイは超ド級にキュート! こんなに可愛らしいひとだったのかーと驚きました。もちろん「セクシー」のほうも完璧。これアン・ハサウェイかなり株上がっちゃうんじゃなーい?って感じです。安全ピンネックレスも異様に似合っておられた。

そんな感じで、女性陣8人が魅力的でしっかりキャラ立ちしていて、なんかジェームズ・コーデンも出てて、前述したようにとにかく邪魔が入らないストレスレスな展開で、犯罪肯定と言われても仕方ないくらい大肯定なんだけど超楽しい映画でした。おすすめです!

(2018年180本目 劇場鑑賞)