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「泣ける恋愛映画のおすすめ30選」感想まとめ出し②|「糸」「今度は愛妻家」「君は月夜に光り輝く」ほか10本

採用作品のジャケット画像を8つコラージュしたもの


この記事の続きです。


まっぷるトラベルガイドさんで書かせていただいている映画紹介記事、今月は「泣ける恋愛映画のおすすめ30選」というハードモードなお題で書いたものが掲載されました。

今回セレクトするにあたって新たにフルで鑑賞した作品は25本。うち、観たけれど採用しなかったのは4本。そこに、過去に別テーマで紹介した作品などを加えて構成しました。こちらでは、採用しなかったものも含め、各作品のメモ程度の感想を残しておきます。


泣ける恋愛映画のおすすめ30選! 余命ものから等身大のラブストーリーまで|まっぷるトラベルガイド

君は月夜に光り輝く(2019)

永野芽郁さん拝見します!ていうかまた北村匠海!だし、膵臓の監督!などと思いながら、さほど期待せず観た一本。でも、いい作品だった。主演二人がとにかくいいのです。北村匠海さんの堂々たる任務遂行ぶりが好きで、特にロミオとジュリエットのシーンはなんだか胸が震えるくらい感動した。めちゃめちゃかっこいいシーンだと思う。発光病というフィクショナルな病気がやや、むしろ映画的には要らない要素な気がしなくもなかったけれど。

博士と彼女のセオリー(2014)

ホーキング博士と、最初の妻ジェーンの物語。エディ・レッドメインの演技がまあすごいという感じ。あそこまで肢体を不自由に見せられるもんなのだな(と書きながらユージュアル・サスペクツが頭をよぎる)。もうだいぶストーリーの記憶は薄れてきたけれど、どのライフステージにおいても魅力的なフェリシティ・ジョーンズとてもよかったとか、頭のいい人たちの会話って気持ちいいよねとか。

ミッドナイト・サン 〜タイヨウのうた〜(2018)

日本映画『タイヨウのうた(2006)』のハリウッドリメイク。そんなのあったんだ、が第一印象。オリジナル未見なこともあり、太陽に当たれない「XP」という病気のことをわたしは知らなかった(架空の病気かと)。かつ劇中で「XP」の詳細な説明があまりなかったので、終盤の展開が唐突に感じてびっくりした。そんなに致死の病だったんだ……って思ってしまった。もうちょっと前提共有が欲しかった気もする。ん〜〜、となり、採用はせず。なお主演二人の吹き替えは坂本真綾×浪川大輔の幼馴染コンビです。

劇場版「きのう何食べた?」(2021)

じつは今年の元日、一発目に観ようかと思っていた作品。というのも、京都が舞台で、わたしが元日にさほど用もなく京都にいたから。でもMOVIX京都とTOHOシネマズ二条を間違えて行けなかった後悔をずっと抱えていた(小さい)。ようやく成仏。あ、映画はとてもよかったです。対になって収束していく構成が見事。西島秀俊トム・クルーズに見える最後のアレもよかったな〜〜。ドラマシリーズと同じく、本当に質の高い作品。ところでなんだ、このサムネは。

窮鼠はチーズの夢を見る(2020)

これはすごかった。結構過激だよ、と思わず注意書きを添えてしまった。成田凌にはそこまで驚かないけど、一応はジャニーズの人である大倉くんがここまで振り切ったお芝居を見せてくれるのか、と。作品全体の方向性としては、LGBTQがどうこうとかではなく単に矢印あっちこっちという単純にそれだけの愛憎劇なのがよかった。ほないこか、じゃなかったさとうほなみさんの役も非常によきです。「カールスバーグで」「ハハッ」が好き。

弥生、三月 -君を愛した30年-(2020)

波瑠×成田凌、かつ3.11が絡んできそうな、予告で見るたび気になりつつも公開当時は観そびれていた作品。きっと好きなはず、と思って観始めて、確かに前半はわりと好きだったのだけど、少しずつ「ん〜」が増えてきて、最後の最後で完全にアウト、となってしまった。歌うのか、もそうだし、父親を肯定すんのか、ってのが極めつけ。これは映画館で観なくてよかった。舌打ちしていたかもしれない。そんなわけで不採用。

糸(2020)

手元のメモには「犬も歩けば成田凌に当たる」と書いてある。そう、確かに3本連続で、狙ったわけじゃないけど成田凌出演作だった。さておき、小松菜奈×菅田将暉コンビの代表的作品でございます。が、未見でございました。もっと王道ベタベタなラブストーリーを想像していたら、思いのほか恋愛要素薄めの不思議な大河ドラマだったなあという感想。「シンガポールのカツ丼」シーンと出会えただけでこの映画は満足です。あとなんか、津波のニュース見るシーンでのリアクションがすごいリアルだったんだよな……。

今度は愛妻家(2010)

なるほど舞台っぽい、なワンシチュエーションもの。大林宣彦監督の『異人たちとの夏』などを思わせる雰囲気もあるかも。薬師丸ひろ子さんの、おばちゃんなんだけど確実にヒロインな感じがさすがだなあ、めっちゃいいなあ、とゆるゆる観ていたため、だいぶ後まで物語の仕掛けには気付かず。つい最近まで上演されていた舞台版に渡辺徹さんが出てたんだよな、からの訃報に、なんとなく「渡辺徹」のイメージがついた作品でもありました。

ゴースト/ニューヨークの幻(1990)

久しぶりに観たシリーズ。具体的に言えば、ニューヨーク帰りの機内ぶり。やっぱりよくできた面白い映画ですね。ちょうど「霊媒探偵・城塚翡翠」を観ていた頃だったので、城塚翡翠っぽいなと思ったりもした。

きみに読む物語(2004)

久しぶりに観たシリーズ。ライアン・ゴズリングなことすら忘れていたくらい久しぶりに観た。道路に寝そべるシーンが印象にあったけど、だいぶ前半でござった。タイトルバックの映像こんなにアーティスティックだったっけとか、この結末があるから名作としての格が上がってるんだろうな〜とか。あと、最後に出てくる写真が全く別人なことに気付く。あくまであれは、単品のフィクショナルな「物語」なのか?

キャロル(2015)

久しぶりに観たシリーズ。あのね、やっぱりこの、ルーニー・マーラ様は、尊い……。全てのファッションが好きです。アクスタ全種ください。映画としても本当に美しいですね。綺麗なわけじゃないんだ、窓という窓が全部汚れてるんだ。でも美しいんだ。これが映画よ。溜息。

ブルーバレンタイン(2010)

じつは初めて観たシリーズ。悩んでいたときに、編集者さまにおすすめしていただきました。絶対これお好きだと思いますよ、と。……すみません、白状します。じつはそこまで刺さらなかった(笑) 書いたことは嘘じゃないですけどね。人生の中で刺さる瞬間と合致したらそれはもう、ものすごいのだと思う。

ラ・ラ・ランド(2016)

久しぶりに観たシリーズ、締めくくり。ライアン・ゴズリング多いけど仕方ない。「また北村匠海!」みたいなことは洋画でもあるのですね。で、もいっちょ白状しちゃうのですけど、この映画、わたし的にすごく大きな存在の作品であることは間違いないのだけど、初めて観たときの衝撃ってのはもう全然再現できなくて。いろいろ思い出しながら書いてます。まあ、あるよね、そういう作品。

以上、白状しすぎ回でした。白状せずに書いたまっぷるさんの記事も、あらためて、ぜひご覧ください。


泣ける恋愛映画のおすすめ30選! 余命ものから等身大のラブストーリーまで|まっぷるトラベルガイド