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映画「画家と泥棒(2020)」感想|ドキュメンタリー映画はここまで劇映画になり得るのか

U-NEXTとPrimeVideoで配信中のドキュメンタリー映画『画家と泥棒』を観ました。


映画「画家と泥棒」ポスター
映画「画家と泥棒」ポスター


こちら、先日アトロクことTBSラジオアフター6ジャンクション」にて映画ライターの村山章さんがプッシュされていた作品で、「もしこれをフィクションとして書いていたら天才じゃない?? という話」との紹介に俄然観たくなり、急いで観たかたちです。


ざっくりどういう内容かというと、「絵を盗まれた画家が、その窃盗犯と交流を深めていく話」とでもいいましょうか。

ギャラリーに展示してあった大きな絵が、ある日盗難に遭うんです。でも防犯カメラにばっちり映っていて、犯人はすぐ捕まる。なのだけど、画家はその窃盗犯にすごく興味津々で、私の絵のモデルになってくれない?と「断れない頼み」をする。犯人は画家のアトリエを定期的に訪れ、「数時間そこに座っているだけ」の禊めいたことを重ねていきます。

最初の見どころは、まだ描き途中の、犯人をモデルとした大きな絵を初めて本人が見る場面。「反応」がすごいです。これはもう、とにかく観てください。すごいです。

そしてそこから二人の関係(ちなみに男女なわけですが)は深まってゆき、恋愛とはおそらく違う、でも特別な絆が明らかに育っていきます。で、いろんなことがあって、月日が流れて、おそろしいのはラスト。ホラーとかそういう意味ではないものの、ゾクッッ!!として、おいおいおいマジかよ出来過ぎだろなんだよそれ、と後からどんどん鳥肌が立ってくる。んです。はい。

ここに書けるのは以上となりますので、あとはぜひご覧いただけたらと思います。

(2022年223本目/U-NEXT)

画家と泥棒(字幕版)

画家と泥棒(字幕版)

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