メフィラスかっこいい(ゆめかわいいくらいのニュアンス)と噂の『シン・ウルトラマン』観てきました。
わたしのウルトラリテラシーはそう高くなくて、かつて父が観ていたセブンを一緒に見たような気がする幼少期の記憶だったりとか、初代マンからレオあたりまでの主題歌・挿入歌が全部入ったCDをひたすら聴いてたとか(だから曲だけ知ってる)、そんな程度です。怪獣もわからん。
まあ、もっと何も知らない状態で観た『シン・ゴジラ』にすこぶるハマった過去もあるのできっと大丈夫だろうと予習なしでの鑑賞。『シン・ゴジラ』ほどの名作感はないまでも、「えーなんかよくわかんないけどめっちゃ面白いもん見てるー」くらいの感覚で普通に楽しく観れる映画でございました。
感想は以下、箇条書きでがんがん書いていこうと思います。
シン・ウルトラ雑感
前に陣取りすぎて、読めねえ、字が読めねえ。これは音声ガイドの字幕朗読付きで観たい。
すっかりシン・ゴジラな気持ちで人間たちのKAIJU対応を観ていたら急になんか飛来してきて、そうだ今回はもっと上位概念あるんだったと思い出してわくわくした。
理系オタク野郎の机にディスプレイされたサンダーバードの救助メカおよびファイアーフラッシュ号などに超絶アガった。
変なところにばっかカメラ置いてて好き。全てにおいてケレン味とシュールに溢れていて好き。総じての感想はこれ。
ガボラのドリル生理的にぞわぞわする。オリジナルのガボラは頭ドリルになってないのね。以下、オリジナル云々のところは後から初代マンを「復習」してのコメントです。
ザラブ星人降臨からのB級感がめっちゃ好き。オリジナルだと一瞬しか出てこないノワールな人間縮尺ザラブを長めに出してるところとか、なぜかぺらっぺらなところとか、超いい。
長澤まさみもビッグになったものだ。シュールすぎて脳汁溢れ出た。オリジナルだと33話、メフィラス星人の回でフジ隊員がまさにあのまま巨大化している。当時の子供たちに何かよくないものを植え付けたらしい。
巨大化、わたしとしては正直すげえ好きだが、時代としては際どいなあとも思う。というか、オリジナルのフジ隊員がパンツルックだったのを見てその気持ちが強まった。メフィラスさんが抹消してくれてるからあの世界ではいいのだろうけど。シャワー浴びてないのに云々もなんか気持ち悪いっちゃ気持ち悪い。
一応もう一度書いておくと、巨大化、わたしとしては正直すげえ好き。よくないものが植え付けられた自覚あり。
みんな大好き山本メフィラス耕史。確かにとてもよかった。オリジナルでは名刺交換してなくて残念。どこか他に元ネタがあるのだろうか。飲み屋のシーンなどを見るに、セブンのメトロン星人回あたりを彷彿とさせるのだけど(と言えるほど知ってはいない)。
私の好きな言葉です、は確実にネットミーム化を視野に入れた台詞です(既にLINEの会話で使ったし)。
ゼットンでの急激なエヴァ化がたまらんかった。えっそんな使徒でしたっけ。大気圏の向こう側に白んで浮かぶゼットン、SFとして大好物な塩梅だった。
終わるタイミング予想できなくて米津の急襲だった。あっさり和やかに終わるところまで踏襲しているのかもしれない。えっ高橋一生??
初代マンつまみ復習
観賞後、単純に「オリジナル見たい」となったのでPrimeVideoに500円ほど投じてつまみ食い。観たのは以下の5エピソードです。
- (1)ウルトラ作戦第一号
- (9)電光石火作戦
- (18)遊星から来た兄弟
- (33)禁じられた言葉
- メフィラス星人と、巨大フジ隊員回。唐突にタンカーが空を飛ぶなど、好きの多いエピソード。
- (39)さらばウルトラマン
とりあえず個人的にはこんなもんで満足の復習でした。しっかり予習していればしているだけの楽しみ方ができるのだと思いますが、そうでなくても全然楽しめたのでぜひお気軽に劇場でどうぞ。
(2022年91本目/劇場鑑賞)