新年あけましておめでとうございます。明けた早々になんですが、2021年12月に観た映画などを振り返ります。公開から3ヶ月くらいまでのタイミングで劇場鑑賞したものを新作、それ以外を旧作としています(準新作を劇場で観ることが増えすぎて正直かなり線引き曖昧です)。リンク先は感想記事、並びは鑑賞順です。先月分はこちら。
- 新作
- 旧作
- ドロステのはてで僕ら(2020)
- 阿賀に生きる(1992)
- フレンズ〜ポールとミシェル(1971)
- マトリックス〈IMAX上映〉(1999)
- 反撥(1965)
- 赤い影(1973)
- マトリックス リローデッド(2003)
- マトリックス レボリューションズ(2003)
- 血を吸うカメラ(1960)
- 大海原のソングライン(2019)
- 地球交響曲 ガイアシンフォニー 第九番(2021)
- 東京ゴッドファーザーズ(2003)
- パーム・スプリングス(2020)
21本。いい感じに節操のないラインナップです。ちなみに『ラストナイト・イン・ソーホー』は2回観に行きました。1回目の衝撃は超えられなかったのでちょっとだけ後悔しました。でも1回目、とにかくガツンときたからな。一期一会としては悔いなし。
関連作として観た往年のホラー・スリラーのなかでは『血を吸うカメラ』がすごく印象に残っていて。全然B級とかじゃないので、おすすめしたいです。
ビッグタイトルでは、ついに『マトリックス』を観ました。3年前に『ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000)』を初めて観たときくらいの「してやったぜ感」がありました。そういえば今4K上映されていますね。昨日Bunkamura ル・シネマにて、絶対観たくないと思いながらポスターの前を通り過ぎてきました。
会話劇の新作たちも逸品揃いで、ちょっと遅れて観た『君は永遠にそいつらより若い』は刺さりまくったし、映画納めとなった『偶然と想像』は噂に違わずえげつない面白さ。日本映画がとにかく豊作でしたよね今年は。観れてないのもいっぱいある。時間というか、自分が足りません。
テレビドラマでは、大河ドラマの『青天を衝け』が最終回を迎えました。全部観れた大河は『おんな城主 直虎』ぶり。渋沢栄一のことを知れたのはもちろん、徳川慶喜にも思い入れができました。徳川の世から昭和へあんなふうに繋がっていくとは思いもしなかった。これまで全く興味の持てなかった幕末に少し接近できたのが嬉しいです。
あと、日テレの『恋です! 〜ヤンキー君と白杖ガール』も全部観ました。このドラマを観るようになってから街中で点字ブロックをすごく意識して動くようになりました。しかもこれどうやら今年かなりヒットしたほうのドラマなんですよね。観た人みんなの意識が同じだけ変わっていたら、それってかなり大きいですね。
今年本当にお世話になったユニバーサルシアター「シネマ・チュプキ」製作のドキュメンタリー映画『こころの通訳者たち』も非常におもしろい内容です。公開は3月くらいを予定しているようなので、またその頃にお知らせします。この作品の初お披露目の際に(ちょうど『恋です!』を観ていたタイミングで)白杖や盲導犬ユーザーの方と何人かお知り合いになれたのも不思議なご縁でした。
そんなところで、今年(ってさっきから書いてますけど去年ですね、でも便宜上これで貫く)は合計226本鑑賞することができました。新作に追われていっぱいいっぱいだったので、2022年はもうちょっと往年の名作たちを重点的に観ていけたら、と考えている映画ビギナーです。未見の名作が多すぎる。こんなことではいけません。でも果たして思うようにいくかしら。いかない気がする。引き続き生暖かく見守っていただければ幸いです。