2021年9月に観た映画を振り返る〈感想記事の一覧〉
9月に観た映画などを振り返ります。公開のタイミングで劇場鑑賞したものを新作、それ以外を旧作としています。リンク先は感想記事、並びは鑑賞順です。先月分はこちら。
- 新作
- 旧作
- ナイスガイズ!(2016)
- 鳥(1963)
- The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017)
- 白い肌の異常な夜(1971)
- 太陽の塔(2018)
- ニーゼと光のアトリエ(2015)
- 行き止まりの世界に生まれて(2018)
- プリズン・サークル(2019)
- 世界一と言われた映画館(2017)
- うたのはじまり(2020)
- カンタ!ティモール(2012)
- 寝ても覚めても(2018)
- 風の歌が聴きたい(1998)[初見時]
- DVD購入で再鑑賞。 『ドライブ・マイ・カー』の記事中で少し言及。
- ハッピー・オールド・イヤー(2019)
- バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017)
- サマーウォーズ〈音声ガイド付〉(2009)
- 文化庁メディア芸術祭にて。感想未掲載。
21本。あれ旧作こんなに観たっけ??なんて思ったのですが、チュプキに1日こもって4本観る、なんて日が2回もあったからですね。21本中劇場鑑賞が14本ということで、なるほど家で観た記憶があんまりないのも納得です。
新作では、早くもコアなファンの多い『ベイビーわるきゅーれ』をやっと観れました。最高でした。
3時間級の大物新作『由宇子の天秤』と『ドライブ・マイ・カー』もどうにか時間を作って映画館で観れてよかった! 唾も飲めないような2時間半と、心が癒されていくような3時間。どちらもやはり映画館という全身全霊向き合える環境でこそ観たい映画でした。
旧作では、前述のとおりシネマ・チュプキ・タバタにて1日4本ハシゴ×2回というのをやりました。これは別に毎月こうしようというわけではなくて(感受性がパンクしちゃう!)、チュプキが開館5周年を記念してスタッフセレクトのアンコール上映をしていたからです。
現在すっかりお世話になっているチュプキ。しかしなにせ急展開すぎて、今年のはじめにはまだ存在すら知らなかった映画館です。5年間の歴史の10分の1も知りません。今回スタッフさんたちの一押し作品が上映されるということで、せめてこれぐらいは全チェックしておかないと。そんな理由でございました。
上記リストでは『太陽の塔』から『寝ても覚めても』までの8作品がそのラインナップとなっています。どれも一筋縄ではいかない作品ばかりでしたが一本あげるならば、日本の刑務所に密着取材した『プリズン・サークル』はきっと誰でも観終わってから自分のことを語りたくなる、予想に反してセラピーのような作品でした。チュプキでは大幅ロングランとなりましたけども、配信等で一般にも見やすくなってくれることを願います。
またチュプキでは「文化庁メディア芸術祭」の企画でバリアフリー版の『サマーウォーズ』を無料鑑賞させていただく機会もありました。何度も観ている大好きな作品を日本語字幕・音声ガイド付きで観る体験、思いのほか良かった! 詳しくない花札用語を文字で見れること、キングカズマ戦に臨場感たっぷりな実況音声がつくこと、おまけにチュプキ自慢の岩浪音響によりラブマシーン崩壊やあらわし墜落で劇場が揺れる揺れる(笑) じつは映画館で『サマーウォーズ』を観たことがなかったので、念願の劇場初鑑賞は大満足でした。
さて、10月。緊急事態宣言が解除され、劇場によってはレイトショーも復活しているようですね。なかなか新作に追いつけない日々が続いていますが、引き続き新旧いろいろ観ていきたいと思います。