Netflixで配信されている韓国ドラマ『秘密の森』を観ています。サスペンススリラーな刑事もので、出演はチョ・スンウ、ぺ・ドゥナほか。2017年にシーズン1、2020年にシーズン2がリリースされたようです。
『愛の不時着』などと同様に1シーズン16話(1話平均60分以上)あるタイプの作品で先が長いため、シーズン2まで含めると3分の1あたりであろう10話の段階で一旦、簡単な作品紹介と視聴メモを書いておこうと思います。
なお自分がそもそも理解しきれていないので、ネタバレというほど踏み込んだ話はしていません(最後にちょっとだけネタバレ視聴メモあり)。
きっかけはぺ・ドゥナ
ここ最近ペ・ドゥナさんにお熱でして、彼女が出演しているインターナショナルなドラマシリーズ『センス8』を観終えたら次はこれ!と決めていました。
『センス8』と同時期でビジュアルも据え置きな感じなので(まあペ・ドゥナ作品はどれも殆どそうですが)、ロスを埋めるには最適です。
大体のお話
殺人事件の現場で知り合った検事シモク(チョ・スンウ)と刑事ヨジン(ぺ・ドゥナ)。ありふれた私怨殺人と思いきやその捜査は難航し、何やら検察内部、警察内部、ひいては財閥までもが関係する巨大な陰謀の「氷山の一角」であるらしいことが見えてきます。タッグを組んだシモクとヨジンはときに身内を敵に回した危険な捜査を続けていきますが、しかし彼らもまた例外ではなく「容疑者」なのでした。
タイトルの意味するところは「木かと思ったら森だった」みたいなところなのでしょう。最初のうちは「この事件だけで16話ぶん引き延ばすつもりなの??」と思うも、10話まで観てみてなるほど、確かにこれはまだまだ解決しなさそうです。
王道の刑事ドラマではありながら、「復讐劇」「財閥」といったお約束の要素がかもし出す「ザ・韓国ドラマ」感にまんまとやられ、どっぷりハマってます。また、ぺ・ドゥナ目当てではありましたが男性キャラクターもたいへん魅力的でしたので今回はそのへんを書いていきます。
魅力的男子① サイコパス検事シモク
チョ・スンウさん演じる主人公の検事シモク。彼の設定がじつは奇抜で、幼い頃に受けた脳手術の影響で「感情がない」とされています。階級社会ど真ん中でどれだけ圧をかけられても平然とした顔でかわし、人の気持ちなんてものは基本的に考慮しない。しかしその裏表のなさから上司には一目置かれている優秀な検事。
このシモクがほんとに、いい。好き。組織を超えて彼の相棒となる女刑事ヨジンがこちらは真逆の人間的キャラクターなもんですから、いちいち「なんなのよ!」とプンスコしてくれて、それにシモクが「??」っていう顔をする。人の心を持たない男が徐々に人間らしい表情を見せていく様、たまらない!(といっても10話の時点でまだ口角がちょっと上がったくらいですが)
魅力的男子② ほだしてくる次長検事
ユ・ジェミョンさん演じるシモクの上司、イ・チャンジュン次長検事。ユ・ジェンミョンさんはあれです、『梨泰院クラス』のチャン会長です。あの会長もじつに魅力的な悪役でしたけど、今回のイ次長も見るほどに味わいの増す素晴らしい役柄なのです。
はじめは明らかに悪役として登場したイ次長。しかし、いや所詮は10話なのでまだ分かりませんよ、ただ現時点では、このひと……いいひとだな……??ってなってます。なんかどんどん好きになってきちゃって、特に9話のネクタイ締めるとことか悶絶。めっちゃほだされるやん。
シモクも次長もまだまだ明かされていない面が多いので楽しみです。
最後にネタバレ視聴メモを書いておきます。『秘密の森』はNetflixにてシーズン1〜2が、U-NEXTでもシーズン1が観れるようです。
【ネタバレ】10話付近の視聴メモ
7話。ヨジンにもウンスにもロマンスの香りが漂ってきた。ヨジンは夕暮れの川辺でシモクの似顔絵を描く。ウンスは初めてシモクの家に上がる。シモクはついに口角を上げる。ここでトライアングルができるのだろうか、あまりそういう話とも思えないけど。
8話。ウンスのイメチェンに心踊る。ヨジンは後輩に鉄腕アトムと手塚治虫の話をする(基本的人権だけは茶化しちゃいかん)。シモク、特任検事に任命される。と同時に検事長は早くも辞任。
9話。特任検事チーム立ち上げ。『HERO』めいてくる。財閥展開も本格的に始まる。ウンス父が動き出す(怖い)。ガヨンが目覚める。ネクタイからのお食事と、元検事長めっちゃほだしてくる。ブロマンスを感じる。美人奥様の謎が深まる。
10話。まさかの大統領秘書。おそらくこのエピソードで初めてだと思うが、シモクが声を荒げる。びっくりした。ウンスも血の気が引いただろう。この先のシモクの感情の振り幅に期待が高まる。
続きはまた、どこかのタイミングで。