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主に映画の感想文を書いています

駄文「ビタースイート・ドリーム・レビュー」

いい映画を観た。これをどう感想文に落とし込もうか、考えながら眠りについた。

朝がきた。脳というのは素晴らしい。眠っているうちに書きたいことがまとまった。あとは書くだけ。この映画は、冒頭部とラストが対をなしている。同じモチーフが登場する。そのモチーフとはずばり、「チョコレートの量り売りがエロい」。

そう、つまり直径1センチ足らずのチョコレート、テンパリングのいらないチョコレートであるそれは、同じように見えるが冒頭においてはビター、ラストではスイートとされていることに注目したい。小さめのスコップで、グラムいくらで売られるそれは、彼女は、か? いやわかんないけどなんか、エロい。どことなくエロかった、はず。

徐々に頭が冴えてきた。脳というのはあてにならない。よくよく考えてみればこんな映画は1ミリも観ていない。夢の中の映画は、ビターでスイートでちょっとエロい、いい映画だった。続編に期待したい。


──これは「夢の中でだいたいの感想をまとめてあとは書くだけ〜と目覚めたらぜんぶ夢の中の映画だった。」「チョコレートの量り売りがエロい、しか覚えてない。」というツイートを膨らませ(てみなよと言われて膨らませ)たものです。本当に観た映画はイ・チャンドン監督の『バーニング 劇場版』です。

1ミリもこんな映画ではありませんが、ちょっとエロいのはほんと。いい映画だったのもほんと。