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主に映画の感想文を書いています

最近観た海外ドラマ「ノット・オーケー」「キリング・イヴ」ほか雑感

外出自粛要請で家にいる時間が増えたため(平日は普通に外で仕事ですが…)、映画よりも海外ドラマを多めに観ているこの頃です。『ノット・オーケー(s1)』『キリング・イヴ(s1)』『ザ・クラウン(s3)の3作をご紹介。

Netflix『ノット・オーケー』シーズン1

同じくNetflix配信の『ストレンジャー・シングス』および『このサイテーな世界の終わり』の製作陣がタッグを組んだという、絶対好きなやつじゃん!な作品。さらに主演の少年少女は映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017)』で共演していた子たち、らしいです。『IT』未見だったけど俄然観たくなってきた。

主人公は「どうやら私、超能力があるらしいぞ」と自覚してきた思春期の女子。それをあまり良い事と思えず親友にも言えなかった彼女ですが、最近できた彼氏らしき男子にだけは打ち明けます。暴走しがちな能力のコントロールを学び、上手につきあっていくお話…かと思いきや。

テイストとしては『このサイテーな世界の終わり』と地続きの感じで、そこに『ストレンジャー・シングス』の超能力要素が加わった作品。『このサイテーな〜』と同じく1話20分前後の全7話、まだシーズンも1だけなのでサクッと観れておすすめです。

『キリング・イヴ』シーズン1

PrimeVideo配信『フリーバッグ』のフィービー・ウォーラー=ブリッジが制作(出演はしていない)した作品。MI6の捜査官イヴ(サンドラ・オー)と、キュートな殺人鬼のヴィラネル(ジョディ・カマー)が、銭形警部とルパンよろしく追いかけっこをする物語。

わたしの場合これはとにかく、ジョディ・カマー演じる殺人鬼ヴィラネルにぞっこん惚れた、完全敗北した作品でございました。キュートなサイコパス殺人鬼、というワードにピンときた方は絶対観てください。というか、いくつか画像貼っておくので刺さった方は絶対観てください。

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難点は配信が現状U-NEXTのみなこと…。それも、シーズン2まであるうちの1しか観れません。近々WOWOWでシーズン3が始まるらしいので、そのタイミングで2も再放送してくれることを願っておりますが、WOWOWだとスクショ撮れない…(ヴィラネル様フォルダにスクショを溜め込んでいるわたし)。

Netflix『ザ・クラウン』シーズン3

英国女王エリザベス2世(ご存命の、あのエリザベス女王)を描いたシリーズの最新シーズン。このシーズンからはなんと出演者総入れ替え。クレア・フォイが演じていた女王はオリヴィア・コールマンに交代です。いや顔の系統まるで違うでしょ! 最初のキャストが好きだっただけに正直だいぶ抵抗もありましたが、良し悪しはともかく慣れるものです。しかしオリヴィア・コールマンも英国女王づいてますね。

もともと一話一話が濃厚なシリーズでしたが、今回もまただいぶどっしりとしており、相変わらず「一話観たらお腹いっぱい」を貫いております。引き続き近代英国史を織り交ぜた一話完結スタイルになっていて、個人的には「アバーファン炭鉱崩落事故」「全英炭鉱ストライキ」などが勉強になったのと、「アポロ計画を成し遂げた宇宙飛行士たちに会ってみたらただの人間でがっかりした」というブーメラン的なエピソードが印象に残りました。

いわゆる「面白い!」ではなく、「おもしろい…」と溜息をついてしまうような上質の作品です。おすすめです。

最後にあらためて、先日書いたこちらもご紹介。 ゲーム・オブ・スローンズ』に手を出すまでは海外ドラマには縁のない人生を送ってきましたが、沼ですねえ…。