タイトルを打ち込んでいて拍子抜けしそうになってしまう。めいたんてい…ぴかちゅう。ハリウッド超大作でちゅう。
ポケモンGOが流行り始めた頃から感じていたこと。世の中「ひねたポケモン世代」が多い! 世代ど真ん中でありながらカードゲームもアニメも通ってこず、そのおかげで大人になってからも共通の話題をひとつ持ち損ねたまま悔しい思いをしてきた人たち、結構いっぱい、いる!
かくいうわたしもそんなひねポケ世代代表ですが、ライアン・レイノルズだよ、観たほうがいいよ、と周りが言うのでひねたプライドを捨てて観てきました。
※逆にご存知ない方もいるのかも。ライアン・レイノルズってのは、こ(れ)の人ですよ。
※受け止め難いかもしれませんけど、こ(れ)の人がピカチュウですよ。
さて、果たしてどれくらい楽しめるかしらとやや心配ではございましたが、結論としましてはひねたポケモン世代でも余裕でした。予備知識ゼロだったとしても、最低限「ピーターラビット」クラスの楽しみ方はできると思います。
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希釈したデップーちゃんレベルのウィットに満ちたピカチュウさんが楽しいかわゆいのはもちろん、意外とスケールがでっかくて、「ドダイトスの庭」とかですね、あんな映像が見れるとは思わなかったのでびっくりです。ドダイトス知らなかったけど覚えちゃうくらいにはインパクトあった。あれは映画館で観るメリット大ありですよ。
調べていたら「大昔の人々は大地の下には巨大なドダイトスがいると空想していた」という説明文がでてきて、ほ〜〜そこからのあれか〜〜と、何も知らないのに感動。友人から教えてもらったこちらの記事(すごくおもしろいです)によると、そういう細やかなこだわりに溢れている模様。
ジャパニーズサブカルチャーがそこまで愛されてるの、単純に嬉しいですよね。
ちなみにわたし、この映画を観たあとに唯一自慢できることがあって、それがこれ。自分で撮った写真です。
多少なりあの世界にいたのだ! というわけで、映画の終盤に出てくるパレード、あれはニューヨークで毎年行われている「Thanksgivingパレード」がモデルと思われます。去年行ってきたのです。うれしい。
ピカチュウはここ3年くらい連続でマンハッタンの地上数メートルをぷかぷかしてたみたいですよ。きっと今年も登場するのでは。惹かれちゃった方はぜひ11月の第3木曜日、軽率にご検討ください。
なお、鑑賞の動機はライアン・レイノルズ以外にもあって、昨今のゲームオブスローンズ疲れというですね、現代病に効くんじゃないかと思ったんですよ。ネタバレしませんけど最新話をご覧になった皆さんはこの気持ちお分りいただけるかと。
ですけどね、開始早々リザードンがドラカリスしてきたのでだめでした。
皆さん、諦めましょう。
あーあと、あのお父さんは超アリでしたね。あのお父さんならアリだ。納得のいくお父さんでした。
(2019年49本目/劇場鑑賞)