これ、すごい覚えてるんですよね。というのも、観れなかったことを。ちょうど一年前の今頃、確かテレビで斎藤工がおすすめしてて、無性にビビッときたからこれは観なくちゃと思っていたのに「レッド・スパロー」あたりにかまけていたら結局観そびれてしまって。ようやく観ました。
感想
好き! 好き!! 誰がなんと言おうと好き!!!
というわけでやはり好きでした。興行的にはコケたみたいだけど、いやいや、個人的にアカデミー楽しい賞を贈りたいです。この映画の「よさみ」ポイントを画像多めでアピールするのでビビッときたら観てください。
よさみポイント① 映像体験の往復ビンタ
カラフルで、なんでもありな遠未来のお話。無条件で好きなわけじゃないし、それこそ同じリュック・ベッソン監督の「フィフス・エレメント」は全然ピンとこなかった人なのですが、これはなんかいろいろとストライク。
いきなりこんな「THE ケレン味」。ていうかこの車、見たことある。
かと思えばドSFな船団やらスペースコロニーやらが登場したり。
異様なスケールのなか「アバター」的な人たちが現れたり。
ビーチでバカンス、からの宇宙船内、からのよその星、からのVRワールド等々、もうとにかく「映像体験ッ! 映像体験ッッ!!」と往復ビンタかまされてるような、そんな映画です。よさみあり。
よさみポイント② 主人公ふたりが好き
単純に、好き。
この一枚を見てもらえればもう立場関係は一目瞭然だと思うんですけども。どう考えても右の彼女のほうが強いですね。
本作どういうお話かっていうと、ヴァレリアンとローレリーヌっていう男女の捜査官コンビがかくかくしかじか宇宙の平和を守るわけです。
ただそれはでっかいスケールで見た場合の話で、クローズアップしてみると「ねえ俺と結婚してよ」「はァ?」ていう痴話なやりとりが繰り返されてるだけのすげえどうでもいい映画なんです。そこがいい。
口を開けば求婚してくる典型的チャラ男、ヴァレリアン。こやつの「レオナルド・ディカプリオを小池徹平とウエンツで割ったような顔」が好き。その甘いマスクからは予想できない渋めのボイスも好き。
そんな彼から発されるゾッコンな眼差しを全てはね返すのが、こちらのローレリーヌ。ツンデレというよりほぼツン。有無を言わせぬその眉毛が最高に魅力的。彼女を演じるカーラ・デルヴィーニュ様、わたしもゾッコンになってしまいました。
このお方、本作では多分かなり個性を抑えたビジュアルになってると思われるんですよね。というのも、これ。
やばないすか。しかもどうやらこれ、イギリス王室の結婚式に参列したときの写真ですよ。強い。
そんなわけでこのふたりがすごい好き!なのでした。オフショットでもひたすらデルヴィーニュ様が強くて尊い。
わけあってドレス姿のローレリーヌがまた、いいんですわ。続きは本編でご覧下さい。よさみしかない。
よさみ③ 「スター・ウォーズ」との関連性
この映画を観た人は十中八九「スターウォーズっぽい」と思うはずです。さながらジャバ・ザ・ハットな「よその星の種族」たち、ミレニアム・ファルコンみたいな宇宙船、などなど。冒頭に貼った画像も、いかにもスターウォーズ。
ですが、じつは「逆」。公式な発言はないものの、本作の原作であるフランスのコミック「ヴァレリアンとローレリーヌ」が「スター・ウォーズ」に与えた影響はかなり大きいであろうと言われているのだそう。こちらの記事が大変深かったです。
とりあえず「ミレニアム・ファルコンみたいな宇宙船(笑)」ではない、ということ。それだけでもだいぶ興味深いですね、楽しいですね。好きです、そういう話。ふかみあり。
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とまあ、そんな感じで。好きな人はめちゃくちゃ好きなタイプの映画だと思うのでご賞味いただければ幸いです。
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