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主に映画の感想文を書いています

隣の女(1981)

f:id:threefivethree:20190308190851p:plain はい、トリュフォーです。じつは一度も観たことのなかったトリュフォーです。てっきり何作か観てると思っていたのですが。厳密にいうと「未知との遭遇(1977)」に役者として出演しているトリュフォーは見たことがありました。

というわけでフランス映画を代表する監督フランソワ・トリュフォーによる本作。これはですね、松本潤有村架純の「ナラタージュ(2017)」に出てくる映画です。

ナラタージュ」は、こじらせ映画オタクの男女が主役のほろ苦いラブストーリー。ビクトル・エリセ監督の「エル・スール(1983)」、成瀬巳喜男監督の「浮雲(1955)」など、劇中に登場する映画はわたし結構真面目に観てきたのです。

で、この「隣の女」もそのなかの1本。忘れた頃にTSUTAYA DISCASが送ってきてくれました。プロジェクターでひとりこの映画を観ている自分は、客観的に見ずとも完全にただのこじらせ映画オタクでした。いいの。有村架純(劇中)もこの映画好き(劇中)だからいいの。

ざっくりどんなお話かというと、理想的な「幸せな家庭」を築いていた男がおりまして、あるとき隣の空き家に夫婦が越してきました。そしたらなんとその奥さんは元カノだった。ありゃ! っていうやつです。

まあ正直、だいぶどうでもいい昼メロなんですけども。きっと多くのメロドラマに影響を与えているのでしょうね。ただこの映画がファイバリットな有村架純(劇中)はだいぶ重い。

お色気ムンムンな人妻マチルド役のファニー・アルダンってこの顔どこかで見たぞ…とモヤモヤしていたら、「8人の女たち(2002)」に出てたことが判明。

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そうだこの顔だ。変わってない…。濃い…。

(2019年27本目)

このジャケ写おしゃれで好きです。これが何なのかは観たらわかります。